守ってあげたい 19 壊れたオモチャ箱 2


 琴子は自分の部屋に戻った後…すぐに浴室に行き…シャワーを

 浴びながら…泣き崩れた…


 「ふっ…うっ…ひくっ…うっひくっうっうっう〜」涙が止まらない

 琴子は心の中で思う…どうして…?どうしてなの?なんでこんな事…

 私の事なんて…好きじゃない…のに…これもいつも意地悪なの?

 …もし…これも意地悪で…した事なら酷いよ…酷過ぎるよ!!

 
 琴子は最後まで直樹に抱かれたわけではないが…哀しかった…

 さっきの行為が 自分を好きで触れたことじゃなく…男の怖さを

 教える為に…思いやりのないKISSに…愛撫…躰に残る赤い痕跡

 そして…直樹に触れられた唇や手の感触…琴子は耐えられなくなり

 急にシャワー力を強くして泣き声がわからないようにして…

 大声で…泣いた

 次の日の朝……琴子は遼のマンションを訪ねた

 遼は最初は玄関のドアを開けた時…琴子が泣きそうになっているのを観て
 驚いたが…すぐに 

 
 「お前…泣き方…昔のまんまだな…」そう言い琴子の頭を撫でながら
  琴子の顔を観て優しく言う


 すると琴子は「りょうちゃ…ふっふえぇぇぇ〜ん」

 遼に抱きついて泣きだした…

 
 しばらくして琴子が泣きやみ…遼が琴子の為に熱いホットココアを

 入れる…遼は琴子が泣きやむまで…だだ優しく背中を撫ででくれた

 琴子は遼に謝る…「ごめんね…急に泣き出したりして…」

 遼は「いや…それより…アイツか?お前を泣かせたのは?」

 遼の言葉にビクッとして青ざめる…琴子は答えない

 遼は一言ため息をつく…そして…しばらく考えてから琴子に言う


 「そんなに……アイツとの恋が…辛いならやめるか?」

 琴子は遼の言葉に驚き…遼を見る


 そして…琴子の中では考えられない事を…口にする」


 「高校卒業したら…くるか?俺のとこ…」

 琴子は遼の言った言葉の意味を問いただす

 「りょ…りょうちゃん?そ…それっ…て…俺のとこ…ってアハハハ
  冗談きつ…」

 琴子は言葉を言おうとして遼に言葉を遮られ…抱きしめられた


 琴子はこの時…遼から信じられない言葉を聞く〜


 「7年……離れてからも…お前を忘れたこと…なかった…

  好きだ!!俺と…結婚してくれ!!」


 琴子は その言葉を聞いた時…遠い昔に…約束した記憶のように
 思えた…

 琴子はこの時…遼の腕に抱かれながら…一筋の涙が零れた…

 琴子は一瞬…直樹の名を心でつぶやく…


 入江…くん …それは空が雨に変わる瞬間のようだった…


 
 


華恋
2008年12月07日(日) 01時53分06秒 公開
■この作品の著作権は華恋さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
遼〜ついに琴子に告白〜!!ヽ(^o^)丿
直樹〜ピ〜ンチ!つうか琴子…直樹と
以前のように修復できるのかな??
(自分で書いておいて言うな)って
言われそうですけど…いまの状態…皆様
ハラハラして頂いてるでしょうか??

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はいっ!ハラハラしてますっ(><;)
楽しみにしてます☆
さおたん ■2008-12-07 22:12:29 209.85.170.136
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