すのものの「いろいろ」(その3)

新聞のなかで、署名入りで毎日書かれているのはマンガぐらいか?

1月22日付朝日新聞大阪本社版の 「創刊120周年特集 連載小説とマンガ」の中に 「紙面の目立つ場所に、署名入りで毎日書くことの緊張感や責任の重さ」 という文章が見える。 考えてみれば、 新聞のなかで署名入りで毎日書かれているのはマンガぐらいかも知れない。

1999-02-18 (4) 22:59:15 +0900

「ぺー」vs「ペー」

2月1日付朝日新聞大阪本社版家庭面 「桂あやめの艶姿ナニワ娘」 には順に 「林家ぺー師匠」 「ぺー師匠」 「ペー師匠」 「ペー師匠」 という人名が出ている。 ひらがなの「ぺ」とカタカナの「ペ」が混じっているが、 どちらが正しいのだろう?

1999-02-18 (4) 22:53:18 +0900

朝日新聞「論壇」における「へラクレス」という表記

2月1日付朝日新聞大阪本社版“主張・解説”面「論壇」 《バイアグラ承認に潜む二重基準》 の第2段落に「へラクレス」という表記が見える。 おそらく「ヘラクレス」のことだから一文字目はカタカナの「ヘ」 となるべきところなのだが、 ひらがなの「へ」になっている。

1999-02-18 (4) 22:46:27 +0900

「ピーク峠こえる」

2月5日付朝日新聞大阪本社版一面右はしの「紙面から」に、 「大雪のピーク峠こえる」と書いてある。 ピークが峠をこえるのか?

1999-02-18 (4) 22:35:00 +0900

冥王星の小惑星への“格下げ”について・その2

この件についての感じ方の違いだが、 「planet」「asteroid」のように別の単語で呼ぶ英語圏と 「惑星」「小惑星」のように「小」 の有無で差をつけている日本語圏との違いもあるに違いない。

1999-02-18 (4) 22:23:15 +0900

冥王星の小惑星への“格下げ”について

……話題になっているようだが、 日本語圏と英語圏では感じ方が違うかも知れない。 日本語では、惑星と小惑星とで名前のつけ方を変えている。 惑星は「木星」「天王星」などと最後に「星」をつけるが小惑星は 「ケレス」などと“呼び捨て”なのだ。 一方、英語では「Jupiter」「Uranus」「Ceres」と何の区別もない。 「冥王星」が小惑星に格下げになると「プルートー」になったりして。

(この“格下げ”は実は誤報だったらしい。)

1999-02-12 (5) 01:00:19 +0900

「到着同じホーム」という言い方

JR の車掌が「(乗り換えの列車は)到着同じホーム(にきます)」 という言い方をしていた。 「到着したホームと同じホーム」の意味で。

1999-02-10 (3) 03:15:01 +0900

「温度が倍」という言い方

先日ほくほく線に乗ったら一つの車両で前と後ろの温度がずいぶん違う。 後ろは 24.6 ℃だが前は 12.8 ℃だ。 隣りの隣りの席の人は「後ろの温度は前の倍だ〜」などと言っていた。

(くわしく言うと、その人は左隣の席の右隣の人であった。:-))

1999-02-10 (3) 03:12:21 +0900

猫の額 vs 猫の死体

江戸風の発音だと混同しないだろうか?

1999-02-10 (3) 03:08:49 +0900

肘枕 vs 膝枕

「肘枕」は自分の肘を枕にすることだが、 「膝枕」は他人の膝を枕にすることである。

1999-02-10 (3) 03:07:10 +0900

新明解第五版には「気持ちが悪い」という言い方が出ていない

……のに気がついた。 この場合の「気持ち」は普通の「気持ち」とは意味が違い、 身体的なものであるから別に説明が必要であろう。 岩波国語辞典は初版からこの意味の説明を載せている。 広辞苑は第三版から。 ただし「気持ち悪い」「気持ちいい」はこれらの辞書には出ていないようだ。

ついでに: 家族の一人が「元気」を見ても「元気がいい」という言い方について何の説明もない、 ということに気がついた。 この場合、「元気が悪い」という言い方はないことも注意しておく必要があろうか。

1999-01-21 (4) 02:32:01 +0900

うるう秒と試験時間

うるう秒がはいる可能性があるのは UTC の 1 月 1 日と 7 月 1 日の午前 0 時の直前だそうである。 日本では同日午前 9 時の直前にあたる。 1 月 1 日はともかく、7 月 1 日にはこの時間に試験をやっている可能性がある。 例えば 8 時 30 分から 9 時 30 分までの試験、ということだったとし、 8 時 20 分に正確に腕時計を合わせて監督を始めたとした場合、 腕時計の上では 9 時 30 分ちょうどに試験を終わらせてはならないのだ。

1999-01-21 (4) 02:24:30 +0900

腕時計の針の見やすさについて

先日、きわめて時間に正確でなければならない仕事をする機会があり、 ダイバーズウォッチと普通の腕時計を両方の腕につけてみたのだが、 一分まで正確に読もうとすると 普段ぱっと見たときに見やすいダイバーズウォッチよりも 普通の紳士用時計のほうがほんのわずかながら見やすいように思えた。 私のダイバーズウォッチが紳士物の中ではやや小ぶりであるせいかも知れない。 ほかの人の懐中時計と比べてみるとそっちのほうがさらに見やすいような気がした。

1999-01-21 (4) 02:18:03 +0900

弧度法に対する慣れについて

高校で数学の非常勤講師をしていたとき、 「π/3」などの、 弧度法による角度の表現によく慣れている生徒がいておどろいたことがある。 私自身は、「60°」ほどにはすばやく反応できない。

1999-01-21 (4) 02:08:16 +0900

もしも「物理 IC」という科目があったら

新聞でセンター試験の問題を見ていたら、 「物理 IA」とかいう科目があるようだ。 もしも「物理 IC」という科目があったら、 「ぶつりいちシー」なのか「ぶつりきゅうじゅうきゅう」 なのかわからなくて困るであろう。 いや、「ぶつりアイシー」と読むのかも知れないぞ。

1999-01-19 (2) 17:50:56 +0900

上の「ぶつりきゅうじゅうきゅう」は、「九十九」をローマ数字で 「IC」と書くこともあると誤って理解していたために書いたものである。

2008-08-10 (0) 22:22:47 +0900

Tコードで、最上段以外の「右左打ち」で打てる最大の“漢数字”は?

私は、日本語入力のメインとして「Tコード」 という無連想式2ストローク入力法を用いています。 その説明はきょうは省略させてもらいますので、 これはTコードを知っている人にしかわからないクイズです。 (どうもすみません。>知らないかた)

Tコードでは、 第一ストロークを右手、 第二ストロークを左手で打つ組み合わせのうち、 最上段のキーを使わないものに最も出現頻度の高い文字たちを割り当てています。 その中には「一二三」「十百千」などの“漢数字”が含まれていますが、 そのうちで最も大きな数を表わす漢数字は何でしょう?

(“漢数字”としたのは、 厳密に言えば「百」などは漢数字に含まれないとする説があるからである。 例えば新明解国語辞典第五版の「漢数字」を参照。)

1999-01-19 (2) 17:50:30 +0900

新明解国語辞典第五版(小型版)を購入

数日前、 菜摘ひかる「池袋イメクラ日記」(二見書房)を読んでいて 1998年3月8日の 「新宿の紀伊國屋書店にて、『新明解国語辞典』の小型版を購入」 のくだりで猛烈に同辞典が欲しくなったものの、 仕事の都合でここ二三日間本屋さんに行けず。 気持ちの高ぶる中、本日ようやく入手した。

この辞書は「恋愛」とかのユニークな語釈で最近有名になったが、 私にとってはそれよりも dictionnaire du français contemporain (の日本国内で出たリプリント版) を思わせるこのサイズが魅力だ。 このクラスの国語辞典でここまで小さいものは他にないのではないか。 岩波は第三版から大きくなっちゃったし。

参考: 「菜摘ひかるの×性的冒険」

1999-01-18 (1) 22:59:40 +0900

参考サイト名に伏せ字を設けました。 この伏せ字はもともとは零文字以上からなる文字列でした。

2004-04-27 (2) 19:28:59 +0900

センター試験の国語の問題についての雑感

新聞で大学入試センター試験の国語の問題を見てみたら、 現代文には小説が出題されていた。 小説は言語を用いた娯楽の一つ、と私は考えている。 大学で勉強するのに十分な日本語の知識を持っているかどうかのテストには、 小説以外の文章のほうがよいと私は思う。 例えば、 架空の試験の受験者心得の文章を読ませて 「次の中から、心得に反している服装をしている者を選べ」 「次の中で、試験本部に出頭しなければならないのはどの場合か」と尋ねるとか。

1999-01-18 (1) 18:38:23 +0900

新しい往復はがきのデザイン

8日付朝日新聞大阪本社版社会面に 「往信・返信 分かりやすく/往復はがき来月から」 という記事が出ている。 現行のは同じ大きさ・形の長方形の中に「往信」「返信」 と書かれているだけの違いなのでわかりにくいという声があり、 それでデザインを変えるらしい。 写真によると新しいデザインの往信は黒地で右向きの矢印の中に白字で 「往信」と書かれ、 返信はその矢印が右端で手前に折り曲げられて左向きの矢印となり裏から表われた白地の中に黒字で「返信」と書かれている。 (「黒」というのは新聞上で黒という意味であり、 実際の色はわからない。)

私には、 新しいデザインもどっちがどっちかはっきりしないように思える。 往信のときは返信の分のはがきもついているので返信のときの“倍” だけあるわけだが、 デザイン上で矢印が“倍”だけあるのは返信のほうなのだ。 なんだか、一人よがりのアイコンに似ているような気がした。 私だったら、 「往信」「返信」の代わりに大きな文字で「ゆき」「かえり」と書くだろうなあ。

1999-01-16 (6) 21:48:19 +0900

アクセント付き文字の MIME 表現がわかった

もしも八犬士の一人「犬川荘助義任」がメールツールを使うとしよう。 発信人名を(いわゆる)日本語表記で設定すると MIME に対応していない受取人に見えるのは =?ISO-2022-JP?B?GyRCOCRAbkFxPXU1QUckGyhK?= であり、なんのことだか全くわからない。 ローマ字で書こうとすると、 普通には「^」のついた「o」は表現できないので 「Inukawa Sosuke Yosito」「Inukawa sohsuke Yositoh」などとせざるをえない。 ヨーロッパの英語以外の言語はたいていアクセント記号のついた文字を使用するので、 ある種のコード体系にはそれらが含まれているはずだ、 それらは HTML ではどうやって表現するのだろう、 日本語の MIME のようなものもあるに違いない、 と前々から考えていたが、やっとわかった。 (以下の報告は、私のマシンでの実験結果に過ぎないので、 ソフトウェアのバージョン等によっては同じにはゆかないかも知れない。)

Yahoo で検索したフランスやスペインなどのページを見てみて、 アクセント付き文字の表現方法には二通りあることに気づいた。 一つは HTML で決まっているところの & で始まる文字列を使う方法、 もう一つは非 ASCII 文字を使う方法だ。 後者を Internet Explorer で表示させるには、 文字コードを「日本語(自動判別)」「日本語(JIS)」などから選ぶところで 「欧文(Windows-1252)」を選ぶ。 数値と文字の関係は ISO-8859-1 に従っているらしい。

一方、家族の一人から聞いた話によると、 普通の 98 + Win95 でも英語以外のキーボード配列が使えるそうだ。 やってみると、次の通りである。

まず、「コントロールパネル」内の「キーボード」を選び、 「言語」の「追加」で「英語(U.S.)」を選ぶ。 それから「プロパティ」の「キーボードレイアウト」を 「フランス語」や「スペイン語」に。 これで「OK」を押すと、 タスクバー内の IME のアイコンをクリックするか「言語の切り替え」 キーを押すことでキーボードが切り替えられるようになる。

 ※ 言語そのものをフランス語やスペイン語にしようとすると 「システムが現在使っている文字セット(コードページ)と合わないため、 標準の言語を変更できませんでした。 ほかの言語を選んでください」と出て拒否されてしまう。 なぜだろう?

次はいよいよアクセント付き文字を含む文字列の MIME 表現を調べる段階だ。 それには次のようにすればよい。

Internet Mail を立ち上げ、 「表示」の中の「言語」で「西ヨーロッパ言語」を選ぶ。 メール作成ウィンドウを開き、 「件名」のところにカーソルを移動する。 ここでキーボードをさっき設定した配列に切り換えて適当にキーを打つと、 それがアクセント付き文字だった場合、その通りに画面にも表示される。 「ファイル」「閉じる」でこのウィンドウを閉じようとすると 「保存しますか」と聞いてくるので 「はい」と答えるとなぜか受信トレイにはいる。 「ファイル」の中の「名前を付けて保存」を実行し、 それをテキストエディタで読めば MIME 表現がわかるわけだ。

 ※  「件名」だけでなく本文を打ち込む枠の中にもアクセント付き文字が打ち込める。 「メモ帳」などと違ってマルチリンガルになっているのだろう。

その結果、どうやら MIME 化の規則は次のようなものらしい、とわかった。

「=?ISO-8859-1?Q?」と「?=」の間に文字列を

よって、「犬川荘助義任」は =?ISO-8859-1?Q?Inukawa_S=F4suke_Yosit=F4?= となる。

 ※ ただし、 私の手元の環境では発信人名をこう設定するとなぜかメールが送れなかったりする。 しかし最後にスペースをつけて =?ISO-8859-1?Q?Inukawa_S=F4suke_Yosit=F4_?= とすれば OK だ。

ところで、 この文字列をメールツールの自分の名前の欄に書き込み、 本文を(いわゆる)日本語で書いてメールを送ると、 差出人名は ISO-8859-1 で MIME 化され、 本文は(いわゆる)日本語、というごちゃまぜになってしまう。 これでもいいんだろうか? さらに、Subject を(いわゆる)日本語で書いて ISO-2022-JP で MIME 化して送ったりしてもいいんだろうか?

(付)同様にして、 中央ヨーロッパ言語(ISO) は ISO-8859-2, 中央ヨーロッパ言語(Windows) は Windows-1250, キリル語(KOI8-R) は KOI8-R, キリル語(Windows) は Windows-1251, ギリシア語(ISO) は ISO-8859-7, ギリシア語(Windows) は Windows-1253 を含む文字列で MIME 化されるらしいとわかったが、 Internet Mail はキリル文字やギリシア文字を表示するようにはなっていないらしい。

1999-01-16 (6) 00:27:00 +0900

“部分的”に MIME を利用していいのか?

私が普段メールを発信している環境は MIME に対応していないので、 Subject が「=?ISO-2022-JP?B?GyRCIUQhRBsoSg==?=」のように MIME 化されたメールをもらった場合、 一応“解読”はするが、 返事を書くときはこの MIME 化された文字列の前に「Re:」をつけたものを Subject にして送ってしまうことが多い。 これは正しいのだろうか? 一回(いわゆる)日本語に直してから Re: をつけ、 全体を MIME 化するのが正しいのだろうか? (ちなみに、最初にあげた Subject の例は「……」である。)

さらに極端にすれば、犬川荘助が From: を 「Inukawa S=?ISO-8859-1?Q?=F4?=suke」 のように書くことも考えられる。 これだと、このまま見ても Inukawa のあたりは読めるので便利な気もするが。

1999-01-16 (6) 00:10:00 +0900

「新成人」という考え方は数え年と似ている

「成人の日」には 「新成人のみなさん、成人おめでとう」というあいさつがよく聞かれるが、 現在の日本の法律では満二十歳で成人となるのであって、 「成人の日」をもって成人となるわけではない。 けさの朝日新聞大阪本社版総合面の「新成人4万人減る」によると 「新成人」は《十五日現在で二十歳の人》と定義されている。 一方、「成人の日」は小正月(こしょうがつ)に当たるそうだ。 ということは、 「新成人」はその小正月から一年が始まると考えて数えで二十二になった人、 にほぼ等しい。 こんなところに数え年に似た考え方が生き残っていたのか、 と思うとちょっと興味深い。

(「ほぼ」とつけ加えたのは、 今年は 1978 年 01 月 17 日から 1979 年 01 月 16 日までに生まれた人が 「新成人」になるからだ。 「年齢計算ニ関スル法律」により、 法律上は常識とは違って誕生日の前日に年をとることに注意。)

1999-01-15 (5) 23:51:24 +0900

来年以降の「新成人」の定義について

けさの朝日新聞大阪本社版総合面に「新成人4万人減る」 という記事が出ている。 《総務庁は十五日の「成人の日」を前に、 新成人(十五日現在で二十歳の人)の推計人口を発表した》 ということなのだが、 (確か)来年からは成人の日は移動祝日になる。 来年は10日のはずだ。 来年の「新成人」は「10日現在で二十歳の人」となるのだろうか? もしそうなら、1979 年 01 月 12 日に生まれた人は今年も新成人、 来年も新成人だ。 それとも「新成人」は今後も十五日現在でゆくのだろうか?

1999-01-15 (5) 23:31:39 +0900

WinNT の壁紙で“あぶな”かった話

職場の WinNT マシンで Netscape を最大化して作業していたら二人の女子学生が質問にきた。 マシンはそのままにして答えていたのだが、 何分かしてカラカラとハードディスクのアクセス音がし、 見ると全ウィンドウが消えて“あぶない”壁紙が一瞬現われた。 このマシンは、スクリーンセーバが動き出すときに一瞬そうなるのだった。 二人とも気づかなかったみたいだからよかったけど。

1999-01-12 (2) 02:40:00 +0900

JIS コードで書かれた、JIS コードらしくないテキスト

簡単なプログラムを書いていわゆる全角文字の一覧を JIS コードで出力させたのだが、 できたものを見るとなんだか JIS コードらしくない。 普段見かける JIS コードで書かれたファイルにはもっともっと多くの 「$」が含まれているのだ。 “プログラムを間違えたかな”と思ったが、 「$」が目につくのはひらがなの1バイト目が「$」だからだ、と気づいた。 ちなみに「$$」となるのは「い」だ。

1999-01-09 (6) 17:32:47 +0900

「全射」「単射」の読み方について

数学で“集合と写像”について習うと必ず出てくる「全射」「単射」は当然 「ゼンシャ」「タンシャ」と読むのだが、 漢字辞典などで「射」を調べると「シャ」のほかに「セキ」という音がある。 例えば岩波新漢語辞典では最初にあがっている音は「シャ」「ジャ」だけだが、 4番目に「ねらってあてる。利益をねらう」 という意味が出ていて、 「(4) は、もと「セキ」とよむ」と補足がしてあるのだ。 1〜3番目は“放つ、打つ、発する”といった意味だから何かの出る側に関係し、 4番目の「あてる」は何かのあたる側に関係しているといえよう。 これら二つはよく考えてみれば全く別の概念だ。

だから、「全射」が「すべてにあてる」の意味だとしたら、 もしかしたら「ゼンセキ」が正しいのかも知れない。 じゃあ「単射」は? と聞かれるとよく考えていないのでわからない。 定義域のひとつの元だけが値域のその元を「ねらって」 いると考えればやはり「タンセキ」かも知れないが、 「ねらう」の意味の「射」を含む漢語もいまでは「射的」「射幸心」のように 「シャ」と読むのが普通になっているので、 この一文はあくまで戯れと思って読み流していただきたい。

1999-01-04 (1) 18:36:18 +0900

北鉄バスの掲示物における「ダイヤ」の用法について

北鉄バスが「ダイヤ」を個々の「便」の意味で使っている話は前に書いたと思うが、 最近、バス停で 「下記のとおり学期休みダイヤになる便がございますので」 という掲示を見てますますわからなくなった。 同じ掲示に 「学期休み期間運休するダイヤ」 「学期休み期間のみ運行するダイヤ」 (の時刻表におけるマークはこれこれ) と書いてあったり、 「学期休みダイヤ期間」とあったりして、 どうカン違いしているかもわからない状態。

1999-01-04 (1) 18:04:00 +0900

E.T vs E.T.

1日付朝日新聞大阪本社版第2部(テレビ・ラジオ) の5面の普通の番組表の中では「E・T」、 23面の映画紹介の本文では「E・T・」、 一覧表の中では「E.T.」となっている。

1999-01-01 (6) 00:35:22 +0900

朝日新聞コラム「キュー」の誤字

1日付朝日新聞大阪本社版第2部(テレビ・ラジオ)のコラム「キュー」 の誤字はタイトルの「可愛いさよりカッコよさ」。 「可愛い」で「かわいい」だからこれじゃ「かわいいさ」だ。

1999-01-02 (6) 00:31:00 +0900

「朱玉の名曲」

金沢市の中心、香林坊にある109のプレイガイドに 「クロード・チアリディナーショー」のチラシが貼ってあったが、 その中に「朱玉の名曲」という句が見えた。 それを言うなら「珠玉の名曲」でしょうが。 これじゃなんだか福引の残念賞の赤玉みたい。

1998-12-31 (4) 22:57:48 +0900

ユーロあす登場

……という見出しがけさの朝日新聞大阪本社版第一面に出ていた。 ユーロが効力をもつのは「各導入国の現地時間一日午前零時」だそうだ。 参加国のうちで UTC と同じタイムゾーンに属するのはポルトガルとアイルランド。 これらの国では、うるう秒のため、 きょうの 23 時 59 分 59 秒の 2 秒後が一日の 0 時 0 分 0 秒となる。 “フライング”しないよう注意が必要かも知れない。

1998-12-31 (4) 14:03:18 +0900

ヒゲ剃り中に鼻から息を吸い込んでむせてしまう“事故”について

私はヒゲは電気カミソリで剃るのだが、 最近ヒゲ剃り中に鼻から息を吸い込んでヒゲのくずでむせてしまうという “事故”が数回起こっている。 トシのせいかとも思ったのだが、きょう理由がわかった。 それは、口ヒゲのせいである。 口ヒゲがなければカミソリを口ヒゲの生えるあたり全体に渡って上下させて剃るから、 カミソリが低い位置、すなわち鼻から遠いところにあるとき息を吸い込み、 高い位置、すなわち鼻に近い位置にあるとき息を吐き出せばこの事故は起こらない。 おそらく私は無意識のうちにそうやっていたのだ。 それに対し、 いまは口ヒゲがあるので口ヒゲの上にしてかつ鼻の下であるところの部分だけを剃る。 よって、カミソリが鼻から離れないので、くずを吸い込んでしまうのだ。

1998-12-31 (4) 02:48:10 +0900

1998 年バイロイト音楽祭《ジークフリート》の「鍛冶の歌」のハンマー

年末に NHK の FM でその年のバイロイト音楽祭が放送される。 ここ数年、《ジークフリート》の「鍛冶の歌」 だけを録音してハンマーの打ち方が楽譜と合っているかを確認するのが習慣になってしまった。これをやらないとお正月がこないのだ。

今年の放送(29日)でははっきりわかる間違いは3カ所。 最初の Hahai! の -hai に重なる一発を打っていない。 stellst du auch grimm dich und gram! の次の Heiaho, haha, haheiaha! と重なる最初の一発は -hei- に重ねるのではなくその前の haha の ha- に重ねるのが正しい。 その少しあと、werde kalt は kalt に重ねるのではなく wer- に重ねるのが正しい。

なお、強弱の打ち分け、最後のほうの付点音符のリズム、 などは叩いているのが専門の打楽器奏者ではないのだから、 と考えて細かくは“採点”しないことにしている。

P.S. 今年は毒物に関連する事件がいくつもあっただけに、 聴いていてちょっと複雑な気持ちでした。

1998-12-31 (4) 02:45:37 +0900

新郵便番号簿について

年賀状を出すにあたって7ケタの新郵便番号を「ぽすたるガイド」で調べた際、 次のようなケースがあることに気づいた。 「**本町」は載っていないが「**」は出ていた場合、 「**」「本町」と切れると考えればその番号を書くことになるし、 切れないと考えれば「以下に記載がない場合」の番号を書くことになる。 その区別はどうやってすればよいのだろう?

1998-12-30 (3) 20:58:03 +0900

「全ての人はハゲである」を数学的帰納法で証明する

全ての自然数 n に対し命題「髪の毛が n 本ある人はハゲである」を証明する。 第一段:n = 0 のときは この命題は「髪の毛が 0 本ある人はハゲである」となり、 自明に成立する。 第二段:n = k で正しいとすると、 「髪の毛が k 本ある人はハゲである」が成立する。 ハゲの人に毛がもう一本はえてもやはりハゲであるから、 髪の毛が k+1 本ある人もハゲである。 よって n = k+1 のときも命題は成立する。 以上の第一段と第二段より、 数学的帰納法により全ての n に対し命題は成立する。[証明了]

……というジョークがあるが、現実にハゲでない人が存在する。 この“矛盾”から言えることは「誰々はハゲである」は数学的命題でない、 ということだろう。

1998-12-30 (3) 20:50:05 +0900

画像を“キャラ絵”にする際の“テストパターン”

キャラクタだけをつかってテキストファイルで画像を表わす際には、 どの文字がどのくらいの濃さで表示されるかを調べる必要がある。 そのためにつくったもの。

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1998-12-30 (3) 15:08:42 +0900

文字通り vs 言葉通り

「文字通り」と言う場合のほとんどは「言葉通り」の意味である。

1998-12-28 (2) 23:02:07 +0900

「ユーロ」登場秒読み

……という見出しが29日付朝日新聞大阪本社版経済面に出ている。 「あと三日で」とあるので来年の1月1日だろうか。 1日の何時に登場するかは知らないのだが、 もし UTC の 0 時だとするとその前にうるう秒がはいる。 秒読みの際には御注意を。

(って言ったって、 この「秒読み」が文字通りの「秒」読みでないことはわかってます。)

1998-12-29 (2) 22:59:47 +0900

「インターネットを接続した形跡があることから」

26日の朝日新聞大阪本社版第一面に 「宅配毒物飲み女性自殺」という記事が出ているが、 その中に 「インターネットを接続した形跡があることから」 という句がある。 普通のユーザが自分のパソコンで(いわゆる)インターネットをする場合は 「インターネットに接続」 というのが普通ではないか? 「インターネットを接続」 というと光ケーブルとかイーサネットを張りめぐらす作業をするように感じる。

余談だが、同記事には 「この男性は今月十五日に自宅二階で死んでいた。 すでに火葬されているが」 という句もあり、 死亡から十日ほどしか経っていないことを考えると、 荼毘には付したがまだお墓には納めていないような気がする。 この場合でも「火葬」と言うのが妥当なのだから、 広辞苑の説明はちょっと違うような。

1998-12-28 (1) 01:43:32 +0900

N響アワーでベートーベンの弦楽四重奏曲第 14 番をやっていたが

……、第6楽章の、 ビオラが主旋律を演奏するところでカメラがビオラを全く撮していなかった。 26日午後8時から教育テレビで放送されたもの。

1998-12-28 (1) 01:37:20 +0900

'98 人気の名前

26日の朝日新聞大阪本社版社会面に 「'98 人気の名前」という記事が出ている。 《1998 年に生まれた赤ちゃんで最も多かった名前は》 という書き出しで始まっているが本文をよく読むとこれは明治生命の調査で、 同社の保険にはいった男の子 7561 人、 女の子 7057 人を対象に調査したものにすぎないことがわかる。 1998 年に生まれた赤ちゃんが何人いるかは私は知らないが、 センター試験を受けるのが何十万人だったと思うから、 ごく一部しか調べていないことは間違いない。

1998-12-28 (1) 01:30:06 +0900

テストメールにも名前を書こう

メール転送などの設定をしたあと、 実験のためテストメールを送ることがある。 そんなとき、 本文には何も書かなかったり「test」とだけ書いたりするが、 テストだからこそ「これは私個人のテストメールです」 などと書いて自分の名前を添えておかないと、 全く関係ない人に間違って着いた場合に相手を不思議がらせてしまうのではないか?

1998-12-28 (1) 01:03:07 +0900

中高入試の“難問”

27日朝日新聞大阪本社版社会面に 「国立中・高校/6割、入試に難問」という記事が出ている。 「国立の高校入試・数学では、 例題のように、 高校の数学Aで習う三乗の展開公式を使っても難しい問題が出ていた」 という例題は次のようなものだった。 (原文のかけ算の記号「×」は「X」とまぎらわしいので「*」に変えて引用した。)

【問題】 123123 のように、 3けたの同じ整数を2つ並べて6けたの整数を作ると、 ある素数で必ず割り切れるという。 この素数をすべて求めなさい。

なお、x³ + 1 = (x + 1)(x² - x + 1) を利用することもできる。

【解答】 3けたの数を X とすると、 X を2つ並べた6けたの整数は 1000X + X と表せる。

1000X + X = (10³ + 1)X = (10+1)(10²-10+1)X = 11 * 91 * X = 11 * (7 * 13) X

答え 7、11、13

「1000X + X = 1001 X = 7 * 11 * 13 X」とすれば 7, 11, 13 が答えであることはヒントの公式を使わなくてもすぐ言える。 記事中の「高校の数学Aで習う三乗の展開公式を使っても難しい問題」 という指摘は意味がわからない。 「……を使うとかえって難しい問題」ならわかるが。

(厳密に言えばほかの素数が答えでないことを言わねばならないが、 素因数分解の一意性は中学で(証明は抜きであろうが)習っているだろうから、 「3けたの自然数全てに共通の約数は 1 だけである」を言えばよい。 このことはほとんど明らかだが、説明したければ 「100 と 101 の最大公約数をユークリッドの互除法で求めれば 1」とか 「256 (2 の 8 乗)と 125 (5 の 3 乗)に共通の約数は 1 のみ」 などとすればよいだろう。)

1998-12-27 (0) 21:50:03 +0900

「火葬」の定義

広辞苑第四版で「火葬」をひくと 「死体を焼き、骨を拾って葬ること。荼毘」 と説明してあるが、 これだと墓に遺骨を納めることまで含むように読める。 私は「骨を墓に納めるために死体を焼くこと」だと思っていたのだが。

(身近なある人の指摘によると「火葬」と「荼毘」はイコールではない。 新聞などが、 海外で亡くなった日本人について「すでに現地で荼毘に付した」 と伝えることがあるが、「すでに現地で火葬した」とは言わないからだ。)

1998-12-27 (0) 01:56:24 +0900

「川の岩場で左腕発見」

……という新聞記事の話を以前書いたが、 身近なある人の指摘によるとこれは「川の岩場で左腕投手を発見した」 という意味でありえなくもない。

1998-12-27 (0) 01:37:58 +0900

「物理学科」の読みかた

ちょっと前に学部の忘年会の司会をすることになり、 原稿を用意したのだが、当日になって 「物理学科」は「ぶつりがくか」なのか「ぶつりがっか」なのか不安になった。 「物理」+「学科」と分ければ後者だろうが、 同じように分けるとしたら「数学科」は「数」+「学科」になってしまう。 これではおかしい。 「数学科」が「数学」+「科」だとすると「すうがくか」と読むべきで、 「すうがっか」は正式ではないと思う。 だとすると「物理学科」も「物理学」+「科」としたくなり、 読みは「ぶつりがくか」になる。 アクセントも、「ぶつりがっか」の「低高高高低低」ではなく 「低高高高高高」とならざるを得ない。 (お医者さんの「放射線科」と同じアクセントである。)

大学の学科名を、 「学科」 を取り去っても意味をなすものとなさないもので分類してみると面白いかも知れない。 後者は「数学科」のほかに「化学科」「地学科」「情報科学科」など。 「心理学科」は「学科」をとって「心理」 としても意味はあるが学問分野の名前ではなくなるのでちょっと例外。

1998-12-25 (5) 02:25:44 +0900

「〜さえすればよい」の前には動詞の何形がくるか? はどう調べるか?

……ってことなんですけど、普通の辞書だとどう調べればいいのでしょう? 答えは、「書きさえすればよい」から考えるとおそらく連用形なんですけど。

1998-12-25 (5) 02:13:44 +0900

無印良品における「お買上額」という語の使い方

金沢の“無印良品”のレジの機械には、上から三段で 「商品合計」「消費税〓」「お買上額」が表示される。 私は、お店の人が「1000 円のお買上げ」という場合は 「あなたは 1000 円の価値のあるものをもってゆこうとしている」 という意味だから税抜き価格に使うべきであり、 その「買い上げる」 という行為に対してかけられる消費税をお店があずかるのだと思うのだが、 最近はこのように「支払うべき合計金額」という意味で使われているようだ。

「〓」は字が乱れて読めなくなってしまい一字不明。 表示が消えないよう急いでメモしたためだ。 「等」だったかも知れない。

1998-12-25 (5) 02:05:41 +0900

この項目にはタイムスタンプがなかったので、 前後の項目のちょうど中間の時刻を振っておいた。

2004-04-27 (2) 19:21:40 +0900

Sanderling のベートーベン交響曲全集のつめ込みはすごい

Sanderling のベートーベン交響曲全集は CD 5 枚組で、 輸入盤だと 2380 円というまるで CD 1 枚分ぐらいの値段だが、 つめ込みかたがすごい。 第 1 番は第 3 楽章までが 1 枚目の先頭にはいっていて、 第 4 楽章は第 9 番を収めた 5 枚目の冒頭にはいっているのだ。 こんな入れかたは初めて見た。

1998-12-25 (5) 01:57:38 +0900

学期末ダイヤ vs 学期休みダイヤ

金沢を走る北鉄バスの時刻表には「学期末ダイヤ」 という言葉が使われているが、 この冬、いよいよそのシーズンになってバス内に張り出された紙には 「学期休みダイヤ」と書かれている。 よくわからない。

1998-12-25 (5) 01:53:57 +0900

「十」の現代かなづかいは「とお」

……なのだが、 先日、金沢の香林坊にある大和デパートでやっていた「十匠会」 という団体の展示会では「とうしょうかい」とふりがなを振っていた。

1998-12-25 (5) 01:49:03 +0900

C コンパイラのライブラリ関数はうるう秒対応か?

来年の元日はうるう秒があるそうなので、 この機会に身の回わりの C コンパイラの時刻関連関数はうるう秒対応かどうか調べてみました。

#include <stdio.h>
#include <time.h>

main() {
    time_t now;
    int sec_now;
    struct tm epock;    /* the Epock */

    time(&now);
    sec_now = gmtime(&now)->tm_sec;

    epock.tm_sec = 0; epock.tm_min = 0; epock.tm_hour = 9;
    epock.tm_mday = 1; epock.tm_mon = 0; epock.tm_year = 70;
    epock.tm_isdst = 0;

    printf("%lu\n",
        ((unsigned long) difftime(now, mktime(&epock)) - sec_now) % 60);
}
このプログラムが 0 を出力すれば、 ライブラリ関数はうるう秒に対応していないと思われます。 (実施開始からいままでに挿入されたうるう秒の総和は 21 秒だそうです。) 身の回わりのマシンで試したところどれも対応していませんでした。

1998-12-25 (5) 01:43:19 +0900

2000 年 1 月 1 日以外の“危ない日付”

16日付朝日新聞大阪本社版科学面の 2000 年問題に関連する記事に、 2000 年 1 月 1 日以外の危ない日付として、 2079 年 1 月 1 日のマイクロソフト・エクセル 95 が使用不能、とか 2100 年 1 月 1 日の MS-DOS が使用不能、とかがあがっているが、 これらのソフトの現バージョンがそのころまで使われているとはとても思えない。

どうせ私はそれまで生きていないだろうし、 「彼は、自分の在世中は平和と安定が続くのではないかと思っていた (列王記下 20.19)」って感じかな。

1998-12-25 (5) 00:44:57 +0900

電話番号 06-666-6666 は使われていないのか

06 地域の市内局番変更の広告が新聞に出ているが、 「1月1日午前2時までは、市内局番のアタマに 「6」をつけてダイヤルされますと、 間違ったところにつながりますのでご注意ください」 とのことだ。 ということは 06-666-6666 という電話番号は使われていないのだろうか?

1998-12-25 (5) 00:36:01 +0900

燭火でむかえるクリスマス

クリスマスイブに、 電灯を消してロウソクだけで時間を過ごしてみると、 昔の人はこんな暗い中で暮らしていたんだなあ、と感じたりする。

燭火礼拝のあと、ロウソクを消して電灯をつけると 「ああ、明るい」とホッとするが、 本来は部屋を明るくするためのロウソクが、 逆に部屋を暗くするための“小道具”に使われていたようで面白い。

「いと高き處には栄光、神にあれ。 地には平和、主の悦び給ふ人にあれ(ルカ 2.14)」

1998-12-24 (4) 18:59:40 +0900

元旦 vs 元日

「元旦」は「元日の朝」が本来の意味なのだが、 「旦」の字と「日」の字が似ていることもあり、 「元日」と混同される場合がある。 ASCII 一月号 63 ページの EPSON の広告で、 サポート受け付けが「元旦を除く」となっているのもそうだろう。 ちなみに、 「旦」の字は太陽が地平線に現われたさまを表わしているそうである。

1998-12-22 (2) 18:58:46 +0900

治部煮はカモ肉と鶏肉で別メニューになっている場合がある

金沢の料理「治部煮」は本来はカモを使うらしいが、 鶏肉を使ったものもあり、 別々のメニューになって異なった値段がついていることがある。 もちろん、カモのほうが高価であるが、ぜひそちらをお試しいただきたい。

1998-12-21 (1) 03:06:58 +0900

きつねうどんは「キツネは使用しておりません」と断らなくてよいのか

……と思ったことがあるが、 使わないことが慣習となっているものは断らなくてよいのだと思う。 「鴨南蛮」と称しておきながらカモの代わりに鶏肉を使うのはこれとは違う。

1998-12-21 (1) 03:02:29 +0900

2000 年以降の年の略記法について

1998 年は略して書けば「98 年」となるが、 2000 年以降はどう書くのだろう? 「00 年」「01 年」……のようにするのだろうか? というのは以前にも考えたのだが、 この書き方だと 2010 年が「10 年」となり、 「平成 10 年」と誤解される可能性がある。 昭和 YY 年は 19YY 年と 25 年ずれていたが、 平成 YY 年は 20YY 年と 12 年しか違わないので、 より混同されやすいと思う。

1998-12-21 (1) 02:45:44 +0900

2000 年問題は扱える日付の範囲をよく考えなかっただけのことでは

いま話題になっているコンピュータの 2000 年問題というのは、 単に 「プログラム作成時に扱える日付の範囲をよく考えておかなかった」 というだけのことではないか。 「2000 年問題」と呼ぶから、 世紀末とか新しい千年紀の始まりとかと関連して大問題のような気がするが。

1998-12-21 (1) 02:36:41 +0900

well-... をどう訳すか

well-defined は数学にはよく出てくる用語だが、 これにあたる適当な日本語がない。 well-ordered set を「整列集合」と訳すのは別の語をもってきてあてた感じ。 数学用語ではないが well-tempered を「平均律の」とするのも同様だ。 well- にあたる適当な漢語がないせいかも。

1998-12-21 (1) 02:28:45 +0900

min や max の well-defined 性は示さなくてよいか

普通には min(a,b) は 「a, b のうちの小さいほう」と説明するが、 厳密には a と b が等しい場合も考えに入れて 「a, b のうちの大きくないほう」と定義する。 この場合、 この定義が well-defined であると一言ふれねばなるまい。 max についても同様。

1998-12-21 (1) 02:16:48 +0900

「世界名作選」の“復刊”について

きのうの朝日新聞大阪本社版2面に出ていた新潮社の広告に 日本少国民文庫 山本有三編「世界名作選」(一)(二)が 「待望の復刊」と書かれている。 書店で手に取ったところ、 活字は昔風のものを使っているが現代かなづかいに直してあった。 岩波文庫が「復刊」というときと言葉の意味が違うようだ。

1998-12-21 (1) 02:10:21 +0900

28 年でカレンダーが元に戻る

1901 年から 2099 年まではうるう年が 4 年ごとにやってくる。 平年の日数は 365 日だから 7 で割ると 1 余る。 うるう年はそれに 1 を加えて 2 余ることになる。 よって 4 年間で曜日は 5 だけ進む。 5 は 7 と互いに素なので、 28 年で初めてカレンダーは完全に元に戻るわけだ。

もしかしたら、 28 歳、56 歳、84 歳、……の誕生日は少し盛大に祝ってもいいのかも知れない。 60 歳を還暦といって特別にお祝いするように。

1998-12-21 (1) 02:04:37 +0900

中島みゆきが国語審議会委員に

きょうの朝日新聞大阪本社版によると、 中島みゆきが国語審議会の委員になるそうだ。 現在の国語審議会はその答申が言葉の規範とみなされることと、 彼女の歌詞の日本語が破格の言い方を多く含むことを考えると、 この人選は理解できない感じがする。

一例をあげると、 アルバム「36.5℃」に収められた「白鳥の歌が聴こえる」 に《かもめづたいに運んであげる》という歌詞がある。 広辞苑第五版での「づたい」の用例 「浜づたい」「線路づたい」および私の感覚からすれば、 これだと“歌い手があるカモメにつかまるか乗るかして、 そこから次のカモメまで飛び移ってまたつかまるか乗るかする、 それをくり返して運んであげる”という意味になると思う。 しかし、前後のつながりからすると決してそうではなく、 “あるカモメを媒体として、 すなわち私があるカモメに渡しそのカモメがそれをあなたに渡す” の意味で使っていると思われるのだ。

でも私は中島みゆきの歌のファンですので念のため。

1998-12-15 (2) 18:20:25 +0900

「いっしょ」

22日付朝日新聞大阪本社版社会面 「カロリー過多…日本の男性 短足になっていた」 のマンガに「なんだ! 足の長さはいっしょかぁ!?」のいうせりふが。 ここは「同じ」であって「いっしょ」ではないでしょ、 と思ったのだが、広辞苑第五版では第一の意味 「区別のないこと。同一」の例に第四版の「敵味方―にする」 に加えて「好みが―だ」があがっている。

1998-11-28 (6) 19:00:35 +0900

「Priname とやらで名刺を作ってみた」のクイズの答え

「そのあと最後にコンティニューがあったのには驚き。 10カウントダウンする間にお金を追加すれば何かができるのだが、 さてその何かとは? これを今日の問題にしておこう」 の答は、追加印刷でした。

1998-11-28 (6) 18:58:40 +0900

歌がドレミで聞こえてくるには「絶対音感」が必要か

「別冊世界 この本を読もう!」(岩波書店) 49ページの、小西聖子氏による最相葉月「絶対音感」の紹介の中に、 「歌が歌詞ではなくてドレミで聞こえてくる」という文章があるが、 この「ドレミ」が音名ではなく階名だとすると、 「ドレミ」で聞こえてくるためには絶対音感は必要ない。 そのへんがはっきりしないのが残念だ。

1998-11-17 (2) 23:16:41 +0900

「別冊世界 この本を読もう!」における「〇」の字体について

ちょっと前に岩波書店から出た「別冊世界 この本を読もう!」 の、たとえば12ページの「一〇〇万人」の「〇」 は縦にややつぶれており、 いつもの「世界」の、ほとんど完全な円である字体とは違っている。 かと思うと、67ページでは後者に近い字体が使われている。 もしかしたら、 この号は電子テキスト入稿などの普段と違う手段を用いて編集したのかも知れない。 そう思ってながめてみると、24ページで 「……。」とカギカッコを閉じる直前に「。」をつけている点も普段と違うようだ。

1998-11-17 (2) 22:52:34 +0900

「アシメトリー・ヘア」

「おしゃれヘア 1999」という雑誌の表紙の写真は吉川ひなのちゃんだが、 きょうはそれはどうでもよくって、「アシメトリー・ヘア」という語に驚いた。 確かに英語の symmetry の発音は「シンメトリー」よりは「シメトリー」に近いが、 日本語としては「シンメトリー」だと思っていたのだ。 そう思い込んでいるのは summer を「サンマー」と思い込んでいるような古い世代、 ということか。 ちなみに英語の symmetry のアクセントは最初にある。

1998-11-17 (2) 02:02:14 +0900

「……ロマリア・ジュリーニ氏」

1日付朝日新聞大阪本社版社会面に 「ジュリーニ氏引退へ」の記事が出ているが、

          世界
的なイタリア人指揮者カル
ロマリア・ジュリーニ氏
とあったのを見てあの有名なジュリーニとは別人か? と思ってしまった。ファーストネームが違うような気がしたのだ。 手元の CD カタログで調べたらあのジュリーニは記憶していた通り Carlo Maria Giulini だった。 そう思ってよく記事を見返すと「カルロ」と「マリア」が一つになっていて、 途中で改行しているだけだ。 それだけで別の名前のような気がしてしまったのだった。

1998-11-17 (2) 00:18:03 +0900

Priname とやらで名刺を作ってみた

金沢の香林坊にある大和デパート7階のおもちゃ売場の片すみに、 プリクラに隠れるようにして Priname とかいう名前の名刺を作るマシンが置かれている。 以前、向かいの109のウルトラマンワールドでも同じ機種を見たが、 それはブースカの絵がついてくるバージョン。 こっちのはキティちゃんやキキララだ。 スヌーピーがないのは残念だが、試してみた。 多分名刺を作るのはこれが生まれて始めてだと思う。

入力はタッチパネル式で、カナが五十音図のように並んでいる。 タッチを感知するとボタンの絵がくぼんだように変化するのがうまいと思った。 濁音を清音+濁音符で入力するときの濁音符がなかなか押せずにちょっとあせったが、 このボタンは小さいので他のボタンとずれて表示されるにもかかわらず、 実際に押すべき位置はずれていないのではないか。(気のせいかも。) カナ漢字変換は初心者にもわかりやすいよう工夫されている。 制限時間が上部に表示されているのだが これが半分近くになっただけで「あと半分しか残っていない!」 とあせる人は悲観的なものの見方をする人だ、と聞いたことがある。 10分ぐらいで入力終了。 フォントと字配りを四種類ぐらいの中から選んで印刷。 そのあと最後にコンティニューがあったのには驚き。 10カウントダウンする間にお金を追加すれば何かができるのだが、 さてその何かとは? これを今日の問題にしておこう。

あとで裏を見たら、 「この名刺の保有者と(株)サンリオとは一切関係ありません」 と書いてあった。 ということは、サンリオの社員が「新しい名刺だよ」 と言われてこれを配られたら、それはクビということなのだろうか。

1998-11-17 (2) 00:09:00 +0900

ホテルの新聞の謎

一カ月ほど前にホテルに泊まったとき、 私の部屋だけドアについているはずの新聞をはさむものが壊れていた。 そこで朝ドアを開けてみるとドアの下に新聞がはさまっていたと思われるのだが、 ドアを開ける前に中から見ると新聞はこちらにはみ出てなく、 とることができないのだ。 どうなっているのだろう? と泊っている間じゅう悩んだが、 最後の朝、新聞はドアに立てかけてあったのだと気がついた。

1998-11-13 (5) 01:38:29 +0900

網でない網棚

電車などのいわゆる網棚は、 最近は網でなく棒が平行に渡してあったり、 あるいは完全に底面があったりする。 その場合、窓際の席に座ると真上の自分の荷物が見えなくて不安だ。 考えてみれば、地べたに置いたかばんを底面のない網棚にあげ、 その下でべんとうを食ったりするのは不衛生な話だ。 何が落ちてくるかわからないのだから。

1998-11-13 (5) 01:32:24 +0900

「約千万円」

11日付朝日新聞大阪本社版社会面の 「女子中学生働かせる パブ元店長ら逮捕」 の記事中に 「この店では四カ月間に約千万円を使った……」 という文章がある。普通は「約一千万円を」とするのではないか?

1998-11-13 (5) 01:10:03 +0900

文語訳聖書を読み始めたらさっそくわからない語「饒に(さわに)」が

いわゆる文語訳聖書、 日本聖書協会の「舊新約聖書」は持ってはいたが、 今回初めて通読を試みた。 さっそく創世記第1章第20節によくわからない語「饒に(さわに)」が現われる。

1998-11-11 (3) 02:36:46 +0900

「32,8 万円」という表記

金沢の香林坊にある109のきもの屋さんの前を通ったら、 「32,8 万円」という値札を見かけた。 これで 328000 円ということらしい。 小数点を「,」で表わすとはフランス式か?

1998-11-09 (1) 18:35:20 +0900

「べネズエラ大使」

5日付朝日新聞大阪本社版総合面 「アイルランド大使 厚生出身の横尾氏」に 「べネズエラ大使」という誤植が見える。 ひらがなの「べ」ではなくカタカナの「ベ」が正しい。 朝日の記者が書いたと思われる文章で、 しかも(いわゆる) ワープロの誤変換が生じるとも思えない箇所での誤植は初めて見る。

1998-11-07 (6) 12:05:25 +0900

落語「妾馬(めかうま)」とモーツァルトの歌劇「魔笛」

二三日前、NHKの「ラジオ名人寄席」で「妾馬(めかうま)」を聞いた。 身分の低い男が大名の家を訪ねることになり、 はじめは勝手がわからずいろいろ失敗するが、 殿様に普段通りにやれと言われて仲間うちのような口をきくと殿様の気に入られる、 という話だ。 身分の違いを扱ってはいるが身分制度に対する批判も風刺もない話である。 しかし、“お前は何者だ”と聞かれて“人間だ”と答えるところはモーツァルトの歌劇 「魔笛」で王子タミーノに 「君はだれだ」と聞かれたパパゲーノが「おれはおまえと同じ人間だ」 と答えるシーンを連想させる。 「魔笛」はモーツァルトも入会していたフリーメーソンの影響の強い作品であり、 「人間」という語が何度も出てくるのはそのため、と聞いたことがあるが、 まさか「妾馬」の作者までフリーメーソンではあるまい。

1998-11-05 (4) 02:04:32 +0900

「純正ピッチ」とは何か

10月15日付朝日新聞大阪本社版「音楽会から」 で畑中良輔氏がスウェーデン放送合唱団について書いておられる文章に 「純正ピッチのきびしさの中から」という句がある。 これはどういうことを言っているのだろう。 最初見たときは「純正」という語から「純正律」が思い浮かんだが、 その場合は「ピッチ」という言葉を使わないはずだ。 あとのほうに「やはりピッチの保持力がすごい」とあるので、 最後までピッチが下がらないことを言うのだろうか。 しかしそれなら「純正」と形容しないだろう。 よくわからない。

1998-11-05 (4) 01:57:10 +0900

【「いろいろ(成人向け)」に移動しました】

本文ナシ

1998-11-05 (4) 01:47:48 +0900

この項目は「いろいろ(成人向け)」に移動しました。 上のタイムスタンプはもともとのものです。

2004-04-27 (2) 19:14:28 +0900

「悪いへジャブ」

10月24日付朝日新聞大阪本社版国際面の 「イラン女性“甘い誘惑”」は「ヘジャブ」 と呼ばれる女性の服装について書いているが、 最後のほうで「悪いへジャブ」という表記が見られる。 おそらく「悪いヘジャブ」と書こうとして誤ったのだろう。 ひらがなの「へ」とカタカナの「ヘ」はよく似ている。

1998-11-05 (4) 01:44:56 +0900

「××約一カ月経過しているという」

10月26日付朝日新聞大阪本社版社会面の 「川の岩場で左腕発見」という記事中、 「大きさから男性の可能性が高く、」の次が二文字分空白となり、 そのあとに「約一カ月経過しているという」と続く。 最近の朝日新聞ではこのような空白はそれほど珍しくないが、 いったい何が削除されたのだろうか。 「死後」と入れてしまってからこの腕の持ち主が死んだとは限らないと気づき、 あわてて印刷直前に削った、というような気も。

(と書いていて、強烈な既視感に襲われてきました。)

1998-11-05 (4) 01:38:27 +0900

どうらん

4日付朝日新聞石川面に金沢美術工芸大学の大学祭「美大祭」 の仮装パレードの記事が出ているが、 その中の「どうらん」は「ドーラン」であろう。 広辞苑によればドイツの会社名からきているらしい。

1998-11-05 (4) 01:32:24 +0900

郵便局で売り出すのは年賀状ではない

3日付朝日新聞石川面に「年賀状も売り出し」の記事が出ているが、 郵便局で売り出すのは“年賀はがき”であって“年賀状”ではないはずだ。 大阪本社版社会面の記事は正しく「年賀はがき」としている。

1998-11-05 (4) 01:24:16 +0900

4日付朝日新聞大阪本社版ラジオ面のコラム「キュー」の誤字

4日付朝日新聞大阪本社版ラジオ面のコラム「キュー」 《原作に不釣り合いな配役で失敗》 の誤字はなんと取りあげた番組のタイトル「じんべい」。 月曜日のテレビ面によると「じんべえ」が正しいらしい。 ほかに「髭(ひげ)ずら」というのもあるけど、これに比べれば。

1998-11-04 (3) 19:14:35 +0900

「もみぢのにしき 神のまにまに」

私の勤務するキャンパスでも、だいぶ紅葉が美しくなってきた。 それを見ているうち、 百人一首の「もみぢのにしき 神のまにまに」が思い出され、 続いて小学校で習った「クイクワイ マニマニマニマニ…」 という歌が頭に浮かんだのだった。

1998-11-04 (3) 19:14:00 +0900

dos の fc は改行コードを比較しないらしい

タイピング練習プログラムのソースを dos と unix の間で移動しているうちに、 改行コードだけに dos 式と unix 式の違いがあると思われるファイル群を比較する必要ができてしまった。 どうしようかと思ったが、dos の fc は改行コードは比較しないらしい。 普通に比較できてしまった。

1998-11-02 (1) 03:11:28 +0900

「有給」を「有給休暇」の意味で使う

……のは普通になってしまったが、 広辞苑第四版には出ていない用法だ。 形容されている語が省略され、 形容する語だけで元の意味を表わす例。

1998-11-02 (1) 03:07:49 +0900

数学における「二点 vs 二人」

数学で「二点 A, B に対し」と言った場合、 A と B が一致する場合があることを忘れてはならない。 「二点 A, B に対し A と B を通る直線は一つだけ存在する」 と言うのは不正確であり、正確には 「異なる二点 A, B に対し……」などとしなければならないだろう。

それに対し、 順列組合せなどの問題で「二人」と言ったら、 その二人は別人であることが暗黙のうちに仮定されているのではあるまいか。

1998-11-02 (1) 02:34:10 +0900

生めよ殖えよ地に満てよ

文語訳旧約聖書「創世記」第1章第28節に 「生めよ殖えよ地に満てよ」という言葉がある。 (漢字のつかい方はこれとは違うのだが、 文字の話ではないので読みやすい表記に改めた。)

この「うめよ」は四段の「うむ」の命令形+終助詞の「よ」だろうが、 下二段の「うむ」(現代語なら「うめる」)の命令形とも音が一致してしまっている。

1998-11-02 (1) 02:26:40 +0900

2nd Flush はトイレの“二度流し”とは関係ない

先日、値下げしていたので買った Twining の Darjeeling 2nd Flush をいれてみた。 なかなかおいしい。Darjeeling Vintage に似た感じだ。 "flush" はトイレの水を流すことも意味するのだが、 ここではまさか“二度流し”とは関係ないだろう。 日本語でも「セカンドフラッシュ」と言うようだ。

1998-11-02 (1) 02:03:47 +0900

ほんの少しだけページ構成を変えました

以前は、ここの index.html の「リンクはご自由にお張りください」のあとに 「URL 変更の可能性の最も低いのは すのもののホームページ入り口 と思われます」 と書いてあった。 もし私のホームページが急によそへ移動した場合、 このホームページ入り口だけを書き換えれば新しいページにたどりついてもらえる、 と思ってこうしていたのだが、 やはりわずらわしいし、 そのときは goo のような全文検索エンジンで 「すのもの」をさがしてもらえばよいのだ、 と考えてやめてしまった。

なお、上の「ホームページ入り口」のリンク先 URL はもう古くなっていることが判明しました。

ところで、 岩瀬順一 も同じようにページ構成を変えたらしいです。

1998-10-30 (5) 18:42:00 +0900

「午前十時」を「_^^^__」というアクセントで言うのを聞いた

「午前十時」は標準語では「^__^__」というアクセントになると思うが、 それを「_^^^__」と言っている宣伝カーがあった。 これでは「御前住持」のようだ。 (そういう熟語が本当にあるかどうかは知らない。)

1998-10-29 (4) 02:16:04 +0900

今年はアドベントカレンダーを見かけない

何年か前は、そういうタイトルの本が流行だったせいか、 アドベントカレンダーを普通の本屋でも見かけたものだが、 今年は見かけない。 インターネット上の画像で実現しているページはないだろうか? 毎日アクセスしてみると小窓が一つずつ開いていくとか。

1998-10-29 (4) 02:12:18 +0900

金沢の教会では靴を脱ぐところが多いような気がする

金沢の厚生年金会館そばの教会の前を通ったらドアがあいていて、 はいってすぐのところで靴を脱ぐようになっているのが見えた。 金沢の教会では靴を脱ぐところが多いような気がする。

"put off thy shoes from off thy feet" (Exodus 3.5) が頭に浮かんだ。 (とは言っても、King James Version のこの英文が浮かんだわけではない。 これはあとから調べたもの。)

1998-10-29 (4) 02:06:33 +0900

「どこかへ行きたい」と言われたら

……「“ここ”へ行けば?」と答える。

1998-10-29 (4) 02:03:56 +0900

「このままでよろしいですか?」と聞かれたら

最近、買い物をした際に「このままでよろしいですか?」 と聞かれることがある。 「お金払わなくていいんですか?」と聞き返したらどうなるかと思うが、 試したことはまだない。 (「買わなくていいんですか?」と言い返されるような気もする。)

1998-10-29 (4) 02:02:11 +0900

「……歳の誕生日を迎えた」という朝日新聞の言い方

20日朝日新聞大阪本社版社会面の記事「皇后さまが64歳に」に 「皇后さまは二十日、六十四歳の誕生日を迎えた」という文章が見られる。 朝日は必ずこの「〜歳の誕生日を迎えた」という言い方をするようである。 時々見かける「〜日の誕生日で〜歳になった」 という言い方は法律に照らし合わせると正しくないが、 「誕生日の前日であるところの〜日で〜歳になった」 と厳密に言うのも不適当、ということで工夫された言い方なのだろう。

1998-10-22 (4) 01:47:19 +0900

新聞にセピア色の写真が

20日付朝日新聞大阪本社版スポーツ面に出ているワールドシリーズの写真はセピア色だ。 同じ面に日本シリーズの写真をカラーで載せているため、 バランスをとって普通の白黒でなくセピアにしたのだろうと思われる。

1998-10-22 (4) 01:43:14 +0900

「べ平連」vs「ベ平連」

20日付朝日新聞大阪本社版ラジオ面のコラム「キュー」 には誤字が見あたらないと思ったら、 別の面の「出あう」の欄で「べ平連」という表記を見つけた。 正しくはカタカナで「ベ平連」だろう。 直後には後者の表記も見えている。

ちなみに、goo で調べたところ前者が18件、後者が91件。

1998-10-22 (4) 01:38:35 +0900

ノンノの広告に出ていた注意書き

20日付朝日新聞大阪本社版に出ていた non-no (ノンノ)の広告に 「〈編集部から読者のみなさんへ〉 *ノンノでは読者モデルを街中でスカウトすることは、 いっさい行っておりません。 こうした勧誘を受けた場合は、編集部にご一報ください」 という注意書きがついていた。 ちょっと興味深い。

(“正式な”表記は「non-no」じゃなくて「ノンノ」のほうなのね。)

1998-10-22 (4) 01:33:01 +0900

電話番号11ケタ化

20日付朝日新聞大阪本社版に、 携帯電話などの番号が11ケタ化される件の全面広告が出ている。 「今回の11ケタ化にあたりご使用中の携帯・自動車電話、 PHS電話機が使用できなくなると偽って端末等の販売を行う悪質な業者が現われる可能性がありますのでご注意ください」 「11ケタ化にともなう諸準備の費用は、お客さまのご負担となります。 予めご了承ください」 という注意書きが興味深い。

1998-10-22 (4) 01:13:55 +0900

友引と葬儀

20日付朝日新聞大阪本社版「声」欄に 《「友引」の風習 遺族らに負担》という投書が出ていた。 ちょっと前に同紙が取りあげた“清め塩”廃止の動きにからめ、 同じく迷信である友引に葬儀をしない風習をやめるよう訴えているのだが、 その理由としてあがっているのは火葬の日を延ばすことで遺族の心労が増すことと友引の翌日の斎場の混雑なのだ。 ということは、 この人が問題にしているのは友引に斎場が休むことではなく斎場に休みがあることである。 だったらタイトルは 《斎場は年中無休にして》あたりが適当だったのではあるまいか?

1998-10-22 (4) 01:05:50 +0900

「瞑想」

ちょっと前、このページの冒頭に 「『岩瀬順一のページに 《10月7日(水)の16時ちょっと前に私の研究室を訪問された卒業生のかたへ》 部屋の灯りを消して瞑想中で、気がつきませんでした。ごめんなさい。 どなただったのでしょう?』 という掲示が出ていました。 「瞑想」というのは薬草や呪文を使わずに目を閉じて体力を回復することだと思うな。 :-)」 と書かれていましたが、 まだ誰だかわからないそうです。

ちなみに、 その中の「瞑想」というのはファミコン・ スーパーファミコンのロールプレイングゲーム 「ドラゴンクエスト」シリーズに出てくる特技の一つです。

1998-10-22 (4) 00:55:11 +0900

VIOLA という名前の雑誌を見た

本屋さんで VIOLA という名前の雑誌を見て、 一瞬、ビオラ弾きのための雑誌かと思ったら全係関係なかった。 そういえば、VIÒLA だったような気もする。

1998-10-14 (3) 18:43:00 +0900

続・朝日新聞における「ニィ」という表記

先日、朝日新聞で「ベンクト・ニィリエ」と表記された人名を見たが 「ニィ」はどういう音のつもりなのだろう、という話を書いたが、 11日付大阪本社版読書面の下の現代書館の広告に B.ニィリエ著「ノーマライゼーションの原理」という本が出ていた。 この訳書が採用したカナ表記に合わせた、ということだったのか。 こういった場合の朝日新聞の原則はどうなっているのだろう?

1998-10-13 (2) 00:14:59 +0900

「情諸」

11日付朝日新聞大阪本社版日曜版最終面の広告は右端に 「豊かな情諸」の文字が。 正しくは「情緒」だろう。 この語は「じょうしょ」と読むのが正しく、 「じょうちょ」は慣用読みらしい。 正しい読みを打ち込んでカナ漢字変換しようとしたのに登録されておらず、 この字が出てしまったのかも知れない。

1998-10-13 (2) 00:08:05 +0900

続・三つ編みには裏表がある

<PRE> ... </PRE> の間に書いた“キャラ絵” (キャラクタ(=文字)で描いた絵) はブラウザによってはこちらの意図通りには見えないことを思い出したので、 もう一度、三つ編みの裏表について、こんどは文章で説明します。

三つ編みとは、上から垂れ下がった三本のヒモ状のものを 「左とまん中を交差させて入れかえる」 「右とまん中を交差させて入れかえる」 をくり返すことで編みあげることです。 その交差の際、 「常にまん中のヒモを上にする」か「常にまん中のヒモを下にする」かで、 編みかたに二通りのパターンがあります。 編みあがりの型から、前者を「ハの字型」、 後者を「ソの字型」とここでは呼ぶことにします。

日曜日にも“三つ編みウォッチング”したところ、 「ソの字型」は数人見かけましたが「ハの字型」はゼロでした。 一方、いつものように編みあげた自分の三つ編みを鏡で見たところ、 私のは後ろから見ると「ハの字型」、前に回わすと「ソの字型」でした。

1998-10-12 (1) 18:04:00 +0900


すのもの Sunomono