すのもののお気に入り文房具

小型鉛筆削り

25 ミリ× 15 ミリ× 10 ミリ程度の大きさの金属、 木、プラスティックなどのかたまりに穴があいており、 そこに鉛筆を入れて手で回わすと鉛筆が刃に当たって削れるタイプのものである。

かすは外に落ちるので、受けるためのごみ箱などの上で削る必要があるが、 非常に小型なので旅行のときなども便利である。 守り刀のような感じでポケットに忍ばせておいたこともある。 (いざというときそれで戦う、というのではなく、 魔除けのようなつもりで離着陸の際ににぎったりする。)

残念ながら、国産のもので持っていたいと思うものになかなかお目にかからない。 良質の木で箸、しゃもじ、ペーパーナイフなどを作って売っているお店をときどき見るが、 あの要領で鉛筆削りを作ってくれないものだろうか? 陶器、銅器などでも日本的なものが作れればおもしろかろう。

なお、これらをむき出しで持ち歩くとかばんなどを傷めるおそれがある。 私は、ちょっと前に少しきれいな石を不思議な力があると信じて持ち歩くのがはやったとき、 その売り場で買い求めた小さな布製の袋にいれるようにしている。 紐で口がしまるし、ちょっとしゃれている。 (付:石は買わなかった。)

また、使わないでしまっておくと錆びやすいので、 コレクションにするのはむずかしいだろう。

もう一つ。私が買い求めたのはすべて右利き用だった。 左利き用は作られていないのだろうか?

Dux 4422-L

真鍮製。1680 円。

この手の鉛筆削りの最高峰と聞いて買ったが、 期待はずれだった。 切れ味が悪いのだ。 不良品かと思って二つめを買ったが、それも同じようだった。 どうやら、夏のほうが切れ味が悪いようだ。 ドイツと日本の気候の違いかもしれない。

本革製のケースが付属しているが、 革の質、縫製ともにあまりよくできているとは言えないものもある。

また、かなり重い。 目方そのものはたいしたことはなかろうが、 大きさの割には重い。 ちょっとした文鎮の代わりになるので、その意味では便利かもしれない。

削りすぎないよう、ストッパーがついており、 ダイヤルでその位置を三段階に変えることができるのが特徴だ。 このストッパーのおかげで、 刃のうちの切れる部分に指でふれることがまず不可能になっていて、 安全性がより高い。 削りあがりの角度は、国産の普通の鉛筆削りのものよりもやや鈍角だ。

削っている途中で折れた芯が、 ストッパーの手前、刃の下にはさまることがある。 その場合、ストッパーのせいで、なかなか取れない。 ドライバーで刃をはずせばなんとか取り出せるが、 ドライバーを持っていない出先などでこれが起きたらお手上げだろう。

Dux 5412-L

アルミ製。

4422-L と似ているがやや細長く、 削りあがりの角度は国産の鉛筆削りと同じぐらいだ。 こちらのほうが切れ味がいいし、 軽いし値段も安い。

合わせて三つ買った中で、革ケースはこれに付属していたのが一番よかった。

Dux 4240-R

金属製。手元の資料によると 1680 円。

直径 27 ミリ、高さ 12 ミリ程度の円筒に本体がはまっている。 この円筒部分のおかげで指が刃にふれにくくなっているし、 削りかすが指につきにくいし、 むきだしでポケットなどにいれたときまわりを傷つけにくくなっていると思う。

Staedtler Noris 510 65

多分アルミ製。確か 200 円。 安い。軽い。 替刃が2枚もついていて、ねじ回わしがあれば簡単に交換できる(と思う)。 地味な感じだが、かなりよいと思う。

Staedtler Noris 510 27

多分アルミ製。 上述の 510 65 より小型。 替刃はついていない。

Staedtler Noris 510 24

たぶん真鍮製。 510 27 とそっくり。

Staedtler Noris 510 20

多分アルミ製。

普通の鉛筆用と極太鉛筆用の二つの鉛筆削りが合体したもの。

Staedtler Kiddi 514 27

木製。 子供向きということだが、質を落としているわけではなさそうだ。 非常に軽いし、ポケットや筆箱を傷つけないし、暖かみも感じられるので好きである。

Staedtler Special

木製。極太鉛筆専用。 普通の鉛筆は削れない。センター試験のときこれを間違ってもっていくと悲惨だろう。

Faber-Castell 18 55 10

木製。 Staedtler Kiddi と似ているが、 こちらのほうがややよい木を使っているような気がする。

Faber-Castell 18 54 10

木製。 普通の鉛筆用と極太鉛筆用の二つの鉛筆削りが合体したもの。

かす入れつき鉛筆削り

削りかすが収まるケースがついたものだ。 実際に机の上で使うにはこのタイプが便利だろう。

DUX 2580N

かすがガラスのビンに収まるようになっている。 国産のものではあまり見かけないタイプだ。 ビンの色はいろいろあったが、私は無色透明なのにした。

切れ味は、話に聞いていたほどではないな、という感じだった。

文鎮

金属製の文鎮

金属製の文鎮は、よく見かける。 金沢の近くの、高岡市(富山県)は有名な銅器の産地でもある。 そこのも含めていくつか買ったが、それらについては省略する。

ケヤキの文鎮

あるとき梅田の大丸デパートでケヤキでできた円筒形の文鎮を見つけた。 「これ、どのくらい重さありますか?」 「いや、どのくらいと言われましても、何グラムとはわかりかねますが……」 「そうじゃなくて、 中まで木なのか、それとも中には重りがはいっているのか、 お聞きしたいんです」 という問答のあと、 ショーウインドーから出してもらってもってみたらしっかり重いので、 すぐに買い求めた。 金属製のものと違って木の机の上においても安心だ。 本のページを押さえるときも、傷つく心配が少ない。

非常に気に入ったので、 実家にもプレゼントしようと思ったが、 梅田の大丸以外ではついぞ見かけなかった。

付) 最近、質問のメールをいただいて、 自分だけわかっていて書くのを忘れていたことがあったのに気がついた。 この文鎮は、底にくりぬいた跡がある。 同じ材質の木をまた埋め込んであり、平らに仕上げてあるが、 重さからすると明らかに中に何か重いものが入れてある。

2007-03-26 (1) 01:42:44 +0900

革巻き文鎮

製図用品売り場で売っていることがある。 (たぶん)金属に本革や人工皮革が巻いてあるのだ。 机や本を傷つけにくいという点では木製以上かも知れない。

私のお気に入りは Kokuyo の TZ-4056M だ。 1400 円。 「袋型」と箱に書いてある。 円盤型の重りを革で包んで上を紐でしばったような形をしている。 紐に見えるのは実はゴムなのだが、 その両端に小さな木の玉が二個ついているのがちょっとしゃれている。 最初しばらく本革かと思っていたら人工皮革だった。 そこで、本革のを買おうと銀座の伊東屋へ行ったが、 ショーウィンドーの中ですでに革が劣化してボロボロになっているのを見て、 やめて帰ってきた。

砂入り文鎮

Spinneybeck というのは会社の名前だろうか? カナダ製だが会社はアメリカにあるようだ。 10 センチ× 7 センチぐらいの、 おそらく革製の袋に砂らしきものがはいっている。 これならもし机や本の上に落としても傷はつくまい。 銀座の伊東屋で購入。

四色ボールペン

黒、赤、青、緑の四色があればたいていの用は足りる。 また、 私はボールペンのメモは一時用と決めているので、 もしもある色がなくなったら別の色で代用ことにすれば、 インク切れの心配をほとんどしなくて済む。

なお、色がどの順番でならんでいるかを店頭で見てみるのもおもしろい。 国民性などが現われているのかもしれない。

Zebra

350 円。 軸が透明なので、インクの残量がわかる。 胸に止める金具が金属なので丈夫。 これが軸と一体のプラスティック製の、 別の会社のを買ったことがあるが、 すぐ折れて胸に止められなくなってしまったのは残念。

三菱、蛍光4色

いわゆる蛍光色が4色(赤、緑、青、黄)。350 円。 これを使うと退屈な採点も楽しくなる、かもしれない。 インクの減りは普通のボールペンよりはるかに速いようだ。 3色(赤、緑、黄)もある。300 円。

止め具のついている鉛筆キャップ

鉛筆のキャップに、ポケットに差すための止め具がついたもの。 プラスティック製のを一つ持っていて便利に使っていたが、こわれてしまった。 買おうとしても見当たらない。


すのもの Sunomono