すのものの自作壁紙(その2)

自作の壁紙です。 見出しをクリックすれば BMP ファイルがダウンロードできます。

適当に改変するなりしてご利用ください。 このページのバックグラウンドに敷いてあるのは、 「斜めの方眼紙」を CASIO QV-LINK Ver. 2.5.2J for Windows (32 bit application) で「RGB 調整」 したものです。

五つの輪(76854 バイト)

rings.jpeg, 7913 bytes

「リベット(斜め)」の五つの正方形を五つの輪に置き換えたら、 と思って作りました。 色はオリンピックの旗にちなんだつもりですが、 Win95 付属の pbrush にデフォルトで用意されている色から選んだだけです。 画面全体に敷きつめて壁紙にすると、 どの二色の輪もからみあっています。 これはオリンピックの旗にはない特徴(?)です。

以下、製作過程を述べます。

まず、縦横それぞれ二倍の大きさのキャンバスの中に、 円の中心となるべき点をとります。 そして、そのうちの五つ --- どの五つでもいいわけではありません --- を中心に、同心円を描きます。 円の半径は前もって計算しておきました。 pbrush には、中心と半径を決めて円を描く機能がないので、 ちょっと時間がかかりました。

rings_0.jpeg, 7488 bytes

それを四枚に割ります。これは簡単です。 左上のは「キャンバスの色とサイズ」でサイズを小さくするだけ。 ほかのは、「反転と回転」をしてからサイズを小さくし、 「反転と回転」で元の向きに戻します。

rings_1a.jpeg rings_1b.jpeg
rings_1c.jpeg rings_1d.jpeg

それらを一枚に重ねあわせます。 ここをどうやろうかとちょっと悩んだのですが、 一枚目に 「ファイルから貼り付け」であとの三枚をつぎつぎと貼りつければよいのでした。

rings_2.jpeg

重なり合うところの線を手作業で消します。最初にとった点も消しました。

rings_3.jpeg

あとは色を流し込むだけ。この作業は超・簡単で楽しいです。

上にあげた中間段階の jpeg ファイルの元となった bmp ファイルをまとめて lha で圧縮したものをここにおきます。 別の色にしたい場合も、 完成品をダウンロードしてそれに別の色を流し込めばいいので、 たぶん不要なものです。

2001-08-18 (6) 01:02:32 +0900

五つの輪(その2)(76854 バイト)

rings2.jpeg

上のでは少し輪が細いな、と思って作ったものです。 以下に述べる製作方法に気づかなければ、 とてもやる気が起きなかったでしょう。

まず、適当な同心円を描き、ファイルにセーブします。

円の中心間のずれは計算で簡単に求められるので、 それだけずらしつつ、 「ファイルから貼り付け」で五つの円を重ねます。 これは、同心円を五組描くのに比べればはるかに楽です。

rings2_1.jpeg

次は、前と同様に四枚に割ってもよかったのですが、 ここでも「ファイルから貼り付け」を使ってみました。 完成時の大きさの分だけ「右に」「下に」「右と下に」ずらして、 四枚を重ねあわせたのです。

rings2_2.jpeg

まん中の適当な部分を切り出します。

rings2_3.jpeg

ここがちょっとめんどうだったので、 やはり四つに割るほうがよかったかも知れません。

次に、輪が重なり合うところの線を手作業で消します。 四つの輪が出会うところの一つが上下のへりにかかってしまったので、 ちょっと苦労しました。 四つの輪が出会うところは五箇所ありますが、 それらを同じように消したかどうかは確認していません。 (もしかしたら、四つの輪が出会うところの一つをきちんと仕上げて、 それを五つ貼りあわせて作るのがうまいやり方だったのかも知れません。)

色は前のと同じに塗ろう、と決めたのですが、 からんでいる部分の上下を逆にしてしまったことに気づきました。

二つの輪がからんだ部分のすきまが狭いので、 そこに背景色を塗るのに手間がかかり、 今回はこの作業はあまり楽しくありませんでした。

2001-08-18 (6) 02:32:00 +0900

五つの輪(その3)(76854 バイト)

rings3.jpeg

「五つの輪(その2)」 の輪の色をすべて黒にし、 サイズを縦横それぞれ四倍にしてから壁紙にしてみたら、 なかなかいい感じになりました。 そうやってながめていると、 輪の重なった部分の消し方がまちまちであることが目につきだしました。 そこをできる限り修正したのち、 コンピュータにチェックをさせました。 また、ついでに、回転しても輪の位置が変わらないようにしました。 そして、最後に、pbrush のデフォルトの色から地味な色を選んで塗ってみました。 この色のまま拡大して壁紙にするのもなかなかいい感じです。

コンピュータにチェックさせた過程を説明しましょう。

上の画像が無限に広い平面いっぱいに敷きつめられているします。 敷きつめられた図形を右上の方向に輪ひとつ分ずらすと、 「赤」は「黒」に移ります。 「黒」の右半分は上の画像では左上に見えていることに注意すると、 「黒」は「緑」に移ることがわかります。こう考えてゆくと 「赤」→「黒」→「緑」→「青」→「黄」(→「赤」) と移っていることがわかります。 (これは五回くりかえすと何も動かさないことになるので、 反対の方向にずらすのは四回くりかえすのと同じです。 また、別の方向にずらすと 「赤」→「緑」→「黄」→「黒」→「青」(→「赤」) とも移りますが、 これは上のを二回くりかえすのと同じです。 これの反対方向へのずらしは、三回くりかえすのと同じです。)

よって(必要ならば少し考えると)、 上の画像を縦二枚、横二枚の計四枚並べた画像から、 元とは違う部分 (ではあるが見た目は同じである部分) を切り抜いてえられる画像をセーブしたファイルと元のファイルを (ファイル比較ユーティリティ fc などで)比較して違いがなければ、 どの輪も、平行移動で重ねあわせる限り、 同じように描けていることがわかります。

また、 上の画像を右回りに90度回転することにより、 「緑」→「黒」→「青」→「黄」(→「緑」) と移ります。

よって、90度回転した画像をセーブしたファイルと元のファイルを (ファイル比較ユーティリティ fc などで)比較して違いがなければ、 「中」の輪は90度の整数倍回転しても同じように描けていることがわかります。

上の二つの比較により違いが見つからなければ、 どの輪も、90度の整数倍回転しても、 同じように描けていることがわかります。

注意: チェックは輪の色をすべて黒にして行ないました。 色を塗った状態でチェックを行なうと、 色が違うので当然ながら“違う”という結果になります。

2001-08-19 (0) 01:46:55 +0900

ありえないウィンドウ配置(アイディアのみ)

Windows のウィンドウは、 どれが上から何番目、と決まっている(ようだ)。 よって、ウィンドウが下の図のように重なることはありえない。

            +-----------------------+
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            |               +-----------------------+
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+-----------|               |                       |
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|                       |---------------+           |
|                       |               |           |
|                       |               |-----------+
|                       |               |
+-----------------------+               |
                |                       |
                |                       |
                +-----------------------+
壁紙は絵だからなんでもできる。 ウィンドウをこのように配置した絵の壁紙を画面に敷いておくと、 「おや」と思う人がいるかもしれない。

まず、上図のようにウィンドウを配置する。 そして、 左半分が上図のような上下関係になるようにして PrintScreen キーで画面全体を取り込む。 次に、 右半分が上図のような上下関係になるようにして PrintScreen キーで画面全体を取り込み、 両者をまん中で貼り合わせる。

私は一度失敗した。 タスクバーのつじつまが合わなくなったのである。

なお、どんなソフトのウィンドウを並べるか、 そのウィンドウ内にどんな言葉や絵を置くかにも、 作者のセンスが現れよう。 「春」「夏」「秋」「冬」の絵とか。 四つのウィンドウにまたがるように四匹のヘビがいて、 それぞれ次のヘビを尾からのみ込もうとしている絵とか……。

2001-08-20 (1) 21:00:00 +0900

ノーベル賞授賞式会場の天井(斜め)(307254 バイト)

nobel_naname.jpeg

「ノーベル賞授賞式会場の天井」から陰影を取り去り、 斜めにしてから陰影をつけたもの。 xy軸を数学と同じようにとるとき、 一次変換 x'=2x-y, y'=x+2y で元絵を写す。 これでは像は飛び飛びの点だが、 像に属する点の上下左右の点も同じ色で塗ることにすれば、 arctan(1/2) の回転・ルート 5 倍の拡大ができるはずである。 そう思って始めたが、次のあたりでめげかかった。

nobel_naname0.jpeg

円の部分にさしかかったら目がちらちらして何度も間違うし、 このやりかたでは円はきれいに写らないのである。 (ほかにも、この途中図にはおかしなところがあるかもしれない。)

そこで、円は回転・拡大した図の上に改めて書くことにした。 また、今回は陰影は正面から光がさしているものとしてつけた。 できたものを貼りあわせて、適当な部分を切り抜く作業は今までの通りである。

2001-08-24 (5) 01:02:46 +0900


すのもの Sunomono 2001-08-24 (5) 01:02:46 +0900