加仁湯温泉     1999.10.11(振替休日)


 今年の夏休みはどこにも行けなかったので、この10月の3連休中には温泉でも出かけようということになりました。
どこに行くか。職場の旅行で行ったことのある奥鬼怒温泉郷の加仁湯に行くことに。
 朝6時に出発。宿には11時40分着。
 東北自動車道加須インターから北上。宇都宮で日光宇都宮有料道路へ。今市から121号線を西へ。これが山道を進に
つれて細くなり、場所によっては相互通行ができないほどのところがあります。そんな道でも、路線バスが通り、バスは乗
用車二台が先導して行きます。
 以下、写真と共に紹介します。

途中、相互通行ができるかできないかぎりぎりの
橋が架かっています。
奥鬼怒温泉郷の入り口は「女夫淵温泉」です。
その駐車場に車を止めて、荷物を整え、いよいよ
加仁湯温泉目指して出発です。
奥鬼怒温泉郷への入り口は、この吊り橋を渡って
から。
ここから、奥鬼怒遊歩道が始まります。
ただし、3年前に訪れた時は川沿いを進むことがで
きたのですが、現在はかなりの山道を進まなければ
ならなくなっていました。
軽い気持ちでいた妻と次男は途中でかなりばてて
しまいました。
(宿泊を前提としてあれば、旅館の車が迎えに来て
くれます。スーパー林道は普通車の乗り入れは規
制されています。)
途中で見た、渓流はきれいな流れです。
イワナを釣ることができるようです。
「20センチ以下のイワナは放流して下さい。」という
看板が遊歩道のいたるところに目に付きます。
私と、息子二人で記念撮影。
「加仁湯」まであとわずか。
「八丁の湯」があります。八丁の湯の建物(ログ
ハウスになっていて洒落た作りです)の前での長
男を撮りました。
八丁の湯を過ぎて、この鉄橋が見えて来ると、「加仁湯」
は目前です。
それにしても、こんな山奥まで歩いてきて、この鉄橋を目に
すると、何だか不似合いな気がしてしまいます・・・。
加仁湯に到着。ここまで、途中休憩しながら、1時間
30分。(以前のように川沿いが通れれば1時間の
道のりでしたが・・・。)
ここでは、相撲の春日野部屋の若手の練習場所に
なっているとのことで、写真のような看板が立てられ
ています。
暖簾から分かるように、ここはそばやうどんが食べら
れるような食堂にもなっています。
目的の温泉は白濁したごらんのようなものです。
これは、露天風呂で、前を見れば、まさしく絶景。紅葉の
頃には、若干早かったのですが、後20日もすれば美しい
紅葉を見ながらの露天風呂となるでしょう。
(この露天風呂は男女混浴です。老若合わせて4人の女性
が入ってきたのには、ちょっと驚きました。)
この風呂の他にも「ロマンの湯」など変わった風呂が用意
されています。
日帰り入浴は500円。
風呂から上がって、ビールを一杯。缶ビール1本350円。
飲んだとたんに、だるくなってしまいました。
帰りは、宿の車に乗せてもらえるとありがたい、と思い、フロ
ントに訪ねました。
「日帰り入浴の人はダメです。」とそっけない返事。
しかし、その後で、
「フロントでは良いよとは言えないからね。バスに乗って
いて。」
とわざわざ、運転手の方が話に来てくれました。
渡りに船とばかりに、家族4人でバスに乗り込みました。
歩くと1時間以上の道程を、わずか20分で走ります
帰り道、霧降高原に向かい、途中「大笹牧場」へ。
この牧場に着くと、駐車場に止められた数多くの車に
ビックリ。やはり連休なんだと改めて思わされました。
この牧場は、一日あるいは半日は充分遊べます。特に
まだ幼いお子さんをお持ちの家族向けです。
イワナの塩焼き、アイスクリーム、牛乳、牛肉、牛タンの
塩焼きなどおいしい食べ物もたくさんあります。
夕方の高原は気温15度。
やはり、平地より秋は一足早いようです。
牧場の牛は、秋の気配の中静かに草をはんでいました。

やはり、日帰り温泉行としては「加仁湯」は遠い。できればせめて1泊で訪れたい宿です。