ものを頼むと必ず聞き返すこの言葉 何でオレが? |
誤答
@子どもだから、やるのが当たり前だろう。
Aお父さんは大変なんだ。
正答
(女の子の場合)
@だって可愛いんだモ〜ン。
(男の子の場合)
A近くにいるから。
解説
すなおに「ハイ」といえば可愛いのに、必ず一言あってからでないと動かない、それが不良少年の基本的な姿勢だ。
実験してみるといい。
「オイ、頼みたいことあるけど、今度の日曜日空いてるか?」
「日曜日……? ヒマなわけないじゃん。オレってけっこう忙しいんだから」(と、必ずこう言う)
「そうかァ……残念だなァ。じゃあこのコンサートのチケット、他に回すしかないナァ」
「ン?良く考えたら、ナンか急にヒマだったような気がする」(と、急に日本語がおかしくなる)
「じゃあ行ってくれるんだな、都はるみ」
「ハイ」は3〜5歳くらいにつけておくべき力だったが、今となってはもう遅い。
こんな場合は、女の子なら客観性を無視して、男の子の場合は客観性のみで話をするのが適切。
なぜかわからないが、経験からするとそうである。
「先生!どうして私ばかり指名するんですかァ!」「だって可愛いんだモ〜ン」
「ナンで私バッカ用言いつけるんですかァ?」「だって可愛いんだモ〜ン」
「私だけ注意するの、やめて下さい!」「だって可愛いんだモ〜ン」
何でもありだ。
女は単純だと言う話をしているのではない。男も相当に単純だ。
「どうしてオレばかり指名するんだヨォ!」「オゥ! 目についたからな」
「ナンでオレバッカ用言いつけるんダァ?」「お前こそ、なんでオレが用言いつけたい時にそばにいるんだ?」
「オレだけ注意するの、やめてくれないかなァ」「お前の席、見やすいとこにアッカラなァ……」
要するに、「オレばかり指名した(用を言いつけた、注意した)」かどうかを争う戦いに巻き込まれないことが、ポイント。
どうせ相手は数えてなんかいないんだから。
こうした学校のやり方は、必ず家庭でも通用するはずだ。
参考
特に「可愛いんだも〜ん」はボディブロウのようにジワジワと子どもをしめつける。
いつか気がつくと「オヤジはホントに私のことが可愛いんだ」と感激とともに思うようになっているから不思議だ。
「ウソも100回言えばホントになる」という言い方があるが、ホントのことも100回言わないと伝わらない。
大いに推奨したい。
ちなみに「テメェなんか、デェ〜嫌いだ!」と言われた時の正しい反応は「ソッカァ? オレはお前のこと、すきだけどなァ」である。
「オレだって嫌いだ」じゃ話にならない。
その場でうれしい顔なんか絶対にしないが、100回繰り返せばジワジワと効いてくる。