なんで世間がそんなに気になるんだ |
誤答
@お前は世間の怖さをしらないんだ。
Aお父さんは、世間なんか気にしていないぞ。
正答
@お前こそどうなんだ。
解説
「お父さんは、世間なんか気にしていないぞ」と言ってもムダである。そりゃウソだ。
ウソじゃなかったら、そもそもその親が不良中年なのだからこのページから立ち去るべきである。(そう言ういい方するなら、出て行くぞ!!)
「お前は世間の怖さをしらないんだ」と言っても説得力に欠ける。
実際に世間の恐ろしさを味わった人など、そうはいないのだから(村八分になったことのある人、いる?)
この場合有効な反撃は「お前こそどうなんだ」である。
「2週間に一辺は床屋に行き、朝は早ようから髪を逆立てるに忙しく、今何が流行ってるかそればかり考えて、友だちから『ダサイ』だの『クサイ』だの言われないように24時間考えまくってる、そんなお前にいろいろ言われたくないね!」。
これでいい。
その上で、
「オレが気にしてるのは友だちだけで、隣近所や親戚が何を考えようが知ったこっちゃない。
オヤジはそんなことばかり気にしてるじゃないか!」
と反撃されたら、
できるだけ苦みばしった顔と声で、
「隣近所や親戚は、オレの友だちだ」
と答えてやる。それでおしまい。
参考
ひとりの人間が生きている場のことを「世間」という。そのことは子どもに教えておいた方がいい。
われわれ大人にとっては「隣近所」や「親戚」「会社の同僚」がそれにあたる。
そして子どもにとって、それは「友だち」や「同級生」そして「見知らぬ同世代の人々」が世間になるだろう。
そう考えて両者を並べてみると、子どもの方がいかに世間を気にしながら(そしてびくつきながら)生きているかが分かる。
「隣近所や親戚が何を考えようが知ったこっちゃない」と子どもが言うのはもっともだが、それ以上に「オレ(父親)は『息子の友だち』や『息子の世代の連中』がオレのことをどう思っているかなんて、まったく気にならない」ノダ。