落ちこぼれ

すっかり忘れていた。
それくらい完全に死語化した。

かつては教育界最大級の問題であり、
やれ「落ちこぼれ」だ、いや教師の方が「落ちこぼし」だ、などと議論百出であったが、完全に死んだ。


この語が死語化した原因は明白である。

みんなこぼれちゃった
それが答えである。

かつてあれほど目だった「勉強のできない子」が今や全く目立ず、むしろ多数派に回ったために彼らの居心地はずっとよくなった。

逆に「普通程度に勉強のできる子」「特に勉強のできる子」たちは肩肘をはっていきがっていなければ、生きて行けなくなった。
今後問題となるのはこの層である。

「こぼれ残り」の心のケアが、大問題となる日は目の前に迫っている。