教育の原理主義

「現実性があろうがなかろうが、とにかく正しいことなんだからやらなければならない」という教育上の教条主義。

「子どもは苦痛や苦しみから解放されなければならない」
そりゃそうだ。
「子どもは適切な学力をつけてもらわなければならない」
それもそうだ。
しかし二つの正義が一緒になると、
「子どもには努力や苦痛なしに、適切な学力をつけてもらう権利がある」
ということになる。

「そんなことできんだろ。いったいどうすりゃいいんだ?」
と問うと、
「それは学校の先生が考えます
となる。

その際、「そんな難しいこと、考えつくはずがない」と言ってはならない。
正しい行動を躊躇うのは勇気がないか悪人であることの証拠だからだ。

教育は今やイスラム社会でいうジハード(聖戦)なのだ。
可能か不可能かは、問題ではない。やるかやらないかだけである。