全国学力・学習状況調査


 2007年より始まった日本全国統一テスト。

 学力低下、国際的地位の失墜、教育の崩壊、地に落ちた日本の教育といったマスコミ報道に押されて鳴り物入りで始まったが、結果は良好。43年前よりむしろ成績は上がっていた。

ついでに言えば、
世界一貧しい教育予算の中から
、77億円も使ってしまった。


 11月に県別の成績が発表されたが、小学校すべてのテスト(国語AB・算数AB)で秋田県が全国制覇。中学校(国語AB、数学AB)では富山県と福井県の北陸勢が勝利を分け合った。
 そして全教科で沖縄が最下位を独占した。沖縄は日本国を離脱するかもしれない。

 新聞には「久しぶりに明るいニュースを聞いた。秋田の少年たちよ、ありがとう!」といった秋田県人の投書が載り、沖縄県は早速政府に支援を請うなど、全国に衝撃の嵐が吹き荒れた。これで全国の小中学校はいっせいに学力競争に飲み込まれるだろう。

 生徒指導が手薄になり、全国的に非行が蔓延・深化して、「心の教育はどうなった?!」「学力中心で本当にいいのか?」「バチカン市国では少年犯罪ゼロを達成!」といった記事が紙面を多い尽くすまで、この流れは止まらないだろう。

2007.12.08