キースの お仕事 《中学校教師の4月》 |
新年会 |
普通はやらない。
職員朝会で「あけましておめでとうございます」と言って終了。
とにかく集団で酒を飲むということが極端に少ない集団だ。
そんな時間があったら家で休むとか仕事をしているとかしていた方がいいと、何か禁欲的な雰囲気がいつも漂っている。
もっとも私のような田舎の学校では、自家用車なしには何もできないから、とにかく車を持ち帰りたい(そうしなければ明日の勤務が大変だ)、というところが本音なんのかもしれない。
私は酒はあまり好きではないからいいが、飲んべえにはつらい職場だ。
調査書作成 |
実力テストNO.8 |
調査書作成委員会 |
◎・・・・・・まったく問題ないだろう。
○・・・・・・多分、いけるだろう。
△・・・・・・やや危険か?
▲・・・・・・かなりヤバそう。
×・・・・・・ほとんど不可能だが、受けると言っている。
基本的には、このうち△以下について議論をしてもらう。
修学旅行の下見 |
2年の学年団の冬休みの仕事は修学旅行の下見。
私たちの県はほとんどが4〜5月の修学旅行。
これ以上遅らせると部活の大会に引っかかったり受験指導にさしつかえるし、他県のように2年生のうちにというのもいやなので、忙しい4〜5月にやってしまうのだ。したがって下見も、冬休みをおいて他になくなる。この時期の奈良・京都は底冷えのする厳しい気候の場合が少なくないが、ほかに行くときがないのでしかたない。
信じられないことかもしれないが、修学旅行の準備といいうのは1年生の3学期から始まっている。
まず旅行代理店数社から見積もりをとり、細かな検討を加え3社程度に絞り込む。
しかし実際にはどの社も大小同異で、取り扱い料金も足並みが揃ってしまっているから、金額で決めることはできず、結局、用意してくれた宿舎の良し悪しが最終的なポイントになることが少なくない。
(マメな教師が修学旅行の係になるとわざわざ自費で奈良・京都へ出かけ、すべての旅館・ホテルをチェックしてくるのだから恐れ入る)
そうやって2年の2学期までには代理店を決定し、細かな計画を立てた上で、冬休みに全員で最後のチェックに出かけるのだ(これには学校から費用が出る。ただしほとんどの場合、確実に足が出る)。