1、話し合いにならないものを話し合いだと思うから難しくなる。

「話し合いをしよう」と言っているが、後を読むととても話し合うような内容ではない
話し合いをしていいのは、夏休みにキャンプに行くか海水浴に行くかといった、どっちに話が転んでもいい場合だけであって「忘れ物をするな」「遅刻をするな」は話し合っていい問題ではない。
「教科書だけは忘れてもいいことにしよう」といった妥協点があるわけでもない。
相手の意思を聞いても取り上げる気がないなら、最初から聞くべきではないのだ。
この場合は最初から相手を折伏させること(良く言えば説得)が目的、
つまり勝つか負けるかという親子の勝負なのである。
勝負を話し合いと思うから難しくなる。
親子関係が権力闘争だという視点は、子どもの側にはある。にもかかわらず親の方がオットリ構えているから子どもに負ける。