「粉ミルクは頭の良い丈夫な子を育てる」
「味の素を大量に飲ませると記憶力が高まる」
「日本式のオムツは、股関節脱臼を引き起こす」
「2〜3歳の時期、親が手を出さなければ、片付け上手の子が育つ」・・・・・・・・・
ウン十年前、マスコミ好きの教育ママのハシリである私の母が、乳幼児であった私に施した育児のノウハウである。
しかし全部はずれた。
最近出ているトンデモナイ話は、
「子どもが学校に行きたくないといったら、とにかく休ませる。そうしないと不登校が長引く」
(宿題やってなくて行きたくないときもか?)
「よい子が危ない」
(悪い子は危なくないんだな?)
「勉強の嫌いな子なんて一人もいない」
(オイ、オイ、オイ、誤植かコレは?)
教育に関してテレビで言っていることの98%はウソだ。
うそじゃない場合もあるが、まぎらわしいのでウソだと思っていたほうがなにかと都合がいい。
マスコミは不良息子よりさらにタチの悪いダダッ子なのだ。
「一貫性のない話し方が子どもを非行に走らせる」かどうかなんて、誰も知っちゃあいない。
それがホントかどうかはっきりさせるには実験するしかないが、
「実験の結果、みごと非行少年ができあがりました」
なんてやれるわけないじゃないか。
子育てのノウハウなんて、隣のバッちゃんに聞くほうがよほどタメになるものだ。
マスコミが何と言おうと、自分が正しいと思ったことだけが正しい。
間違ってるかもしれんが、フラフラするよりマシ。少なくとも子どもには勝てる。