9、結局殴った方が負け。

結局この例題の全ストーリーは、息子が父親を暴力へ追い詰める物語だったといえる。

暴力は絶対にいけない。
現代はたとえ相手が1歳児であろうと「言ってきかせる」ことを旨とする時代だ。

親であろうと暴力をふるった瞬間、ありとあらゆる立場が逆転し、不良息子は善意の被害者となり、よき社会人である父親は悪の権化と化す。
見よ!あの勝ち誇った息子の顔を!

親たるもの、最初からこの作戦を見越して、くれぐれも暴力に追い込まれないよう全力を尽くしてがんばらなくてはいけない。

(ただし、例外が2つほどある:本文参照))