学校に一言もの申す


   我が子の病名は「てんかん」。重度の知的障害も伴う。

  我が子の症状は、発作が起こると全身が、けいれんを起こし、意識が

  もうろうとして、全身に強いダメージを残し深い睡眠にはいる。

   歩行中に発作が起これば転倒し二次障害につながる。全身の傷跡は

  数え切れない程。

   いつ何時に発作が起こるか分からない為、計画的な日常生活がおく

  れない。我が子にとって楽しい、興味のある場面であろうが、おかま

  いなしに発作はやってくる。色々な経験ができず、睡眠から目覚め

  れば食事に精をだし、今はデブ。

   こんな子が1日の半分以上を過ごす学校を紹介する。

  我が子(てんかん)を理解していない、しようとしていない

   出来事1

       朝に発作がおこりダメージで寝てしまい、学校に遅れていく事が

     多々ある。これに対して先生は言った。「生徒達の足並みが揃わず

    迷惑になる!」  あなたはそれでも人間か!まともな人間ならば

   子供に対しての、いたわりの言葉になるのではないか。

                                             

   出来事2

   休み時間に散歩中、発作を起こして後ろに転倒し後頭部を強打し

  た。私は学校にタイミングよくいたため、病院に付き添う事になっ

  た。しかし、我が子に付き添っていて、転倒したときの状況が一番

  良く分かっている担任の先生は病院には付き添わず、他の学年の先

  生が付き添うと言うではないか! 理由は 「私が行っても何の力に

   もなれないから・・・」  あなたに責任感、子供への思いやりは無い

  のか、何も言えない我が子に代わって私が言う。 

   「バカヤロー!!」。

 

     出来事3

   たまたま役員の仕事で学校にいて、教室を覗きにいったときのこ

  と。ベルトで椅子にしばられているではないか。「ちょっと、忙しか

  ったもので・・・」と、あせっての言い訳!私は何も言えずその場を立

  ち去ったが、でてくるのはただただ涙ばかり。

   家に帰って色々と振り返るなかで、以前より我が子の机の中に

  なぜ、ベルトが入っているのか、気にはなっていたが、今日謎が解

  けた。今まで信頼を寄せていた先生方だけにショックはかなりのも

  のがあった。直ぐに担任の先生と連絡を取り、話し合いの場を持つ

  事となった。

    話し合いの中では、謝罪と今回の件についての言い訳である。

   「給食後は大変忙しく目が行き届かないために、この様な状況を

   取った。今後、この様な事が無いようにします。」とのこと・・・。

   我が子は人から叩かれる事はあっても、人に手を出す子ではなく、

   ただ発作があるために、目が離せないのである。椅子に座っていれ

   ばケガは防げるだろうが、子どもの人権・尊重なんて全く無視され

   ているのではないか!子どもの気持ちを思うとなんとも歯がゆい。

   我が子が喋れればこういっただろう。

   「先生、ボクはあなたたちを人間として認めないからね。」

 

    出来事4

    連絡帳。それは日々の子供の情報交換やしつけ・教育に対する

   意見交換の場というだけでなく、親の目・教師の目を通した貴重な

   ≪子供の生活記録≫であり、親と教師の実践記録で、私は、連絡帳

   は我が家の宝だ!と思っている。  しかし、先生は言った。

    「読むのが大変だから、あんまり書かないでいいですよ。

     アハハッ!」

    なんですって!桃太郎侍がいたら、あなたは成敗されますよ。

 

  4つの出来事を通して私は、この件にかかわった先生方に尋ねたい。

   「この子が喋る事ができたら、同じ事をしますか?」と。
 

   教師という職業に憧れ、胸膨らませて子供たちと向き合った時の事

  を思い出してほしい。 “人間、先生と呼ばれるようになるとダメに

  なる”という言葉を聞いたことがある。あまりにも悲しくはないか。

  私は、教師という職業は、人格の形成を担う大変な仕事で、その現場

  に携わる先生方には、私自身敬意を払っている。だからこそ思い出し

  てほしい。

   障害を持った子ども達ほど、真白な心を持ってあなた達の全てを見

  ている。あなた達の些細な接し方一つで、大きな喜び、優しさを、心

  に刻む事もできるし、心も簡単に閉じてしまう。

   この子達を理解しないで、しようともせずに時間だけを過ごしてほ

  しくない。教師としての信念を持って接してほしい。あなたの教師と

  しての信念は? との問いに 「私は子供たちを愛する事です!」

  と答える教師がいたら最高ではないか。

 

   私自身、この原稿を書くにあたって本当に悩みました。

  この出来事は、親の一方的な思い込みだろうか?結局は親の至らなさ

  だろうか?相手が知らない所で、一方的に批判していいのだろうか?

  ・・・と。

   でも、その時の親としての正直な気持ちを書きました。

   しかし、今はその先生方のことを恨んだり、怒ったりはしていませ

  ん。もし、また出会うことがあれば今一度、子供の事・教育の事を素

  直な気持ちで、話し合ってみたいと思います。

   言いたか放題の題名どおり、本当に言いたいことを書きました。

  他の方からのご指摘や、ご批判、素直に受けるつもりです。

  ご意見ありましたら、掲示板のほうにお願いします。