記事タイトル:思い出のオンボロアパート〜壁掛けの絵〜終 


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[2006/08/04 13:11:31]

お名前: シャルト   
syuさん、塔間さん
どうも感想ありがとうございます。
お二人、・・・いえ、みなさんに支えられてこの物語は続いていたように思われます。
とうとう最終回を迎えたので、次の書き込みでレスする事が出来ないので、
この場を借りて書かせていただきます。

塔間さん>
長い間、不定期でしたがありがとうございました。
なかなかよかったですか、
その言葉はとてもうれしいです。
応援は、このようなことをやると必要だなと、しみじみ実感いたしました。
続編(もしくは新作)は、syuさんの許可がとれないと・・・
本当にありがとうございました。

syuさん>
間髪入れず書きましたよ。(・_・;;;)
書きたくなってしまったので・・・・。

・・・ギャップですか・・・、そうですね。
何か人が変わっていたようで、今度からKIYOSHIをどう見たらいいんでしょうね。

あの物語上は、
KIYOSHIは遠くにいても、
いつも見ていてくれた。
すぐそばにいてくれたと言うことでしょう。

また何か書いてくださいと言うのは、
書いてもいいと言うことでしょうか、止めないと書きますよ。

掲示板のジャンル分けですか。
ここなら、ゲーム掲示板とか、やっぱりシャイフォ掲示板とかですか?
あ、それとテラジーさんとの連動企画ってあるんですか?
かなり気になります。
[2000/04/16 23:57:20]

お名前: 管理人 syu   
つい、この間、続きの話が出て、この先、ラストに向けて
どう展開するのかなって思っていたら、なんと、間髪を入れず
最終回を迎えるとは・・・。さすが! なかなかですね! ←意味不明

さて、お話の結末については、なかなかしみじみ考えさせられる内容ですね。
このお話を読んで、KIYOSHIという存在が、とても大きなもののように
感じられるようになりました。
(僕のHPのKIYOSHIのイメージとは、全然違うので、ギャップがスゴイですが)

物語の進行上、途中、KIYOSHIが登場しない回が多くて、あくまで
この物語の中の登場キャラクターの一人と言う位置付けで捉えていたのですが
やはり、彼の大きな存在が,この作品を構成する重要なファクターだったのですね。
しかし、好きな人の為に筆を折って、自分の夢を捨てたり、たとえ、相手がいたとしても
奪い取るぐらいのつもりだったというくだりは、なかなかハートに直撃する(?)行動ですね。

いざ、終わってみると、寂しい気持ちでいっぱいですが、まあ、また気が向いたら
また何か書いてみてください。

・・・と、そろそろ、僕のHPも前から言っていた新しい掲示板をつけようかと
思っています。今の掲示板は残しますが、それぞれ、ジャンルを分けようかと
思います。詳しくは、また、告知します。
[2000/04/16 13:28:29]

お名前: 塔間潤    URL
とうとう最終回ですか〜…。
でも、“思い出のオンボロアパート〜壁掛けの絵”はなかなか良い話でしたよ。
本当にシャルトさんのサイトには置かないんですか?
裏ぺーじにも??
なんだかちょっと、勿体無いような気がします。

それにしても、不定期ではありましたが結構続いていましたね。
長い間ご苦労様でした。
そしてこれからも、頑張って下さい。
では、もしかしたらの続編も、ちょっと期待していますね(^-^)
[2000/04/14 06:43:31]

お名前: シャルト   
前には、簡単に終わらせるとか言いながら、
だらだら続けてしまったみたいで、もうしわけありません。
今回を持ちまして、思い出のオンボロアパートは終わりでございます。
誠に長い間ありがとうございました。

syuさんに塔間さん、HIDE一族さんも本当に応援ありがとうございました。
そして、この話を見てくださった方々、ありがとうございました。

今回、お見合い相手であった伊藤信吾さんのことには触れませんでしたが、
あのあとは、みなさまのご想像にお任せいたします。
けっして、やっつけ仕事ということではなく、
物語の中には考える部分が必要ではないかと思うからです。
あの後はどうなったのだろう?
こういう考えることが、物語の中ではとても重要なことですから。

それでは、また機会を見計らって、書き込みに来ますね。
今度は、フローレンスかな?(←たぶん冗談かな?)
[2000/04/14 03:03:48]

お名前: シャルト    URL
短く感じた夜が明けた・・・・。
KIYOSHIと一緒に寝た夜が・・・・。
わたしは感じていた、
おそらくKIYOSHIは旅立ってしまうだろうと・・・・。

布団の中、そこにKIYOSHIはいた。
「KIYOSHI・・・。出ていくとばっかり思っていたのに。」
KIYOSHIは、何も言わなかった。
その日、わたしはKIYOSHIに何があったかを問いつめた。


彼の話では、多くのところを旅してきたが、
旅には終わりがないことに気づいたらしい。
それはつまり、全ての世界を描こうとしていた彼にとって、
果てがないものは絶望だったらしい。
いつまでも続くもの・・・。
それを描き続けようとする自分を待つもの・・・。
いつしかわたしは、彼にとって邪魔な存在になっていた。
わたしが待っていること彼は知っていた。
そのわたしの期待が、彼にとって重荷になっていたらしい。
そして彼はついに描き続けることをあきらめることになる事件があった。
それは、わたしのお見合いらしい。
わたしがお見合いをしているところを見た彼は決心がついたらしく、
わたしの部屋へと入り、わたしの帰りを待った。
たとえ、相手がいたとしても、奪い取るぐらいのつもりだったらしい。

・・・・わたしは知らなかった。
彼が、わたしの気持ちに気づいていてくれたなんて。
そして彼は、今まで使ってきたものを全て捨て、
わたしを取るという選択肢を選んだ。
大事にしてきたもの全てを・・・・。


次の日、
わたしは折られた筆を接着剤でくっつけ、
ゴミ箱に捨てられた絵の具を拾った。

「KIYOSHI・・・。これ・・・・。」
わたしは、筆と絵の具をKIYOSHIに渡した。
困惑した表情のKIYOSHI。
彼は受け取っていいものかと、迷った様子だった。
「KIYOSHI!受け取って!
わたしなんかのために、あなたの人生を犠牲にしたくないの!
だから・・・、だから・・・、早く行ってよ!
あなたの夢なんでしょ。世界を描くことが!
・・だから・・・だか・・・ら・・。」
わたしの頬を雫がつたう。
彼は、何も言わず私が差し出したものを受け取り、
身支度をして、部屋を出ていこうとしていた。

わたしは、去りゆく彼の背中を見ることができなかった。
ただ、じっとうつむいたまま涙を流した。
ドアが、バタンと言う音を立てて閉まるまで、
わたしは動かなかった、と言うより動けなかった。
ドアが閉まって、わたしは崩れ落ちるように泣いた。


そんな話も、もう過去の話だ。
いまは、KIYOSHIから世界各地を描いた絵はがきが届いている。
たとえ距離は離れていても、いつでも会えるのだから・・・・。
あの、壁に掛かった絵がある限り・・・・。
[2000/04/14 02:50:49]

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