記事タイトル:壊れシャルト修復工事事故発生 


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お名前: シャルト   
私たちはお見合いの場となる店へと移った
先方は、先に来ておられ
大きな会社の取締役の息子だそうだ。
きれいな顔立ちの彼、
何故そのような彼がお見合いするのかわたしには分からなかった。
「どうもはじめまして・・・・。」
「あっ、はじめまして。」
わたしが彼の顔をじっと見ていると、
彼の方から話しかけてきた。
「あの・・・・外に行きませんか。」
今この部屋に入ってきたところなのに彼はそう言い出した。
社長達も驚いていたようだったが、
彼はわたしの手を取ってわたしを店の外へと連れ出した。

わたしは彼に引っ張られるままに店の外へと連れ出され、
そして彼がひろったタクシーへと
手を引かれ乗り込んだ。
「あの・・・・。」
わたしが話しかけると彼は、
ん?と言ってわたしの方を向いた。
「これから何処へ行くんですか?」
「これから行くところですか?それは・・・・。」
彼はあっ、と驚いたようなそぶりで
タクシーの運転手に道を教えていた。
そんなやりとりを後ろから見ていると彼が悪い人でないような気がしてきた。
そして、その彼に少し惹かれている自分がいるのが分かった。
それに気づいたわたしは、自分の心に何度も訊ねた。

KIYOSHI・・・・
あなたはいつ帰ってくるの?
わたしはいつまで待てばいいの?
KIYOSHI・・・・
わたしは、わたしは・・・・
ねぇ、おしえてKIYOSHI・・・・
[2000/01/12 03:30:05]

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