記事タイトル:純文学?! 


書き込み欄へ  ヘルプ
お名前: 管理人 syu   
こんばんは! シャルトさん。
新作の純文学執筆で、華麗にここに復活ですね。
取材旅行から戻った(!☆▽◆?)シャルトさんが、新境地に挑む
といった感じでしょうか。

やはり、こういった書き込みは、旧掲示板の華ですね。
なんだか、ここでは、しっくりするような輝いているようなそんな感じがします。

これから、このお話がどう展開していくのは、僕には、全くよめませんが、
このお話にはフローレンスキャラは出てこないと思います。
(もし出てくるとしたら、数年後のKIYOSHIかな。
ただ、時代設定が全然合わないですが…。)

それでは、今後の展開に期待しています。

シャルトさんもHOMEHOMEの更新大変でしょうが、
息抜きにここにお話の続きを書きに来て下さい。
[2000/05/11 23:46:18]

お名前: 塔間潤    URL
おお!新しく連載が始まっているじゃないですか!
今回は純文学ですか。
純文学といえば…私は芥川と漱石を良く読みましたよ。
芥川の“歯車”(←知ってます?)とか、なかなかすごいです。
ちょっとホラーっぽいけど、ポーの“黒猫”も良いですよ。
あ、でもここに書くということは、フローレンス劇場のキャラも登場するんですかね?
登場人物の名前も出てないし。
普段バカな事やっている人間も、年中そうしているわけじゃないですからね。
シャルトさんの書くKIYOSHIとかでも、そうなのかなぁ…。
と思いながら読んでいましたよ。
そういうわけで、今回も密かに期待していたりなんかして(^^)
[2000/05/11 05:21:05]

お名前: シャルト    URL
こんばんわ
今回また書かせていただいた、シャルトです。
今回の物語では純文学(?)をイメージして書かせていただきました。
何を突然と、思われる方も多いことでしょう。
ですが、今回はフローレンスたちのことを書いて良いものかと思い。
このような形で足跡を残させていただきました。
今までにない感じで書きましたので、偽物かと思われるかもしれません。
おかしな話ですが一応本物です。
またこういう形も、一度は書いてみたかったので書いたと言うこともありますが・・・

宜しかったら感想などをお書きいただけるとうれしいかぎりです。
それでは、今回はこの辺で・・・・。
[2000/05/11 00:27:38]

お名前: シャルト   
動き始めた列車・・・・
彼女は、私の乗っている列車と同じ速度で歩き始める・・・・
何かを言いたげなその唇・・・・
儚げな目が私を見つめる・・・・
やがて列車は、速くなる、歩いていては追いつけない速度に。
列車は黒煙を上げ、ホームをはしりはじめる。
彼女は、小走りになる。
やがて小走りでも追いつけなくなり、
少しずつ遅れていく・・・・
私は、座席の窓から見える範囲に彼女がいなくなると、
窓から身を乗り出して彼女を捜す。
彼女は、列車を追いかけている。
もう決して彼女の足では追いつくことの出来ない列車を・・・・
私は彼女に手を伸ばす・・・・
今なら届きそうな気がしたから・・・・
彼女もそれを掴もうと手を伸ばす。
だが、その手は届くわけはなかった。
彼女は、次第に遠くなってゆく・・・・
彼女のかぶっていた真っ白な帽子が、風にとばされる・・・・
その光景は、前にも見たことがある。

あれは夏の出来事だった。
私は彼女と散歩に出かけた。
広い草原で一休みしていると、突然の突風。
彼女の白い帽子が空へ吸い込まれるように飛んだ。
彼女は、風に遊ばれる髪を押さえながら飛んでいった帽子を見つめている。
私は彼女のその帽子を追いかけた。
どこまで飛ぶか分からない帽子を・・・・

ふとそのような思い出が頭をよぎる。
もう昔の話なのに・・・・
彼女は、息を切らせながらも走り続けた。
ホームの端に来るまでずっと・・・・
私は彼女を見続けた。
彼女が見えなくなるまで彼女のいた方向を見続けた。
彼女は髪を押さえながら、何かを私に向かって言った。
私はその言葉を聞き取ることは出来なかった。
やがて彼女も見えなくなり、ふと視線を空にやると、
彼女の白い帽子が空を飛んでいた。

その真っ白な帽子も、雲にとけ込むかのように小さくなり、
やがて見えなくなった・・・・
いま見えるのは、青い空に白い雲、
そして雑踏の中の様なこの列車の中だけだった・・・・
[2000/05/11 00:19:16]

このテーマについての発言をどうぞ。
氏名
E-mail URL


半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
記事一覧に戻る