記事タイトル:思い出のオンボロアパート〜壁掛けの絵〜 


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[2006/08/04 13:11:32]

お名前: 管理人 syu   
 シャルトさん。お久しぶり!
シャルトさん自身のHPの更新(オリジナルストーリーの続き)が
急がしい中で、『思い出のオンボロアパート』の続きを熱筆して頂き
ありがとうございます。

 いよいよ、物語も佳境、目が離せない展開になってきましたね。
前にも感想で書きましたが、日常の描写がリアルで、その場の情景が
頭の中に、鮮明に浮かんでくるような気がします。
(KIYOSHIだけは、フローレンス劇場の彼とは、違うので、
想像し難いのですが・・・。)

よろしければ、今度、『思い出のオンボロアパート』制作秘話や苦労談など
聞かせていただければ・・・と思います。
(これは、物語が完結した後がいいかな。)

しかし、さすがはシャルトさん。
早速、塔間さん命名の『入間健一』がフルネームで登場し、なんだか、
ちょい役の隣人にもかかわらず、妙に存在感のある描写になっていますね。

お見合い相手の彼の消息も気にかかるし、KIYOSHIの行動の意味する
のは何なのか、この物語が結末に向かうのを寂しく感じつつ、続きを読むのを
楽しみにお待ちする事にします。

これだけの力作であるにもかかわらず、僕の掲示板に置いておくだけなのは
もったいないと思うので、シャルトさんのHPで、公開されてはいかがでしょうか?
KIYOSHIについては、自由に扱ってもらってかまいません。
(がんがぜさんにも相談してみた所、勝手にどうぞと喜んでおられました。)

シャルトさんはHPの方、どうですか?
最近、訪問しに行けなかったので、今日にでも、覗かせていただきます。
いろいろ、自分の思うようにいかなかったり、アクセスが増えなかったり
と悩むことがあると思いますが、頑張って下さい。
僕のページも、最近は、更新の時間が割けず、また、掲示板も閑古鳥が
鳴(泣)いていることが多いので、思い悩んでいる所です。

TINAMIの登録ですが、なんと、同じページにあるようですね。
WAO! びっくり!の奇遇な縁ですね。
これでお互いのアクセス者が増えると申し分ないのですが・・・。
(シャルトさんは、ちえリストの登録はしているのでしょうか?)

あと、もしよろしければ、僕のHPからリンクを張らせていただきたいと
思います。これに関しては、シャルトさんのHPにその旨、書き込みさせて
頂きますね。

・・・さぁ、僕のページもそろそろ、本気(?)を出して、新規訪問者の
獲得をすべく、行動を開始しようかな・・・と思っています。
(む”ーーー、また始まった。口だけ星人syuの独り言。)
[2000/03/26 16:17:02]

お名前: 塔間潤    URL
久々ですね〜オンボロアパートの続き(^-^)
それにしてもシャルトさん、うまいですねぇ。
引っ張るのが…。
KIYOSHIに何があったのか、非常に気になります。
唐突なラストというのも…。
こういう話は大抵“感動の最終回”で幕を閉じると思うのですが、
筆を折ってしまったということですからねえ。
続きが楽しみです♪
[2000/03/26 03:48:06]

お名前: シャルト   
くっはー、
何とか書き上げました。
やっぱりこっちの方がおもしろいですね。
自分のページほったらかしなのに(苦笑)。
これを書いてて思いだしたんですけど、
朝に『Oの大将放浪記』なるものがやってるんですよね。(地方局ですけど)
何となく書いてしまったけどいいかなぁ・・・・

ま、それはそれとして、
今後の二人の話、どうなるんでしょう。
筆を捨てたKIYOSHI。
つぎにあるものは・・・
逃げ出すことか、立ち向かうことか。
次回を待て!
ってかんじかな。

syuさん>
やっとこさ書き込みました。
でも、ここに書き込みに来るときって、だいたい物語を書いてるような・・・
そういえば、塔間さんがいってましたけど、TINAMIの検索で、
同じページにあるらしいのですが、
知ってました?

塔間さん>
二人を待つのは、
ハッピーエンドか?
それとも・・・・
むー、どうなるんでしょう。
よく考えてみたら、結構がんばって書いてきてますしねぇ。
でも、無駄にのばすのはあまり好きじゃないから、
唐突なラストかも・・・
[2000/03/25 23:57:20]

お名前: シャルト    URL
次の日、わたしは会社には行かなかった。
いや、行けなかったと言うべきだろうか、
社長に聞きたいことはたくさんある。どこまで知っていたのかと・・・・
電話ぐらいかければよかったのかもしれない。
だが、もし・・、もし、社長がなにも知らないのだとしたら、
わたしが言ったことで、すべてがばれてしまう。
彼への想いで心の悩ませつつ、
今日だけは隣の住人である『入間健一』に、電話のことを頼みに行った。
その日は、ずっとKIYOSHIと一緒にいた。

次の日、
隣人がわたしの部屋の戸を叩いた。
「あ、昨日言うの忘れてたけど、会社から電話があったぞ。
『見合いはだめだったみたいだね。もし、起こっているのなら申し訳ない。
詳しい事情は、君に直接話したいから、できれば会社に来てもらいたい。』
と、いうようなこと言ってたぞ。それだけだ。
今日は俺に用事があるから電話番はできないぞ。
あ、もう行かなきゃ。じゃあな。」
わたしは隣人の言葉を聞き、
次の日に、会社へ行こうと決心した。

明くる日、
「あの・・、ごめんください。」
会社の扉を開ける。
「あ、きみか。
この前は突然どこかへ行ってしまって驚いたよ。
それであの・・・
彼のことだが・・・
きみは、彼がどこへ行ったか知っているかな?
先方では、彼がいなくなって驚いているらしい。
きみが知らなかったら、警察へも連絡すると・・・・。」
社長は、申し訳なさそうな顔をしている。
わたしは、思い切って真実を社長に尋ねた。
「あの・・・・
社長は彼のこと、どこまで知っていたのですか?」
社長は、驚いた顔をして、フムと小さく言い、
「全てだよ・・・・。」
そう言った。
「まぁ、その話は長くなるから、応接室で話そうか・・・。」
応接室に通され、イスに腰掛けた社長は、ゆっくりと話し出した。
「そう、すべて・・・
彼が多くの女性と見合いをしたことも。
男を愛していたことも。
先方が言っていたのだが、きみの場合は特別らしい。
彼が、見合いの席の途中で、女性を連れ出すことは・・・。
その後きみたちになにがあったとは聞かないが、
彼の所在だけは、知っておきたい。と、先方から電話があった。
だからきみに電話をかけさせてもらった。
迷惑な話だと思うが、この会社のためだったんだ。
きみが知っている限りの話でいい、
このとおりだ・・・・。」
社長は応接室のテーブルに頭をぶつけそうな勢いで頭を下げた。
わたしは、社長に頭を上げてもらい、
わたしの家の近くで彼は、どこかへ行ったと言うことを、
社長に伝えた。
わたしも話し終わり、家路につこうとしたとき、
「きみ、これからも会社に来てはくれんかね。」
社長はわたしにそう言ってくれた。
「いままでありがとうございました。」
わたしは、そう言って会社を後にした。

アパートにつく頃には、もうすっかり暗くなっていた。
キーっとわたしの部屋の戸が音を立てて開く、
少し前までは、真っ暗だったはずのわたしの部屋、
いまはKIYOSHIがいるから明るくなっているはずだった。
が、明かりはついていない。
わたしの脳裏にまさかという言葉が駆けめぐる。
カチッと、スイッチを入れるとKIYOSHIは部屋の中にいた。
フーッとため息をつく。
わたしはKIYOSHIに背中から抱きつき、
「ただいま。」
そう言った。
だが、KIYOSHIの体は小刻みに震えている。
どうしたのかと思い、彼を見ようと顔を出すと、
彼の目の前に、折られた筆と、ゴミ箱に押し込められた絵の具が見えた。
『えっ?
なぜ・・・・?
どうして・・・・?
なにが起きたの?』
わたしは胸が引き裂かれんばかりの想いになった。
思考がうまく、働かない。
『KIYOSHIいったいどうしたの?』
それが、精一杯の質問だった。
[2000/03/25 23:36:30]

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