近年、キャリアを取り巻く問題として、選択肢の多さに注目した。

進路の選択肢が増えたことは、一見、多彩な自己実現を容易にするかに見える。

しかし、各々の選択肢(職業)は、社会の情報化など、競争環境の変化により、

相応の技能(個性)が要求されるものとなった。

特徴のないものは、選択肢を獲得できない

−即ち、従前の切り札である個性を棄てて埋没が許されなくなった。