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センター 英語の特徴と対策


センター試験は、良問だけど、簡単には高得点は取れないんです。そこらへんを語りたいです。

目次 センター試験の概要  具体的対策法  文法練習問題


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 センター試験は、高校の教科書程度の英語の理解ができていれば、ほぼ満点が取れるといわれています。ですので、センターは簡単という迷信が世の中に広まっている様です。


 たしかにセンターは、その性格上、そんなに難しい問題や、俗にいう悪問、奇問は作れません。その性格上と言うのは何であろうか。

○公共性の強いものであるという事、つまり、受験生の約半分が受ける大きなイベントであるということ。
○答えを発表するということ。

 があります。これが大きな特徴なのです。答えを発表するということは、明かな根拠を持って答えを出せる問題でなければいけません。選択肢での答えの可能性が2つ以上あって、その中でよりより良い方を選ぶと言うのではなく、きちんとした学力と基礎的な解法を持っていれば、根拠を持って答えが導き出せるのです。また、高校の学習指導要領の範囲から出題されていますので、問題そのもののそれほど難しい問題は出題できません。

 ですので、センター試験が良問だといわれる所以がそこにあるのです。ですがやはり、大多数の受験生の立場から考えると、「思うように行かないな」となるのではないでしょうか。

 その理由は、問題そのものは難しいものは作れないので、その分問題量を多くしていると言うことです。また、指導要領を超えなければ何を出してもいいのですから、その範囲でなら難易度はいくらでも調整できます。

 少し考えてみてごらんなさい。センターの平均点X点などと言っても、そこの受験者の中には、東京大学や京都大学などを始めとする超一流国立大学を目指している人がたくさんいるのですよ。その中での平均点X点なわけですから、誰でも気軽においそれと簡単に高得点が取れるわけではないのです

 ここまでまとてみましょう。

○問題は、学習指導要領の範囲からの出題で、選択肢も、きちんと答えが出るようになっている。
○だが、問題数を多くする事によって、だれでもが簡単には高得点は取れない。

 では、もう少し細かく出題を見てみよう。平成13年度を見てみると、

第1問 (発音《今年は出題されていない》・アクセント・文強勢)
第2問 (文法・語法・会話文・語句整序)
第3問 (語選択・文整序)
第4問 (英文・図・グラフの融合問題)
第5問 (会話文と図の融合問題)
第6問 (長文読解)

 となっている。まさになんでもありと言った感じですね。そして、毎年全部で50題位問題数があって、第3問以降は配点が高いということです。200点満点中で、最高配点は最大で1問7点というのもある。

 なんでもありなので、第3問までの音声的な問題や文法、語法的な問題もたくさん出題させている。ましてや時間がかかって面倒くさい語句整序問題や文整序問題も出題されている。おまけに長文も、必ず物語文が出てくる。これは文部省の意向によるものです。物語文は、入試の長文程度の長さだと、上手く登場人物や話しの結末が掴みにくいことがある。そして、センターでは物語文は最後にあり、時間的に苦しいし、配点は高いしという心理的な作用が働くことは十分に考えられます。特に、練習の時にパラグラフリーディングばかりにこだわり、評論文の練習ばかりしていると、本番で大変な事になります。
PS(パラグラフリーディングは会話、物語では通じないことが多いです。)

○センター試験は、学習指導要領の範囲から幅広く出題されるので、出題範囲は
まんべんなく練習する必要がある。

 では、本番で確実に高得点を取るのはどうすれば良いのでしょうか。

 最初は、センター試験に出題される問題レベル、量などを体で体感してほしいと思うので、高2の1月に最新のセンターの問題を解いてみよう。原則的に、センターは高2の学習範囲で出題されているので、結構点数にこだわるのも良いと思う。時間は守らなくても良いので一年分を全部解き切ろう。この時点で70%取れれば、かなり学習は進んでいると言えるであろう。

 その後、センターに出題されている全ての形式で、時間は守らなくても良いし、巷で言われている色々な解法テクニックを駆使して構わないので、確実に目標点+αが取れるように練習します。できれば夏休み前、遅くても11月中にできることが望ましいですね。それができれば、後は時間内に目標点に持っていけるように練習です。それができなくても、11月中には時間内に実力が100パーセント発揮できる用にするための練習はすること。

 といっても、目標点が取れるようになってから時間を計った練習をすればいいのではありません。ほかと比べても時間との戦いになるので、遅くても夏休み開けからは、1年分を(予想問題でもいい)、時間を守ってとく練習を始めましょう。

 予備校や学校などの練習では、解説の時間的な都合で、1年分全部を80分で解説することは多分しないで、長文1〜2題を1時限ですることが多いはずですが、それだと簡単に感じるはずです。ですが結局は時間との戦いなので、自分で時間を取って練習する事が大切です。幸いにも、センター対応の模試や、過去のセンター模試を集めた予想問題集、実況中継など、対策、解説本もたくさんあるので練習量に困る事はないはずです。

○時間を守らなくても良いので、目標点が取れるようなることが基本。
○時間との戦いなので、その練習も早くからする。

 次ぎに、センター試験練習用の問題集や参考書で、定評のあるものを紹介しよう。上にも書いたが、基本的には大手予備校でのセンター用模試を、そのまま「対策集」として編集したものが多いです。

 そうなると、なんとなく詐欺っぽいが、センターは、公共性の強い性格上、予備校のテキストや学校の練習問題に使われる事が多いので、過去の模擬試験を問題集として編集したものでも、立派な練習素材になるのである。

 センターは(も)1点でも高得点を取りたいテストなので、英語力のない人ほど充分な練習量が必要です。

河合塾
『マーク式基礎問題集』
 分野別(文法・語法、長文内容把握など)で各々独立している。特定の分野で集中練習したい人に最適。
『マーク式総合問題集』
 過去のセンター用模試と、センター試験の問題から構成されている。
代々木ゼミナール
『大学入試センター試験実践問題集』
 これも過去のセンター用模試と、センター試験の問題から構成されている。
駿台
『センター試験実践問題集』
 模擬試験を編集したもの。
『センター試験過去問題集』
 名前の通り、過去問を素材として使っている。
『センター試験短期攻略問題集』
 これは、分野別(読解、発音、アクセントなど)の演習用です。特定の分野での集中演習に最適です。
その他
『大学入試センター試験New英語』 木原太郎著 語学春秋社
 センター対策の授業の実況中継です。 

 などがあります。ここでは、各々の個人的なコメントは差し控えます。センター用の参考書は本屋の受験コーナーにたくさんあるので、自分に合っていて、かつ必要なものをやりましょう

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 では、次ぎにもう少し細かい学習対策を検討してみよう。参考にしてみてください。

 発音、アクセントは、規則集を使って原則と例外を覚える事を進める人もいるし、それは所詮例外が多いから、長文などでの単語学習の際に、重要なものは覚えたほうがいいという人もいます。個人的には、普段の学習で、(可能ならば音声教材などを使って)オーソドックスに勉強して、試験に出るものは、問題集や規則集で補う、あるいは完璧に覚えなおすのが良いと思います。普段の学習で、例えば学校や予備校などの授業で、単語の発音に関して説明をしてくれる人が殆どいないのが現実だと思います。ですので、上で紹介した河合や駿台の、分野別の対策集で、発音アクセント用問題集を、そのまま単語帳みたいに使って意識的に覚えなおすか、発音アクセントの規則集をやるのが良いと思います。いずれにしても、それほど勉強時間のかけられる分野ではないはずなので、普段の単語学習で、発音を気にしないで覚えている人は、案外苦戦するかもしれませんが、試験では落したくない分野でもあるので、それなりの事はやったほうが良いと思います。

 発音アクセントは、普段の学習での心構えが基本。少なくとも、普段の学習の際に、
発音をローマ字読みで覚えるような学習は駄目。その後、対策集や規則集を
使って頻出のものはやりなおす。

 文強勢や会話穴埋めは、まず文の流れが取れる事(といっても、内容は単純なので、文解析ができて、意味が取れればいい。)が大事。文強勢は、会話の流れでの新出情報(質問の答えや、情報訂正、新情報など)や強調表現が強勢されます。会話穴埋めは、穴の前後、特に後の会話にきちんとつながるものが答えです。セットフレーズを覚える事も重要です。

○文強勢は会話内での新出情報と強調表現に注目。
○会話穴埋めは、穴の前後、特に後の話しにつながるものを選ぶ。

 文法、語彙、語法、語句整序問題は、それほど難しい事は問われないが、頭で文法、語法、構文的な知識がわかっていても、これらの問題を確実に解く際は、やはりある程度練習量が必要なのです。ネイティブの人は文法問題が解けないというのを聞いた事があるとおもいます。文法問題を解く際には、頭でわかっている文法が基本ですが、多少別の思考回路を使うのだと思っています。ですのでそれなりの練習は必要です。ましてや、実際の試験で、この分野で時間がかかってしまうと、配点の高い長文での時間に影響が出ます

 理解して覚える文法と、文法問題を解く際の文法は、基礎は同じだが、
頭の思考回路が違う(と思う)。だから、ある程度の練習は絶対に必要。
試験では、ここでの大幅タイムロスは命取りになる可能性あり!

 文整序はこれも前後、特に後のつながりが大事です。接続語句や、時間の流れ、代名詞、同格(語句説明)、対比などがヒントになります。客観解が基本なので、目に見えるその様が語句が重要な決め手になってくるのです。2002年には比較的長い文章に文を3つ入れる設問が増えた。また文中空所補充も出題されたが、これも事実上の整序問題のバリエーションと考えて良いだろう。しかしここは、コミュニケーション重視のセンターにおいて、数少ない評論文読解形式でもあるためか、配点も高い。しっかり練習しないと案外時間がかかり、後ろの長文の時間が少なくなってしまう。安易にかかると、とっても危険である!

文整序も後のつながりが特に重要。強引に内容をつなげずに、文の表面に
現れるヒントを活用する。ここでもタイムロスしない様に練習を充分に!!!

 長文(配点の60%が長文です!)
 図表読解を毎年出すのもセンターくらいでしょう。試験で数学などを使わずに、数学から全く離れている人で、この系統の長文に抵抗を感じている人は、充分に練習を積んでおくこと。また、会話や物語はいつ、誰が、どこで、などのいわゆる5W1Hがこんがらないようにしよう。なんて当たり前だけど、時間的プレッシャーがあると、それがおろそかになってしまうと思うのです。

 選択肢は、正しいのが1つあって(当たり前)、他は明らかに間違いとなる根拠があります。例えば、本文と逆の記述がなされていたり、本文に書いていない記述があったり、といった感じで、落せる根拠は、長文が読めていて、選択肢との対応箇所がわかれば簡単に落せます。一部の私立の難しい選択肢みたいに微妙な判定が求められたりするような芸はありません。選択肢の芸が細かくないのは、最初に書いた、センターの公共性と、答えを発表するためです。

 さて、長文の解法は、教えてくださる先生によって方法が違います。最初に問題を読んでから長文に入れという先生もいらっしゃいますし、それをやると、長文を読む集中力が落ちるから、先に(あれば)注釈やタイトル(センターにはない)だけを読んで、1回は長文の内容に集中して、その後問題と照らしながら長文を再読し、その過程で解いていけとおっしゃる先生もいますね。もちろん他にもあるでしょう。これは、どの方法がいいのかはまさに人によって別れると思いますし、試験時間や出題形式によっても変わってくるでしょう。自分で色々な方法を試して、本番で一番高得点を取れる方法を編み出してくださいね

 ちなみに、目安としては、長文以外の問題を素早く解ける訓練をして、長文も1分で60語のペースで読めれば、時間が足りないと言う事はありません。

 追記
 2006年受験から、リスニング問題が出題されます。50点分ですので合計が250点になります。出題のレベルですが、他の問題同様、英検2級程度のレベルだと思われます。早めに具体的な対策をしたい人は、英検2級用のリスニング教材を使うと良いと思われます。(2004年6月追記)

○図表問題に抵抗がある人は十分に練習を積もう。
○会話や物語は、時間的プレッシャーに負けずに5W1Hに注意するという基本に忠実に。
○選択肢は、正解以外は明らかに落せる根拠があります。
○効率よく一番高得点が取れる自分流の長文読解プロセスを確立しよう。
○2006年度からのリスニングは英検2級レベルと予想される。

まとめ

センターはある程度はパターンが決まっているので、基礎をしっかり勉強し、
充分な練習問題をつめば、十分高得点がとれます。

ちなみに毎年、少しづつ出題パターンは変化をしています。
本番で、少しくらい傾向が変わってもあせらない事が肝要です。


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