高校生、大学受験生のための英語学習方法

 ここでは、中学で一通り、導入的な英語の学習をした人が、それ以降の英語学習をどのようにしていけば
いいのかを、大学受験をベースに、アドバイスします。参考にしてください。

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1、教科書、テキストを充分活用しよう
2、単語、熟語の勉強の仕方
3、文法、構文の勉強法
4、作文の学習法
5、読解練習のアドバイス
6、リスニング
7、辞書の使い方



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1、教科書、テキストを充分活用しよう

 英語の場合、帰国子女などを除いて、高校2年の終わりまでによほど充実した勉強ができていないと、単語、文法、構文などの知識(特に単語)が弱いので、自分で(辞書を使いながらでも)英字新聞を読んだり、読書というレベルには行きません。いや、高2の終わりでそのレベルまでなっている人なんてまれだし、大学の標準問題を読みこなせる人も、15%いるかいないかでしょう。いくら見栄をはっても、1行に2つも3つも知らない単語、それも重要なのかそうでないのかもわからない単語があったら、調べているだけで嫌になってしまいますね。

 私は、教科書や予備校のテキストをしっかり勉強すれば、(受験)勉強は充分をいう立場を取っていないが、それでも教科書やテキストは学習素材として充分に使えます。なぜなら学習用に編集されているのですから、各レッスンに何かしらの狙いがあるわけです。

 つまり、教科書やテキストは、学年別という名目のレベル別英語になっていますので、自分のレベルに合った英語の文を選ぶことができるのです。学年相応の教科書が本人の学力に適しているとは限りません。力のある高1の人が上級生のリーダーの教科書を使ってもいいし、英語の力が弱いと思う人高2の人が、高1の教科書を読んでもいいのです。個人的には、中3の教科書あたりから、英語の(構文的)基礎強化の素材としては使えると思います。どうしても弱いと思う人は中3の教科書がちゃんと理解するレベルからでもいいと思います(語彙面含む)。また、複数の教科書を併用すれば読書量、語彙量ともに増えていいと思います。教科書には、ちょっと値段が高いがガイドもあるので、分からない所を調べたり人に聞いたりする手間も省けます。教科書は内容がいまいちのときもありますが、広い範囲ジャンルの英語を、効率よく学べる様に編集してあるため、基礎的な構文、語彙的な面も偏りなく学べますので、是非効率よく勉強したい人はおすすめです。

 教科書、テキストは、レベル別英語に編集されているので、自分のレベルに合ったものを選んで勉強すれば効率よくかつ無駄なく力をつけることが出来ます。 

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2、単語、熟語の勉強の仕方

 英語だけでなく全ての語学学習で、これが一番大変ですね。文法、構文的なものは、いくら日本語と全然構造が違う英語といえども、受験勉強をしっかり勉強すれば、ある程度は克服できます。単語は、大学受験では難しいのは注がついていたり、分からなくても問題は解けたりすることも結構あるのですが…英語を受験レベルで終わらせたくない人は、大学入学後に積極的に新聞や本を読んだりして語彙をもう少し増やそう。

 さて、単語や熟語は、実際の英語の中で覚えるのが一番いいのです。それも、必要なものは語法を絡めてです。たとえば、 help という動詞がありますが、これは「人の仕事を手伝う」場合には、

 ◎ help 人 with 仕事 という語法を取ります。 例 He helps her with her homework.

 このような、基本語法を覚える事は、英語を正確に読んだり話したり書いたりするのに大いに役立ちます
しかし、helpみたいな中学で出てくる動詞は、中学の授業でなかなかそこまで練習する時間がないので、語法を覚える事が大事と言う認識が芽生えない様です(自分もそうだった。)。ですので、中学動詞も含めて、熟語帳、語法問題集などを使って、確実にものにしましょう。
 また。辞書には語法もしっかり載っています。必要な語法の情報はゲット出来るようにしたいものです。

 ところで、読解練習のみで受験に必要とされている語彙を一通り触れるのは、かなりの読書量になり、色々な教科のある受験勉強ということを考えると非効率になるので、やはり単語集、熟語集などでの補充は必要でしょう。
 しかし、自分で構文が取れない人は、単語集、熟語集だけを勉強しても、読解力アップにはつながらないので、それだけは気をつけてください。

 あと、これは暗記物全てに言えるのですが、

・必ず覚える制限時間をつけて覚えること。
・一つのものを完璧に覚えるまでじっくりやるのではなく、ある程度の量で同じものを、毎日、一月位繰り返しつづけること。

をすすめます。自分のペースの記憶の定着リズムが掴めるまでは、
・20〜30個の単語をセットにして、そのスペルと意味、例文を、3回ずつ(意味、例文は1、2回でもOK))読みながら書く事を、10セットやる
ことから始めてみるのがいいでしょう。

語彙力は原則的には読解練習で出てきたものを。そこで足りないものを単語帳で補充する。
基本語彙は語法もしっかり覚える。それには熟語帳、語法集などが一番効率的。
辞書には語法も載っている。その情報を見逃しちゃだめ。もったいないぞ。
だらだらやらず、時間を決めて、繰り返しやり、覚えるリズムを作る。

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3、文法、構文の勉強法

 これは、できれば受験生の夏休み前までに概略を身につけて欲しいです。文法、構文は活用法を間違えると英語学習における諸悪の根源になりますが、正しい活用をすれば英文を正確に解釈したり、通じる英語を発信するのに非常に役に立つのです。

 構文に関しては、自分で取れない人は、まずは、動詞の語法(特に2文型、4文型、5文型、句動詞になるものなど)、品詞(SVOCMが、どの品詞をとるか)、修飾語、修飾関係、句と節、等位接続詞などに気をつけることが大事です。これをここで実例を挙げて説明すると終わらなくなるので、「基礎英語BRUSH UP」を見てみよう。

 文法は、まずは解釈での急所になることが多い、準動詞、関係代名詞、仮定法、助動詞、比較構文の基礎をしっかり押さえよう。その後、時制や各品詞の少し細かい用法などを補充していこう。

 いずれにしても、単語力を含めて、文法、構文力はお互いに絡み合っているので、同時開発していこう。また、勉強する際に、偏らない様に、先生の話を聞いたり、参考書を読んでまとめるだけではなく、文法問題、解釈、作文(含む会話)の練習を絡めて自分のものにしていこう。

単語力を含めて、文法、構文力はお互いに関連しています。ですので、同時開発していこう。
学習が偏らない様に、読解、文法、作文、会話など色々からめて練習しよう。

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4、作文の学習法
 
 日本人はなかなか綺麗な英語が書けない(喋れない)し、大学入試全体でも、採点が面倒なので出題が低い分野です。その代わりに、整序問題としての出題が多いのです。予備校でも Writing の授業は人気がなく、先生方もあまり担当したがらないのが現状のようです。
 だから、(自分の本音としては、入試では読解と作文しか要らないと思っているのだが)受験大学で、純粋な作文が出ないのなら、その分野に時間をかけるよりは、他教科に時間をかけたほうが賢明です。
 
 ただし、国立大学など、毎年英作文を出す大学もたくさんあるので、その様な所を受ける人は以下のコメントをヒントにしっかり対策を立てる必要があります。

 (1)単元別の文法を学んでいるときに、基本例文を極力暗記する。
 (2)単元別の作文問題をどんどんやる。
 (3)様々なジャンルの作文をやる。その際、読解や単語帳でテクニカルタームを身につけているかが大事になる。
 (4)基本的な単語のスペルはしっかり書けるようにする。

 また、作文をする際には、まず日本語をみてすぐに英語の構文が思い浮かぶかどうかをチェックしてみてください。思い浮かぶならば、あとは単語を当てはめて行けば良いのですが、そうでない場合もあります。そういう場合は、日本語をまず簡単な日本語に置き換えて、その簡単な日本語を英語になおすのです。もう少し詳しくいうと、文構造に関しては、英語の構文を覚えた時に覚えたような日本語。また難しい単語は、受験の単語帳の基礎編〜中級レベルまでの同義語に置き換えます。

 入試で出る自由英作は、まず語学的に間違いを出来るだけなくすこと。そのために、出来るだけ簡単な英語を使おう。そして、論理関係はしっかりした文を書かないとだめです。主題のはっきりしないのはだめという事です。パラグラフライティングの基礎、一つのパラグラフには一つの主題に絞り、そこに例示や理由、対比などをつけていくということをやっておけば、受験生レベルでは大丈夫です(内容がくだらなすぎるとだめですが…)。 自由英作は入試で頻度が低いので、出題する大学を受ける人は意識的に練習すること。

(追記)
 ちなみに先ほど、「採点が面倒なので出題が低い」と書きましたが、作文が出題される場合は配点は高いところも多く、「長文1題分の配点よりやや少なめ」のところもあります。です。また某、A大学の某教授の話によると、「採点が面倒なので、満点か0点(部分点はなし)。雑な字は無条件で0点(最初から見ない)」とおっしゃっていたそうです(私の知人で、その大学の某教官のゼミ生からの情報。ありがとう)。易しい表現を、スペルも含めて、正確に書ける力が必要であることがわかっていただけると思います。

(さらに追記)
 一般に、作文や記述問題(英語に限らず、国語や地歴公民も)の採点は、模擬試験では、細かい採点基準による、部分点なるありがたいものがあります。実は、あれはそうしないと、殆どの人が点数が0点になってしまうから、細かい部分点をたくさんあげるのだそうです。だが、入試本番では、大雑把な採点基準は一応あるが、そんなの殆ど気にしない採点官も多いそうです。実際私もかつて、入試予想問題の記述問題をまとめて採点したことがありますが、あまり丁寧に採点していると、細かい表現やニュアンスの差を、採点にどう結びつけるかなど、あれこれなどが気になりだし、採点が終わらなくなってしまうのです。なので、入試の記述の得点は、○(満点)か△(半分)か×(0点)だけ、または○(満点)か×(0点)だけ、というのは少なからずあると思われます。
 また、採点するのも試験と同じく「制限時間」があり、時間がない時はじっくりみてあげられません。ですので、先ほどの大学教授と同じく、字が雑なのは、本音で採点したくなくなります。大学入試では0点になってもおかしくありません。逆に、読みやすく、ポイントがはっきりしているものは点数が高くなりやすい可能性もあります。字は上手でなくても良いので、読み易く書くのも、記述問題の重要なポイントです。

配点は低いし、試験に出ないのならあまり時間をかけないほうが良い。
難しい表現を格好つけて使って、間違えるのは、本末転倒。基本文を駆使出来るように練習しておこう。
テクニカルタームなどは、読解や単語帳からしっかり拾っておくこと。
字を読みやすく書くなど、採点する側が気持ちよく採点出来るように配慮することも、とても大切。

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5、読解練習のアドバイス

 評論に関しては、基本的にはこのページの英語評論文読解の方法シリーズを見てくださればいいのですが、要点だけまとめると、論理に注意する、基礎的背景知識を身につける、ということでしょう。

 会話文は、誰、時、何、場所、などの状況に注意しましょう。小説は、受験レベルで注意する点は、会話と同じです。特に時間の交錯に注意しましょう。

 これらはもちろん、2、3が下地になっているのは言うまでもありません。1で説明したように、自分にあった素材を選んでどんどん練習するのもいいし、自信のある人、気合の入っている人は翻訳、日本語版を使いながらでも、英字新聞や洋書(後ろに注釈のあるものでもちろんOK)にチャレンジするのもいいと思います。受験生は入試問題の長文をどんどん読むことも考えられます。

 読解の量に関してだが、熟読(t-kiteの定義としては、量は少なくて良いが、しっかり予習をし、授業などで一切の不明点をなくし、完璧に復習をするという、主に予備校や学校で行なわれているオーソドックスな学習)は、1日入試の長文1題くらいの量(レベルは1を参照)は読んだ方が良い。復習の際には、必ず音読も多く取り入れること。

 一方、純粋に読解の量を増やすための練習としては、何か洋書にチャレンジしても良いが、受験生は様々なトピックの英語に触れたほうが単語の勉強にもなるので、自信のある人はTIMEや英字新聞にチャレンジするのが良いかも。勿論そこまでの自信のない人は、学校で使っていない教科書を読んだり、または受験生は入試問題をどんどん読むことも考えられます。ここでは、語彙に関しては、「これが分からなければ意味が全く通らない」と判断したもの以外は極力調べないで、とにかく読みとおして、内容を掴むことを心がけること。この練習は、1週間に1回くらいで充分だと思う。多読で入試問題を読む際には、次のことは絶対に守ろう。

 (1)(取っている人は)自分の取っている長文ゼミのテキストの文は読まない。
 (2)問題は解かなくて良い。この練習は純粋に読解の量を増やすためのもの。問題があると、それに答えることに神経がどうしても行ってしまうので、読書を楽しめなくなる。 したがって、長文に穴埋め問題があるときは、先に答えをみて埋めてしまって良いし、国立の問題は穴埋 め問題が少ないので、国立の入試問題をどんどん読むのが良いかもしれません。
 (3)自分の受ける大学の入試問題は読まない。純粋な過去問練習が出来なくなるから。

標準的受験生の読解量を考えると、やはり足りない。読解量は出来る限り増やした方がいい。純粋に読解量を増やす場合の英語の素材は、学年というよりは、興味、または英語力によって選んだ方がいい。受験生は入試問題をどんどん読む事も考えられます。

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6、リスニング
 
 本当のリスニングの達人になるのは相当大変であり、小生もまだ訓練中であるが、受験といった範囲でのリスニングならば、普段の心がけで対応できます。教科書用のCDなどを使って普段から練習しておきましょう。

 自信の無い人は、音読筆写をお勧めします。音読筆写とは、与えられた英文(実際に一度熟読したもので良い)を、見ながら、内容を取り、音読し、そして速記で書くという作業を同時進行で行ない、繰り返します。実はその作業をするだけで、会話とリスニング力を同時につけられることが科学的に証明されています。 
 少し自信のある人は放送英語(FEN、CNN、NHKニュースの副音声など)もちょうどいい練習になると思います。洋画などは、アクションが長かったりして、リスニング力をつけるための素材としては時間的には非効率なものも結構あります。
 あらかじめ日本語で内容を知っていてもいいので、同じのを何回も聞いて、耳を慣らしましょう。これもある程度までいくと、知っている語彙はきちんと聞き取れるようになるのです。試験問題対策の練習は、その下地がないとほとんど無駄です。

 余談ですが、自分のリスニングの目標は、「The Castle of Cagliostro 英語版」を完全に英語で理解する事です。ですがなかなか時間がなくて、じっくり勉強する時間がないのも本音ですけどね。
 それでも、FENなどを聞いて1日15分は耳の訓練をするように心掛けてはいます。


普段の心がけが大切。ある程度まで練習量を積んでおかないと、試験では全く役に立たない。

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7、辞書の使い方

 ・品詞に注意しよう。
 ・語法に注意しよう。(特に基本的な語彙は)
   これは、動詞でしたら、その取る動詞のパターン(5文型やそれ以外のパターン)が載っていたり、重要語法(後ろに取る前置詞など)が載っていたり、熟語が載っていたりと、知らないと解釈、発信に重大な影響を及ぼす場合があるのです。これは、英語が苦手な人ほど、意識することが大事です。もちろん全ての語彙の語法を全て暗記することが出来ませんが、ある程度の基本的な語彙の語法に習熟するとあとはそのパターンを利用して応用することが出来るのです。あらかじめ品詞と語法が分かれば、辞書を引く際にもそれを逆手にとって、その品詞と語法が載っている所を探せば、必要な意味がすぐにわかりますね。
 
 ・例文を利用しよう。
   特に、重要語法がらみのものは、例文を利用しないなんてもったいない。

 ・語源などが載っている場合もあります。そういう知識は単語を覚えたりする時に役に立ったりします。
 ・接頭語、接尾語の利用(dis-, un-, -ly, -ize など)
   これも、重要なものは覚えてしまいましょう。そうすると未知の単語の類推にかなり役立ちます。

   一つ、有名な接尾語だか、いまイチみんなが使い方をしらない (-ly) だけ説明しておこう。

     名詞 + ly = 形容詞  例 friendly, monthly
     形容詞、分詞 + ly = 副詞  例 quickly, smilingly   (*例外あり)

 ・電子辞書は結構使えるので、お金に余裕のある人は購入してみよう。ただし、中辞典以上のものでないと使いにくいです。これは和英もあるし、薄いので持ち運びにも便利です。ものによっては広辞苑もあるので、日本史や世界史の学習にも使えたりしますのでさらに便利です。

(追記)但し、家で調べる場合は、見やすいという理由で紙のもの方が優れていると思います。電子辞書は、持ち運び用(学校や予備校など)がベストな利用法と思っている今日この頃です。

 ・中学生用とされている中辞典は、情報量的に不都合が生じる可能性があるのでやめましょう。ただし、薄型のコンパクト辞書は、情報量は薄いが、逆に要点がすぐにわかるし、持ち運びに便利なので役に立ちます。

(追記)上記とかぶるが、持ち運びとしては電子辞書の方が圧倒的に優れているので、電子辞書を購入できる人はそちらをすすめます。

 ・先生などに良い中辞典を教えてもらいましょう。ただし、一長一短があるので、できれば2種類以上あると結構便利です。また最近は2色刷りがあり見やすいのでできればそっちの方が良いです。

辞書には役立つ情報がいっぱいです。これを上手く使えばおいしい情報がいっぱい手に入ります。是非使いこなそう。
出来れば複数の辞書を持って、用途において使い分けたほうが良い。辞書にも一長一短があるのです。

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