英語 構文の見破り術 その1

 ここでは、構文の見破り方を紹介します。但し、「基礎英語 BRUSH UP 1、2、3」特に、「1」はある程度前提の知識とします。また、枝葉末節の構文知識を扱うことはあまりしません。あくまで大きく構文を見破るためのコツを紹介します。

 枠内にある英語の訳例は 構文の見破り術 その3 にのっけてあります。自分でしっかり訳してみてから参考にしましょう。


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1、「接続詞+(S)V〜を追加することで、文は容易に長く出来る」

例えば、

We specialize in aesthetics.
S     V      O

 という文があります。この文はある入試問題から引用したものを短くしたのですが、この文は元々は、

We specialize in aesthetics because the branch of philosophy gives a key that helps us to know how we should appreciate a work of art as such.

 という文なのです。これを、「接続詞+(S)V〜」(〜は動詞の語法の支配する範囲)を括弧で囲ってみよう。接続詞の支配する範囲を明確にするために、括弧の種類を便宜的に幾つかに分けています。

We specialize in aesthetics because the branch of philosophy gives a key
(S)  (V)            (接1)
 
that helps us to knowhow we should appreciate a work of art as such.
 (接2)          (接3)

 こうなる。key を後置修飾する関係詞がas such までだから、because 節の括弧の終わりを
as such とつけたい人はそれでもいい。

  このように考えると、主節=We specialize in aesthetics=前に接続詞を持たないSVという事がわかる。また、その様に考えると、主節以外は接続詞+(S)Vを持たなければならないという事になりますね。予備校などで最初に習うかもしれない、「動詞の数−1=接続詞の数」という公式は、そこから来ています。

 ただしこの公式は例外がとても多いのも事実です。ちょっと例を挙げるだけでも、tell,believe,knowなどの後に来るthat節のthat の省略、仮定法での、If の省略による倒置、目的語をさす関係詞の省略、等位接続詞が動詞を並列にしている場合、The 比較級+The 比較級(これは、上の公式を例外にしないために、前のthe を接続詞とみなす場合もある)など、ちょっと考えただけでもたくさんあります。文の表面に現れている語句を見ただけでは判断できません
 
 等位接続詞がらみの例外を見ていきましょう。

This disbelief is quite understandable and results from a very common but mistaken conception of what mathematics really is.

 この文での動詞は、

This disbelief is(V) quite understandable and results from(V) a very common but mistaken conception of what mathematics really is(V).

 の3つですね。しかし、接続詞はwhat だけです。その理由は、等位接続詞 and が、is(V) quite understandable(C) と results from(V) a very common〜(O)を結んでいるからです。図解すると、

        ┌                                               ┐
This disbelief   is  quite understandable
    (S)   (V)and    (C)
          results from a┌ very common ┐
        └  (V)        but      conception of what mathematics really is.
                  └  mistaken   ┘   (O)                    ┘

 となるからです。

2、「繰り返し表現(共通、対比)は要注意」
 
 繰り返し表現をしっかり追って行けば、例えば知らない単語などが出てきても容易に類推が出来たりしますし、また(非慣用的)省略を見破るのも簡単です。等位接続詞を使ったものや同格、それ以外のものもあります。

Genius is one who can take pains and keep at one thing and not, as is generally thought, one who dashes off work.

 これは等位接続詞を使った例です。つないでいる所(共通、対比)を図解してわかりやすくしてみよう。

Genius is one who can take pains
            and  共通
  対比      keep at one thing         
         and
     not, as is generally thought, one who dashes off work.
         挿     入
   
 このような構造になりますね。だから、例えばdash off という語句をよく知らなくても、上との内容との対比と考えて、想像をすることは容易なわけです。これは解釈する上で多いに助けになります。

I have but one aim in life: to live in peace.

 but one aim といきなり出てきても、その内容がわかりません。その説明が : の後に説明がなされています。つまり、この両者は「同格」ということになります。同格の例をもう一つ見てみよう。

Mercury, the smallest planet and nearest one to the sun, is difficult to see.

 Mercury とthe smallest planet and nearest one to the sun が同格です。同格は、名詞(相当語句)を、他の名詞(相当語句)とを並べて、前の名詞(相当語句)を補足説明する関係を同格と言います。時には同格の説明をするものが文全体になっていることもあります。

I feel sympathy for a weak. In other words, it is a rule with me to side with the weaker party.

 これがその同格の説明するものが、文全体になっているものです。次ぎの文の最初で、In other words (言い換えれば)と前置きしておいて、説明しなおしているのです。

Painters want to throw away all the prejudices about the sky being blue, the grass green and so on.

 省略が見ぬけただろうか。図解してみよう。
                                 ┌              ┐
 Painters want to throw away all the prejudices about  the sky   being blue,
                                       ↑  ↓
                                  the grass (being)green
                                        省略 
                                    and so on.
                                 └              ┘
 同じ言葉を何回も言うのはくどいので、省略が起こります。対応箇所を素早く見つけて、前の表現を注意すれば省略は見抜けます

 そのほか、慣用的省略も多い

 省略表現が試験の和訳問題で出たら、省略箇所をしっかり補って訳そう。



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