基礎英語Brush-Up1〜3、英語構文の見破り術連動
英語構文解析の基礎事項 〜その1〜

 語順と品詞を見分けられるべし
  〜語順と品詞の関係が分かることが英語学習の全ての土台〜


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はじめに

「コウブンカイセキ」 というと何やら難しそうですが、要するに「英語の作り」です。
英語は、言葉のつくり(=文法・構文・語法など)そのものが、「意味」をもちます

☆英語言葉のつくり(=文法・構文・語法など)そのものが、「意味」をもつ

ですので、言葉の作りと意味をリンクして覚えれば、自然に英語が分かるようになります。

 ここでは、細かい文法事項や例外にはこだわらず、この英語の作りの、最も根本的なことのみに絞って2回に渡り説明していきます。ですので、これから本格的に勉強をやっていく人は勿論、ある程度学習が進んできている人が参考にしても構いませんし、基本学習のまとめなどにも活用できます。

 どうしてもこれは分からないと困る、という事項だけをまとめてありますので、長ったらしく感じるかもしれませんが、どうか我慢して付き合って下さい。

超重要事項なので、とにかく分からない所や不明な箇所は、調べたり質問したりして必ず解決して下さい。

◎説明形式は、緑で囲ってあるのが板書、解説が講義部分と思って下さい。ではさっそく始めましょう!

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☆英語語順がその文の構文と意味を決める。
       →この語順を5文型という
            @ SV
            A SVC →(S=C)
            B SVO →(S≠O)
            C SVOO
            D SVOC →(OとCの関係は主語と述語)
  
   S=主語 日本語にすると「〜は、〜が」となるもの
   V=動詞 動作または状態を表すもの
   O=目的語 動詞か前置詞が後ろに名詞を支配するもの
   C=補語 主語(第5文型の場合は目的語)の説明をするもの

解説
 英語の語順は、(細かいことを抜きにすれば)5つだけです。これを5文型といいます。つまり、英語に強くなりたければ、この5つの語順に熟知すれば良いのです。この5つの語順は、動詞の語法(使い方)が決めます。例えば、次ぎの例で見てみよう。

私はトムに手紙を書きます。
I write a letter to Tom.

トムに手紙を私は書きます。
Tom writes a letter to me. ⇒×
I write a letter to Tom. ⇒○

解説
 「私はトムに手紙を書きます。」が I write a letter to Tom. となるのは良いだろう。ところが日本語の語順が「トムに手紙を私は書きます。」と変わっても問題ないのですが(意味は若干変わるが)、それにつられて Tom writes a letter to me. とは出来ないということです。もし、 Tom writes a letter to me. を訳すとしたら、「トムは私に手紙を書きます。」となるのです。要するに、動詞 write には、前に主語(〜は)を取り、後ろに目的語(〜を)、を取り、「SはOを(…に)書く。」という風に使う用法があるということです。

 だから、英語の構造(つまり意味)がわかるためには、まずは動詞の用法に詳しくならなければいけないのです。

 ですので、文法の授業で動詞の語法が出て来たら必ず覚えたり、文章を読む時に、常に動詞の用法は意識していきながら少しずつ整理して行って下さい。辞書を引き語法をチェックすることもやって行きましょう。無意識のうちに動詞の語法が意識できれば、大きな壁を一つ超えたことになります。体系的に整理したり、まとめたするには、量質ともに、上手にまとまっている市販で売っている教材として『英語語法の征服』(綿貫陽著 旺文社)がお勧めです。

 さて次ぎに、SVOCについて記号の意味を理解し覚えてしまってください。

Sは「主語」で、日本語にすると「〜は、〜が」などとなります。但し英語では日本語で言う「〜は、〜が」という「助詞」はありませんので、主語を日本語に訳すときは、助詞を補ってあげる必要があります。

Vは「動詞」。「投げる」(throw)「書く」(write)「食べる」(eat)とった動作、または「いる(存在している)」(is / exist)「立っている」(stand)といった状態を表すものがあります。動作と状態の区別は文法事項で出てくるので、意識はしておいてください。

Oは「目的語」。動詞か前置詞が後ろに名詞を支配するもの。つまり、先ほどの動詞write(書く)は、「〜を書く」のであり、その「〜」にあたるのが目的語です。前置詞は、at,in with,forなどです。例えばatは、atだけだと言っているが不明ですが、「〜に、〜へ」などの「〜」を入れてあげれば、意味が通じます。これも、この「〜」が目的語です。この、「〜」が、動詞や前置詞の後ろに支配される名詞(目的語)です。実例で納得してもらえば良いでしょう。write a letter (手紙を書く) at the station (駅に、駅へ)

Cは補語といいます。主語(第5文型の場合は目的語)の説明をするものです。これは実例を通じて理解したほうがいいでしょう。

He became king.  「彼は王様になった。」
S   V   C
CのkingがSの具体的説明をしている。S=Cの関係が成り立つ。

He found the bear dead. 「彼はその熊が死んで入るのを見つけた。」
S  V   O    C
 CのdeadがOの説明をしています。OとCは主語と述語の関係が成り立つ。

詳しくは、基礎英語BRISH−UPで見て行こう。では次ぎに行こう。

文型を見分けるポイント 
 ☆ 第2文型と第3文型との区別ができるか
     SVC →(S=C)
     SVO →(S≠O)
 ☆ 第4文型と第5文型の区別ができるか
     SVO(1)O(2) →(O1≠O2)
     SVOC →(OとCの関係は主語と述語)
 ☆文型の決定は動詞の語法で決まる←授業で語法を紹介されたり、覚えろといわれたものは必ず覚えることが大事。あとは句動詞(熟語)を覚える。

解説
 先ほど、動詞の語法が5文型を決めると言いましたが、複数以上の文型を取る動詞が殆どです。その時に、第2文型と第3文型との区別と、第4文型と第5文型の区別ができるかが一つのポイントです。同じ動詞を使った違う文型を、例文でチェックしてみよう。

☆2文型と3文型
He turned pale. 「彼は真っ青になった。」 ※ (He=pale)なので2文型
S   V  C
He turns the key. 「彼は鍵を回す。」 ※ (He≠the key)なので3文型
S  V   O

☆4文型と5文型
He got Nancy a dull. 「彼はナンシーに人形を買ってくれた。」
S  V  O   O
  ※ Nancy≠a dullなので4文型
He got Nancy's hand warm.「彼はナンシーの手を暖めた。」
S  V    O     C
  ※ Nancy's handとwarmには主語と述語の関係があるので5文型

では次ぎに、修飾語と品詞の理解を知っていきたいと思います。

S、V、O、Cのいずれにも入らないもの=(主に)修飾語(M)
    →(1)形容詞(相当語句)=名詞を修飾
      (2)副詞(相当語句)=名詞以外の何かを修飾(←意味から判断)
      (*「相当語句」とは句や節を含むということです。次回詳説)

☆SVOCMになる4大品詞の働き(動詞の語法+これが分からないと
 構文は絶対に分かりません
  名詞=S、O、C、前置詞のOになる
  形容詞=名詞を修飾するか補語になる
  動詞=文の骨格(文型)を決める重要な役割 
  副詞=名詞以外を修飾(動詞、形容詞、副詞、文全体など)

解説
 今までに、動詞の語法の重要性と、2・3文型と4・5文型の見分け方を先ほどやりました。しかし、文が、完全に、あの5つの語順通りだけで完結するの場合というものは、実は少ないのです。
 一つ目は、SVOC以外のものが入って来るということです。
 これを修飾語、記号で書くとMになります。とにかく、上記の修飾語の説明は確実に理解をしなければなりません。この表と対照させながら基礎英語BRUSH UPなどでしっかり確認しておきましょう。SVOC以外のものは、他にも間投詞などあるが、今は気にしないでおこう。
 また次ぎに、倒置といって語順がひっくり返ることもよくあります。つまり例えば、SVCではなく、CVSになったりすることです。これはいま詳しくやると混乱すると思うので、まずは普通の語順で5文型がきちんと分かった上で学習していきましょう。

 ここは初心者には特に良く聞いて(読んで)ほしいのですが、学習者の中には、文頭を無理やりにSVで当てはめようする人もいます。しかし英語には、MSVOというふうに修飾語が文頭にくることもありますし、OSVといった倒置が起こることもあります。ですので、文頭=SV...という概念でいると、それではいつまでたったも上達しないことになります

 ではどうやって、そのようなものにも対応でき、正確に構文、つまり正確に意味をつかむのか。実は動詞の語法以外にも知らないといけないことがあります。それが品詞理論です。
 品詞の働きは、上記の通りなのですが、上記4つの品詞そのものが見分けがつかない人は、以下の説明を参考に、確実にわかるようにしてください。
 
名詞…名を表す語。student, chair, tea, snow, happiness, Monday など
動詞…go, meet, have, walk, be など(前述参照)

※動詞と名詞がこれで分からない人は、小学校、中学校の勉強を、もう1度しっかりやって欲しい。

形容詞…状態や性質、心理をあわわす語
副詞…名詞以外に意味がかかる語

解説
 副詞は、働きとほぼ同じ説明であるが、この2つに関しては、実例を通じて理解してみよう。

美しい
美しく

解説
 上の文は良いが、下の文は違和感を感じるだろう。そう、使い方が違うからだ。「美しく」であれば例えば、「彼は美しく喋る。」などと使わなければいけない。

彼女は早い走る。
彼女は早く走る。

解説
 今度は上の文がおかしい。「早い」なら「彼女は早い走者だ。」「彼女の仕事はとても早い。」などとしなければいけない。

 つまりこれが形容詞と副詞の使い分けなのです。形容詞か副詞か迷ったら、上記のような修飾する語をあてるなどして簡単な例文を作ってみよう。その時に、

 名詞を修飾(意味がかかる)か、補語になるのは形容詞(早い、美しい)
 名詞以外に意味がかかるのが副詞(早く、美しく)

と考えれば良いのです。

追記:これはあくまで英語の品詞を考えて行く場合の話しです。日本語では、「早い」も「早く」も、「美しい」も「美しく」も形容詞になります。また形容動詞や連体詞、副詞など、修飾語の品詞も多く、英語より複雑になります。

例 Our leader always speaks very fast. 「私たちのリーダーはいつもとても早く話す。 」

  Our: leaderという名詞に意味がかかる形容詞
  always: speaksという動詞に意味がかかる副詞
  very: fastに意味がかかる副詞
  fast:  speaksに意味がかかる副詞

 最後に、4大品詞以外のその他の品詞についてもまとめておきましょう。特に前置詞と接続詞は次回の使いますので、ここである程度理解しておいてください。

前置詞…名詞の前に置かれる
接続詞…言葉を結びつけるもの
間投詞…喜び、怒り、おどろきなどの感情をあわらす語。oh, ugh, wow など
冠詞…a, the, some など

解説
 前置詞は、名前の通り、名詞のかれる(ことば)です。つまり「前置詞+名詞」の形で修飾語、つまり形容詞句や副詞句になります。(句に関しては次回詳説します。) by, of, for, from, in, into, at, on, with などです。

例をあげておきましょう。

There is a pencil on the table. 「テーブルの上にペンがあります。」
    V  S    M
The pencil on the table is mine. 「テーブルの上のペンは私のものです。」
  S     M     V C

解説
 on the table という「前置詞+名詞」は同じですが、上は「テーブルの上に(on the table)」「ある(is-be動詞)」と言うふうに、意味としては動詞にかかります。ですので、on the tableは副詞句と考えます。一方下は、「テーブルの上の(on the table)」「ペン(The pen-名詞)」となり、名詞に意味がかかるので形容詞句となります。形容詞か副詞の識別は、前に名詞があればまずは形容詞句と考えても良いのですが、違う場合もありますので意味をよく考えて言葉のつながりを注意して識別し、訳を当てて下さい。

 接続詞は、when, because, though, that, if, and, or などです。これも前置詞同様単独では用いられず、言葉と言葉をつなぐものです。次回「接続詞」のところで見て行きましょう。

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今回はここまでにしましょう。続きはここへ。