時制についての考え方

「現在形」、「過去形」という名称のおかげで(?)なかなかよく分かりにくい分野ですね。
でもこれを読めば開眼するきっかけを与えられると思います



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現在形とは・・・
   必ずしも現在のことを表すは限らない。「話者の意識として、現実のものと捉えている」と考える


 この現実のものと捉えているというのが大事です。

それを前提に、文法書などでの用法を見ていこう。きっと今までの疑問が解けるでしょう。

現在の事実

  Our school stands on a hill.

 丘の上に学校があるという現実を表します。ここに現在という時間の考えはありません

現在の習慣、反復的動作

  I go to church on Sunday.

 「日曜日に教会に行く」という現実をいっているのです。たった今現在教会に向かっていなくてもいいのです。

不変の真理

  The moon goes around the earth.

 不変の真理は、一般的事実と言葉を変えればわかりやすいですね。現在ということは意識していなく、
不変の真理または一般的事実としてのことなので現在形のです。

近未来を現在形であらわす

  School begins next morning.
  My father leaves for France next month.
 
 近未来を現在形で表す時は、話者はそれを現実に起こるものものと捉えていると考えればいいのです。

時、条件を表す副詞節の中での未来

  I'll ask him it when he comes next.
  I'll stay home if it rains tomorrow.
 
CF) I don't know when he will come.  (名詞節)
    I don't know if it will rain tomorrow.  (名詞節)

 名詞節では、when〜は「いつ〜か」、if〜は「〜かどうか」となり、〜の内容を話者は現実のものになると
捉えていると考えることができる。しかし副詞節では、when〜は「〜の時に」、if〜は「もし〜ならば」となり、
〜の内容が未来なら現実のものとしては捉えにくいと考えれば合点が行きます。

過去形とは・・・
   「現実の概念から離れる→現実ではない、嘘の事(現実性を否定)」と考える


過去

  We had a lot of snow last winter.
  She went to (see)the movie last night.
  He always wore a red cap when he was a boy.
 
 過去の事、つまり現実(ここでは現在でもいい)は違う(あるいは話者は現在の事実は知らない、または話しの
対象にしていない)ということですね。

仮定法過去

  If I were(was) a bird, I could fly.
  If I were(was)you, I wouldn't invite them.
  A true friend would not say so.

 仮定法過去は、「現実の事実に反する仮定」でした。内容は過去のことを言っているのではありません。
If I were(was) a bird, I could fly.「もし私が鳥なら空を飛べるでしょう」は、実際のところは「鳥ではないので
空を飛べない」ですね。If I were(was)you, I wouldn't invite them.「もし私があなたなら、彼等を招待しないでしょう」
も結局は「私はあなたではないので(私は私なので)彼等を招待する」のです。A true friend would not say so.
「本当の友達は(もしあなたが本当の友達なら)そんなことは言わないでしょう」も、結局「本当の友達ではないので
そういう事を言う」のです。ちなみに仮定法過去完了は、「過ぎ去った事に対する非現実の仮定」を表します。

 ◎単に過去を表す過去形の場合も、仮定法過去の過去形の場合も、基本的な意味は同じだったのです。

進行形とは・・・
   「その動作にこれからも動きがある」というニュアンス


進行中の動作
 
  What are you reading?
  I'm saving some money for a trip to London.
  Kana was smiling when I enter the room.

 単に進行しているのではなく、まだ近未来へ続くというニュアンスです。過去進行形も、その過去の時点を基準に
その動作が続く事を意味します。現在進行形は「現在(現実)形+進行形」、過去進行形は
「過去(非現実)形+進行形」と考えましょう。
  
  The bridge is being repaired.
CF) The bridge is repaired.
 
 進行形になると、修理中で、これからも続くとか、あるいはいずれ終わるという感じです。ただの現在形だと
修理中という現実をいっているのです。
 
反復的動作
  
  She is always forgetting my name.
  Tsutomu was always asking silly questions.

 be always 〜ingで「いつも〜している」となり、話者の不快感を表します。
  
おわり