野砲の鎖栓が、スライドする仕組み

鎖栓を開閉するための槓杆の基部から角度をつけてアームがでています。アームの下にはローラーつきと思われる突起がでています。突起は鎖栓の上に斜めに掘られた溝にはめられていて、槓杆が回転すると、アームの先の突起が鎖栓の溝の壁を押して鎖栓を水平移動させます。円運動の横の成分だけをとりだす、うまい方法です。

いろんな写真を見て推理。

九○式野砲、FH18、105粍ハウザーM2A1などはこれと思われます。

FH18は槓杆が砲尾の上に露出していますが、九○式や、M2A!は槓杆が砲尾の中に埋め込まれているので、キットを造る際は注意しましょう。ピットロードのキットはここをミスっているようです。

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