エレファントの砲手照準器は、主砲と同じ回転軸では旋回せず、しかも正しいと思われるドラゴンのキットの照準器位置がニュートラルだとすると、変則的なリンク機構がないと、砲が左へ回ったときと右へ回ったときで、うまく同調しそうにありません。 かといってイタラエリキットの位置では、真下に砲尾がきてしまい、砲手の頭のやり場がないので、明らかに間違いでしょう。 で、以下にちょこっと当て推量をしてみました。工作の役に立つかな? |
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砲と照準器の関係を図にしてみました。赤で示したコンパス状の部分は、内部再現キットの天井についている部分で、これだと片方が(図では右の針の方)砲側に結合、逆が照準器を回すということでしょうか。 でも、このまま回すと、砲側のコンパスの脚の長さが変わってきてしまいます。で、砲側にそれを逃がすためのレール部分を設け、そこにコンパスの脚の先を滑らせてあげてみました。 これなら砲と照準器の間隔は常に一定です。 小さな誤差や、間接射撃時の規正をコンパスの軸部分の角度と砲側のコンパスのアームの長さで機械的に修正してやっていたのでしょう。 |
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で、こんな感じでリンクするでしょう。 この解釈でいくと、砲を一番左に向けると照準器カバーが戦闘室前縁より前にはみでますが、アハトゥンク・パンツァーNo.6の94ページにも、戦闘室上から、カバーがひさしみたいにはみでてるみたいに見える写真があるので、(でも砲は正面向き・・・)これはこれでいいのでしょう。
・・・もう一つの可能性としては、砲架に照準器が固定されていて、照準器カバーと照準器が別の軸で回転(カバーの穴の仲で照準器が誤差分移動)するというものです。ヤクトパンサーはそのようなので、こっちの可能性の方が高いかも・・・その場合、例の「コンパス」はカバーの回転用フレームということになりますね。↓ |
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ぼくはポルシェ設計の戦車は、なんか常にオーバーエンジニアリングなのでまったくダメだと思いますが、(ウィーゼルは好き。ポルシェらしくないから。ばかでかい90式よりも、安くて小回りがきいて、日本向けな車両だと思うんだけど、どうですか、陸自のひと?)エレファントもあまり好きじゃありません。でも、転輪が片側6こしかないのは普通のタイガーより好きかも。作りやすいから。 | ||||||||||||||||
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