氷魚


私が大好きな食べ物です。
母は、この食べ物を氷魚(ひうお または ひお)と呼びます。
しかし、調べると、通常、氷魚は鮎の稚魚を言います。
生きているときは氷のように透き通っていることからこう呼ぶそうです。
写真を見ても分かる通り、原材料は氷魚で間違いないですが、呼び方は間違っていると思います。
お店では、小鮎の浜焼串と言ってます。
しかし、インターネットで検索をかけてもヒットしません。
本当は、何と言う食べ物なのでしょうね。
また、小鮎以外にも、もろこを焼くこともあるそうです。

琵琶湖独特の食べ物ですが、滋賀県の方が皆食べているということはありません。
むしろ、食べたことがある人は、少ないのではないでしょうか?

私は、酢味噌をかけて食べるのが大好きです。
味は、川魚特有のほろ苦さと焼いた香ばしさが酢味噌に合い、たまりません。
お酒のあてにすごく合います。
身は軟らかく、当然、頭から尻尾まで全て食べられます。
最近は、あまり獲れなくなってきて非常に高価になってしまったのが残念です。

最後に、お店の口上を紹介しておきます。

この度お買い上げ頂きました小鮎の浜焼串は
琵琶湖で獲れました小鮎を丁寧に焼き上げた逸品です。
小鮎独特の風味と味わいを是非ご賞味ください。
レンジで少し温めていただき串を抜き土生姜を一寸すって
二杯酢やポン酢でお召し上がりになるか、また酢味噌にても合口でございます。
その他、佃煮や南蛮漬にされても大変美味です。


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