八月の濡れた砂

俺達の夏は終わらない!

スピード、スリル、セックス。これが伝説のニッポン70’Sムービー!

監督 藤田敏八

出演 村野武範
    テレサ野田
    広瀬昌助
    地井武夫
    藤田みどり

朝の海辺オートバイを乗り回す清は、車から放り出される少女を目撃。
衣服も破れ下着もつけていない。暴行された事はすぐにわかった。
少女の名は早苗、全裸になって海へ飛び込んで身体を洗う。
清は無人である兄の売店小屋へ彼女を連れて行き、家から兄嫁の服を持ってくるが、彼女居なくなった。
兄の売店に謎の女が出現、早苗の姉、真紀であった。
彼女は、清を暴行犯人と思い、警察まで連れて行くが、無実を確信したが 疑われた清は、車の中で真紀を襲うが車のギア−ノブが折れ 気抜けして途中止めになってしまう。その夜、清は、高校を中退した友だちの野上健一郎と、彼の母雅子の経営するバーで酒を飲む。母雅子に求婚している亀井亀松と遭遇。
野上は、亀井を嫌っていて罵る。
数日後、野上は元クラスメイトの修司が和子を好いているのを知って 彼女に悪戯をして その事を修司に告げ 和子の前で決闘をする。一方的に修司を叩きのめした野上は崖から海に飛び込む。
丁度その頃 清の所へ早苗が訪ねてきた。その時海岸で彼女を犯した不良学生たちを見つけ、海から戻った野上も加わって、彼らの車を奪いさんざんにいためつけ、そのまま早苗の別荘にいって遊んだ。翌日の晩、野上は裏通りで三人のヤクザらしい男たちに襲われ、半死半生の目にあう。
見舞いにきた亀井の口がすべったことから、彼は、ヤクザを雇ったのは実は亀井だということを知ってしまう。
野上の傷がいえた頃、修司は、和子を強引に犯す。和子はショックで自殺する。
数日後亀井が皆をヨットに招待した。
野上は、清と早苗、真紀を連れて乗り込み、出航直前、亀井と雅子に銃をつきつけ陸に追いやってしまう。何の目的もなしに、四人はヨットを走らせる。野上は清をけしかけ真紀を襲う。早苗は銃をとり船体に穴をあける・・・・

70年代の青春映画として評価されているが・・・
村野武範は 飛び出せ青春の先生役のイメージがあるのか とても高校生(中退)には見えない(−−;
キューブリックの『時計仕掛けのオレンジ』にも似通った内容
これが当時の青春の願望だったのだろうか?
ヨットなど身近にない環境に育った者にとってやはり架空のストーリー
近い感情、感覚は持っていたかもしれないが 70年代の青春を過ごした世代としてはなんともコメントし辛い映画である。
 決して真面目だったとは言わないけれど そんな青春だったと云う人やはり一部の人達だろう
話題になって 評価されている映画ですが 自分にとっては・・・・・という映画です(;^^A