スタッフ

   

キャスト

  ストーリー
あわて者の天使のせいで、天国に連れて行かれてしまったアメ・フトの
クォーター・バック、ジョー。
天使長が調べてみると、何と彼にはまだ50年もの寿命がある!
地上に戻るためには、近々死ぬ人の身体を借りなければならないのだ。
こうしてジョーと天使長の奇妙な 遍歴が はじまった・・・・

みどころ

この映画には 人生のあらゆる要素がつまっている。
死と、死後の魂のこと。再生ーリインカーネーションー。
殺人。裏切り。スポーツ。音楽。
そして、1940年代のアメリカ映画がもっていたロマンティシズム。
ファンタジー。

 明るく楽天的な映画で、見終わった後自分がすばらしくロマンティックな人間になったと感じる。
が、それと同時にひとはいつか死ぬし、肉体は不滅ではない、という無情感も心のどこかを吹きぬける。

ペティ・ローガンがフットボールの試合の後、ラムズのトム・ジャレットに出会うシーン。
彼女は、リオ・ファーンズワースの肉体にも、ジョー・ペンドルトンの精神にも会う事が、
出来ないのだが、強い愛の心が過去の記憶を消されたジョーの精神の宿るトム・ジャレットの
瞳の中に燃えている。それをペティは敏感に感じとった。

この作品のルーツ
1941年「幽霊ニューヨークを歩く」HERE COMES MR GORDAN

ロバート・モンゴメリーのボクサーが、天国の係官の手違いで死んでしまい、もう一度地上に
戻されるが、肉体は火葬になった後で帰るところがないという、ほぼ同じプロットである。

作品が出来るまで

ビーティは、強い吸引力のあるストーリーの面白い企画を探しているとき たまたまこの映画を見て 
再映画化をきめた。
主人公のボクサーには 昔からの仲の良い友人のモハメド・アリを考えた。
アリは おもしろがって、この役をやっても良いと答えたが、それも選手生命を犠牲にしてもということではなかった。
あくまでも、試合の合間をぬって映画出演を考えたのだが 結局無理だとわかった。
ビーティは 自分で主演する事にしたが、その為に、スポーツをボクシングから フット・ボールへと変更。
高校時代にフットボールをやっていたが なにしろ4分の1世紀も昔のこと、その日から身体を引き締めるトレーニングを開始。
ビーティは、この映画では自分の肉体のシェープアップというおまけまでついた。