第20回すばる文学賞を受賞したデビット・ゾペティによる同名小説
1989年、古都・京都。大学で日本文学を学ぶスイス出身の留学生「僕」 ある日、彼は盲目の女性・京子に本を読んで聞かせる「対面朗読」なる仕事を引き受ける 朗読の合間、ふたりは様々な会話を楽しみ、町へ出ていくことも多くなった。 やがて、深く心を通わせるようになったふたりは恋に落ち、結ばれる。