槍ヶ岳スキーツアー

5月の連休に2泊3日で槍ヶ岳の肩の小屋より飛騨側へ1本、大喰岳の頂上より槍沢へ1本スキー滑降を計画した。予想以上の8名の参加となり、天候により大喰岳頂上からの滑降は、肩の小屋から槍沢に変更したが、概ね天候にも恵まれ大変満足のいく山行ができました。これもひとえに、槍ヶ岳観光鰍フ穂刈社長(20回卒)のお蔭です。ヘリによるスキーの上げ下げ、槍沢ロッジ、肩の小屋でのお心遣い本当にありがとうございました。改めて御礼申し上げます。大喰岳の頂上よりのスキー滑降は次の機会の楽しみに残しておきます。

期   日  2008年5月3日〜5月5日

参 加 者
  西村清亮(16回)、小島雅樹(福島15回の友人)、久保田元久(19回)、三輪力(23回)、篠原敏宏(26回)、加々美隆(30回)、児玉(加々美の友人)小林充(42回)、 以上8名 プラス穂刈康冶(20回)

コースタイム
      5月3日
            上 高 地 10:00 発(途中、小梨平キャンプ場を下見をする)
            明   神 11:00 小休止
            徳   沢 11:50 昼食 (生ビールを飲む)
               12:40 発
            横   尾 13:40 小休止
            槍見河原   14:35 小休止
            槍沢ロッジ 15:20 着
               15:50 ロッジ前庭のベンチにて焼肉パーティ
               17:00 晩飯 (後、部屋にて懇談会)
               20:30 就寝
      5月4日
                      4:00 起床
         槍沢ロッジ  5:00 発  (途中、1回小休止)
            大  曲   6:15 朝飯
                    6:35 発  (301ピッチで5回)
            肩の小屋  10:20 着
              11:20 頂上へ出発 
                    11:50 登頂
              12:20 小屋にて昼飯
              13:30 飛騨側へスキー滑降
              15:00 小屋着 (部屋にて祝杯)
              17:40 晩飯  (後、部屋にて懇談会』
              20:30 就寝
      5月5日
                     5:30 起床
               6:00 朝飯
           肩の小屋    7:00 発  (槍沢へ向かってスキー滑降)
               8:00 小休止
        槍沢ロッジ  8:40 着
               9:30 発
        わさび沢  10:20 小休止
        横   尾 10:50
        新 村 橋 11:30 昼飯
              12:20 発
        明   神 13:10 着(生ビールで乾杯)
              13:40 発
        上 高 地 14:15 着 

山行メモ(詳細は年末作成予定の「みやまりんどう90年記念増大号」で紹介します。
 【略】 10時20分肩の小屋着、予定より20分遅れ。年を考えるとまあまあか? 早速お茶をご馳走になる。頂上までのルート、ルンゼにバッチリ雪が張り付いている、頂上へ登るにはピッケルが必要だ、恥ずかしながら3本小屋からお借りして、6人がピッケルを持って頂上へ向かう。ロートル2人はビール片手にテラスのベンチで登行を観戦した。下りでの岩場の歩行は兼用靴では苦労したようだ、下から見ていて、手こずっている様子が良く観察できた、『やはり山をなめてはいかんな』。小屋に戻って全員で昼飯、カレーにラーメンにおでん皆すきなものを注文した、特におでんがうまかった。午後、飛騨側を滑る、小屋の便所の裏を覗く、ルンゼが狭くかなり手ごわい、上級者4名(加々美、久保田、篠原、小林)はここから、他はコルまで下ってからスキーを履くことにした。小屋の屋根の雪堀をしていたガイドの坂本さんが屋根の上から4人の滑りを見ていて、『さすがだね』と感心していた。雪は重いが快適な滑りができた、下りすぎないよう気おつけた。3時に小屋に戻った。小屋では1番上等な『しらかば』という10畳の和室を用意してくれた、ありがたいことだ。さっそく部屋で祝杯を挙げる。明日の天気が気がかりだ、午前中は持つだろうと希望的観測で酒盛りにした。【略】

若者部隊?上高地出発 こちらは一足先に出発していた 槍沢ロッジ着。風呂より乾杯です
やっぱりジンギスカン(西村さんの要望により) 2日目、朝食を弁当にして槍沢ロッジ発 気温が上がってきた。デブリもある
アイゼン装着。西村さんは長靴にアイゼン 槍の穂先も見えてきた。でもここからが長い 最後の登り(三輪さん)
槍ヶ岳山荘着。取材のヘリが飛んでいた アイゼンとピッケルで槍ヶ岳山頂へ 外便所の横から飛騨沢へ滑降前に記念撮影
飛騨沢は最初だけ注意すれば後は快適な斜面 いつもトップを行く加々美選手 小林君のテレマークターンも決まってる
篠原さん久保田さんも快適に滑る 飛騨沢を登り返す(小林君はシール登行) 飛騨沢を登り返す(シールがないとスキーが重い)
登り返しは大喰岳とのコルへ(こちらが安全) 無事槍ヶ岳山荘へ到着 槍ヶ岳山荘で乾杯
3日目、視界不良にて大喰岳をあきらめる 槍沢の滑降(西村さんはお年の割に結構豪快) 篠原さんはさすがにうまい
三輪さんも槍沢の斜面に慣れた 久保田さんはターンが非常に安定している 小島さんは安全に滑る
児玉君も前日とは見違える滑り 加々美はショートターンで攻める 標高が下がると視界が開けてきた
小林君のきれいなテレマークターン と思ったら大転倒の瞬間(見せてくれます) グリーンバンドの上で一休み
槍沢ロッジ〜はスキーを脱いで下山 新村橋にて(多少雨降り) 明神で乾杯