趣味のページ(イワナ釣り)

釣りは小学校の頃から行っていたが、イワナに手を出したのはかなり後になって。それでも今よりはずっと釣れた。最近はあまりつれないので、毎年解禁直後に行くのが恒例で、後は気が向いたら行くくらい(年に2〜3度)。

解禁直後の魅力
解禁直後、つまりフィールドである烏川での2月中旬は沢に豊富な雪がある。雪をかけ分け、冷たい沢に足を入れる。勿論足はかじかんで感覚がなくなってくる。この感触がたまらない。『なんでこんな寒い中で釣り糸を垂れているんだろう』と客観的に現状を把握して、『もの好きな奴だなあ』と答えを得たとき、一種の喜びを感じるのである。夏場は釣りそのものを楽しむ(つまり釣れないと面白くない)が、解禁直後は自然の中に身を置くことにこそ喜びがあるのである。
とは言え、昨年(20002年2月)はえらい目にあった。山スキーで林道をシール登行し、スキーをデポして釣りをした後、後は滑って下りるだけだとスキーを履いて滑り始めた直後、『何分かかるかな』と腕時計を見ようとしたらスキーが雪面に刺さり尻餅をつくように転倒。普通に滑っていればビンディングがはずれるがジワジワっと荷重がかかり、ビンディングがはずれずに膝の内足靱帯が「ボキッ」。『ヤバイ』と思ったが後の祭り。何とか立てたので痛い足を引きづりながら、一歩一歩下った。最後は勿論ヘッドライトを点灯する時間。翌日医者へ行ったが、しっかりギプスの固定だった。スキーは30年近く(ゲレンデスキー)やっているが、ケガをしたのは初めてだ。それもあわやビバークという始末。釣りは単独に限るが危険も多い。


平成13年2月
車に戻ったときは既に真っ暗だったが、釣果はイマイチ。もっとも、仕事があったから釣り始めたのは午後だったけど。お目ヶに二日酔い。
解禁時の冷たい水では魚もあまり動かず、いかにエサをイワナの口元に流してやるかがポイント。






平成14年2月
久しぶりの大漁。なんと47匹。尺物も数匹出た(これが後の不幸、一説によるとイワナのバチがあたったとも言われるが、スキー転倒内則靱帯損傷のもととなる)。
尺物のイワナは刺身にして頂く。ちなみに刺身にする際は皮を剥ぐのだが、頭にナイフで切り込みを入れ、口でガブッと皮をくわえ尾の方に向かって剥ぐ、ワイルドだ。
刺身に出来るのは尺物でないと肉が薄くてもったいない(塩焼きの方がいい)。ちなみに、この季節は家に帰っても“ビヨーン”と跳ねるイワナがいて(最後につったの)子供が喜ぶ。


平成15年2月
今年は意外に雪が少なく、普段わかんで入る林道になんと除雪車が入っていた。ということは普通の人でも歩いて入れると言うことで、昨年より釣果が落ちてしまった。是非ともよけいなことはしないで頂きたい(釣り人のためでなく工事か何かの都合であろうが)。
よって、刺身サイズは得られず、塩焼きでお命頂戴する。



解禁直後以外はあまり行かないが、たまたま行くと尺物に出会えることもある。これは島々谷。雪解け水の大きな淵で大物をタモに入れるのはこれまた快感(解禁時とは引きが違う)。