IP電話/VoIPって
なんだろう?
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CMやTVのニュース番組、新聞で盛んに叫ばれている「IP電話」や「VoIP」とは?気になる先進技術なのでPC講座で解説します獵
まず、最初に「IP電話」と「VoIP」を書きましたが、
"IP電話"は"VoIP"技術を使って成り立っています。
最初にVoIPから解説します。
これは「Voice over IP」の略で、一説によると日本では「ボイプ」と読むらしいです。
(ある会社のサポート担当の人が言っていたので、結構信頼性はあると思います)
簡単に言うとインターネットに接続する回線に、専用の機械で音声をデータに変換してそのまま回線で送る技術です。
つまり、普通の電話(アナログの周波数)を使わないで、いったんIPというネットで使うデータに変換していろいろなインタネット回線でデータを送りあい、電話にしよう、という規格です。
ちょっと難解かもしれませんが、「普通の電話閧ニはだいぶやり方が違う」ということは頭に入れて置いてください。
さて、VoIPを使った「IP電話」ですが、これはVoIPを使うことで、通話者どうしがIP電話の加入者なら、NTT内の交換機(電話の回線を自動で切り替え、ちゃんと相手と1対1で話せるようにする機械)を使わなくてもいいので、コストが抑えられる、というメリットがあります。
だから、Yahoo!BBなどはBB.Phoneの加入者間の通話は無料{です。
また、途中の回線にアナログ回線を使わず、今までその会社(大抵プロバイダ)が持っている全国のインターネット回線網を使えるので、トータルで通信コストが抑えられます。
そのため、国際電話が非常に安かったり、全国どこにかけても市内料金並の料金だったり、という風になっています。
つまり「IP電話なら通話料が安く・なることが多い」と思ってください。
NTTが先日発表した内容だと、今後ほとんどの電話はIP電話に置き換えられる予定です。非常に時間がかかると思いますが、その方がNTTにしてもコストが大幅に抑えられるわけです。
日本では「050」というIP電話にも番号が割り振られたサービスが始まりました。
これなら、050電話番号同士の通話ができます。(普通の電話から050への通話は提供していない場合が多い→近いうちに提供開始になると思います)
国内のIP電話の現状はYahoo!BBのBB.Phoneが一歩リードでサービスを始めていて、2003年の春から大手の他のプロバイダが一斉に始めた状態です。
IP電話にするには、まずADSLや光ファイバーなど高速なインターネット回線が必須です。
が、例外もあります。
それは"Fusionコミュニケーションズ"の場合で、家〜NTTまでの回線はNTTで、そこから先がFusionが提供するサービスなので、家にIP電話用の装置を置く必要がありません。そのため、マイライン登録だけで利用できます。
それ以外の場合は、ADSLや光ファイバーなどのブロードバンド回線があって、プロバイダがIP電話サービスを提供していれば、月額の追加利用料金(800円以内がほとんど)を払えば利用できるようになります。
IP電話といっても、今使っている電話機はそのまま使えます。IPに変換する機械がADSLモデムや専用の機械なので、配線が多少面倒にはなりますが、結構手軽に導入できるんです。
長くなりましたが、お分かり頂けたでしょうか。
何がなんだかさっぱり!という方は、画面メモなどに保存してゆっくり読み直して見てください。きっとわかると思います。
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2003/3/8公開