たこでもわかる!
PC用語集
〜Part6〜

ディスプレイ

名前の通り、ディスプレイとは「表示装置」のことを言います。

パソコンの場合は「液晶ディスプレイ」が思いつく人と「CRT/ブラウン管」が思いつく人がいます。どちらも正解です。

上記の通り、パソコン用ディスプレイはブラウン管(以下CRT)と液晶があります。

CRTの特徴として

・サイズに比べて値段が非常に安い(安い価格で大きなサイズのディスプレイを買える)

・応答速度が速い(安い液晶だと、残像が見えることがあります。それがCRTはほとんどありません)

・大きい
・消費電力が多い(相当電気食います)

が主な物です。たしかに大きくて消費電力も凄いので、個人用PCでは本当に安いデスクトップPCにしか今では付属していません。ただし、依然CADなどの大画面を必要とする職業の人など、使っている人も結構います。

対して液晶ディスプレイは

・コンパクト
・消費電力が小さい
・値段はCRTと比べると高い

といった感じです。今では値段もずいぶん安いですし、大画面の物もあります。欠点だった応答速度が遅い、というのもTFT方式以降、ずいぶん改善されて今ではCRTとほとんど変わらない物まで出てきてます。また、明るさやコントラストも最近の物は十分です。

あと、液晶の性能を示すときに「高視野角」というのがありますが、あれは上下左右何度で見たときに色が変わって見えるか、という値が大きい(角度が広い)ということです。

ディスプレイを説明する上で、必ず外せないのが「解像度」です。これはグラフィックカードとも関わってきます。

解像度とは「画面にどれだけ多くの情報を表示できるか」です。携帯を使っている皆さんはお分かりかもしれませんが、当然高解像度の方がたくさん情報を表示できるわけです。

単純に解像度、というと単位がdpi(1インチ辺りのドット数)になり、画像解像度というとppiという値になりますが、ここではディスプレイ解像度というものを説明します。

2種類の呼び名があるのでそれを両方書いておきます。

VGA:640×480
SVGA:800×600
XGA:1024×768
SXGA:1280×1024
UXGA:1600×1200

皆さんが普通に使っているWindowsパソコンはDOS/Vという規格に互換に作られています。この規格で、最低表示に必要な解像度が「VGA」という風にIBMが決めました。後のSVGAとかは、その後にIBMやMicrosoftなど色々な会社が高解像度を呼ぶために作った「あだ名」みたいなものです。(でも、共通の呼び名なんです)

PCのグラフィックカードがどれくらいの解像度まで表示できるか、そしてその範囲以内の表示に対応したディスプレイだけ使うことが出来ます。

なので、ディスプレイを買う際には十分に注意してください。(他にも周波数などの問題もあります)

あと、PCとディスプレイを繋ぐコネクタ(端子)の規格も種類があります。

アナログ方式とデジタル方式の2種類があり、CRTの場合はアナログ専用で液晶はデジタル、アナログ両方式のものがあります。

アナログの場合は「ミニD-sub 15ピン」という青色の15ピンの端子を使います。アナログRGB端子と言うほうが一般的かも知れません。

デジタル端子は何種類かありますが、現在はほぼ「DVI-I」端子になってきています。これは変換ケーブルを使えばアナログRGBも繋げる、すぐれた規格です。

ディスプレイはPCを「見る」という点で重要な周辺機器です。付属の物でつまらなくなったら、買い換えてみてください。最初は苦労すると思いますが、あとでその分買えてよかった、と思えるかもしれません。

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