たこでもわかる!
PC用語集
〜Part12〜

USB1.1/2.0

パソコンでプリンタを買おうかな、と思ってカタログを見ていると「USB対応」「USB接続」と書いてあると思います。

USB?何だろう…
パソコンの説明書を見ると「確かに周辺機器を繋ぐ」などという章のページに書いてあると思います。

USBとは、周辺機器を繋ぐための統一規格です。

正確には「Universal Serial Bus」(ユニバーサル シリアル バス)と言います。

最初にWindows95のPCメーカー向けバージョン(OSR)が対応し、Windows98のときに正式対応しました。バージョン1.0は不具合が残っていたので、今ではバージョン1.1が普及しています。

USBの特徴として、ホットプラグ対応というのがあります。これは「PCを起動しているときにいつでもケーブルを抜き差しできる」という機能です。今までのシリアル(RS-232Cといいます)やパラレルポートでは出来なかったので、当時では画期的でした。今では普及しすぎて当たり前になっていますが…

また、さまざまな周辺機器を接続できる、という特徴があります。マウスやキーボードから、プリンタ/CD-Rドライブまで様々です。これは周辺機器にある程度の電流を供給できるのと、統一規格のためメーカーが採用しやすかったからです。

なので、周辺機器がUSB対応であれば、PC本体にUSB端子があるだけで、その周辺機器が使えることになります。非常に便利ですね。

また最近ではUSB2.0という新しい規格も出来ました。これはUSB1.1の上位互換の規格で、すべてのUSB1.1の機能を含みます。つまり、USB1.1の機械もUSB2.0の端子で使える、ということです。(USB1.1端子を搭載したPCでは、USB2.0対応機器は使えません。使えてもUSB1.1モードです)

USB2.0は、USB1.1の「転送速度が遅い」という弱点を克服するために作られた規格で、最大480Mbpsまで出ます。USB1.1が12Mbpsが最高速度ですので、数字だけ見ても速いとわかると思います。

USB2.0なら、ハードディスクドライブや記録型DVDドライブが快適に使えるようになります

USB1.1対応のポートがあるPCに別途USB2.0を導入するカードも売られています。(デスクトップの人はPCIタイプ、ノートPCの人はPCカードタイプ)ただ、USB2.0を快適に使いたい!という方は、対応PCを買ったほうがいいと思います。

いまや、外付けの周辺機器がUSBに対応しているのは当たり前になっています。

USBの未来としては、USB2.0の普及と、USB機器同士を直接繋ぐ「USB On-The-Go」(略してUSB-OTG)が普及するかもしれません。(今のUSBは、必ずPCと周辺機器を繋ぐため、周辺機器同士の接続は出来ません)

とにかく、USBは便利な規格なんだな〜ということを覚えて置いてください。

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