片 上
夏のさかり岡山の 盆地を一人旅してる
田んぼに線路と尖った屋根の駅
ホームのベンチに腰かけて 列車が来るのを待ってみる
時間(とき)が来ても列車は来ない
どうなってんだー
片上

あわてて駅を飛び出して 人を探し訊いてみる
老婆に訊いた「それは片上じゃ」
「あの列車がなくなってワシらは遠くへ行けなくなり孤立した」
片上

もう走らないのか この鉄道は
もう走らないのか いつか乗ろうと思っていたのに

(Guitar Solo)
(Shamisen Solo)

もう走らないのか この鉄道は
もう走らないのか いつか乗ろうと思っていたのに

(Keyboard Solo)

朽ちたレールに野ざらしの 列車が3台止まってる
身を寄り添いあいひもじい思いでつぶやいてる
も一度山河を走りたい 鉄路を走ることだけが唯一の
出来ること
片上