祭 り


 諏訪大社御柱祭     諏訪大社は上社(本宮・前宮)と下社(春宮・秋宮)に分かれています。7年目ごとの寅と申の年に、社殿の造営と御柱と呼ばれる巨木の曳き建てを行うのが御柱祭です。直径約1m、長さ17m、重さ12トンの巨木を山から切り出し、人力の実で里へ曳き、各社殿を囲むように四隅に御柱を建てます。柱を山から里へ曳き出す山出しが4月に、各社殿四隅に建てる里曳きが5月に行われます。四宮それぞれ四本の柱が建ちます。
       
       
 上田城千本桜まつり     毎年4月上旬に上田城跡公園では桜まつりが行われます。堀の周囲、櫓の近くでは白やピンク、紅色の桜やしだれ桜が美しく咲きそろいます。満開の時期は県内外からの人々で大変混み合います。混むのはちょっとという人には、車で5分ほどの海禅寺大輪寺の桜がお薦めです。静かな中で観賞できる桜並木に心が癒されます。
       
       
 奈良井宿場祭     6月の第一金曜・土曜・日曜日に奈良井宿では宿場祭が行われます。とりわけ日曜日にはメインのイベントであるお茶壺道中が行われます。江戸時代に宇治からお茶を運ぶ際に行列が奈良井宿に宿泊したことから始まったと言われています。当日は武士や火消、役人などの衣装を身に着けた人々が奈良井宿を端から端まで練り歩きます。普段静かな奈良井宿も多くの観光客で賑わいます。交通規制も行われシャトルバスも運行されます。観光協会付近では山菜汁や日本酒が無料でふるまわれます。
       
       
 長野七夕まつり         7月下旬から8月初旬にかけて長野市・権堂アーケード商店街で開かれます。当日までに保育園、介護施設、商店、各種団体などが作製した七夕飾りを600mほど続く商店街に飾ります。それぞれの作品に関して賞が贈られます。中にはペットボトルのふたを集め作ったものもあり、どれも工夫を施しています。見ているだけでも楽しい気持ちになります。
       
       
 タケヤみそ夏まつり     8月の土、日曜日に諏訪湖畔の間欠泉センター前にあるタケヤみそで夏祭りが行われます。当日は味噌をつけたおにぎりの販売、無料の豚汁が振る舞われます。味噌蔵の見学もできます。裏庭では500円で4種類の味噌を1kg入り容器に詰められるだけ詰めるイベントが行われていました。中には4kg以上詰める強者もいました。
       
       
 諏訪湖新作花火大会     9月の第一土曜日、諏訪湖では新作花火大会が開かれます。各地の煙火師による新作花火のほか、スターマインや水上スターマインなど約20000発が夜空に打ち上がります。帰宅の際の交通は大渋滞になります。
       
       
 木曽漆器祭     奈良井宿場祭と並行して6月の第一金曜・土曜・日曜日に木曽平沢・贄川地区を中心に大漆器市が行われます。漆器で作られた箸やお椀、お盆、テーブルなどを格安で販売します。漆器工房の見学もできます。伝統工芸士展も開催され、日頃表立って出てこない木曽漆器伝統工芸士の方たちも顔を見せます。作り手との対話を通して、漆器を身近に感じることができます。日頃静かな地区もこの日ばかりはシャトルバスも運行され、多くの観光客でにぎやかな街に変身します。
       
       
サマーナイトフェスティバル・フィナーレ     1ヶ月以上にわたって毎日行われる諏訪湖畔での花火大会の、最終日に行われる花火大会です。8月15日の諏訪湖花火大会や9月の新作花火大会に比べ、豪華さはありませんが、約12000発の花火が打ち上げられます。諏訪市の人々のために行われる花火大会です。
       
       
 奈良井宿神社祭礼     木曽の奈良井宿では8月11日と12日鎮神社祭礼が行われます。11日は獅子の山車が八幡神社を参拝します。12日はご祝儀を出した各家へ山車が厄払いに回ったり、神輿が出たりします。
       
       
 高ボッチ高原草競馬     高ボッチ高原では毎年8月の第一日曜日に観光草競馬大会が行われます。朝早くからお弁当持参の人々が高原に集まり、本競馬さながらの熱戦が繰り広げられます。競走馬、農耕馬、ポニーによる十数レースが行われます。中には商品をかけるレースもあります。
       
       
 松本そば祭り     松本城公園で10月中旬に行われます。全国から美味しいそば店が集まり自慢の蕎麦を提供してくれます。そば打ちの実演も見られます。当日は松本合同庁舎からシャトルバスが出ます。空腹で行かないと蕎麦のハシゴができませんよ。
       
       
 諏訪湖花火大会     毎年8月15日には諏訪湖で花火大会が開かれます。約40000発の花火が打ち上げられます。特に最後に打ち上げられる水上スターマインはkiss of fire と呼ばれ、諏訪湖花火大会の名物になっています。またたくさんの屋台も出て花火大会を盛り上げます。ただし観覧場所の確保、早くからの交通規制や大会終了後の規制、JRに乗るまでの待ち時間は相当の覚悟が必要です。日頃15分で歩けるところが当日は2時間近くかかります。