中部山岳エリア

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空木岳・南駒ヶ岳

参考タイム 一泊2日

伊奈川ダム駐車場...<1時間30分>...うさぎ平...<1時間30分>...北沢...<1時間50分>...八合目...<40分>...木曽山荘...<1時間20分>...空木岳...<1時間30分>...南駒ヶ岳...<3時間>...ニワトリ小屋橋...<1時間30分>...伊奈川ダム

 

中央アルプス中部山域は一般的には、主峰のある木曽駒ヶ岳からの縦走が多く紹介されています。それは千畳敷までがロープウェイで上がれるため中央アルプスの主稜線まで30〜40分と短時間で頂上山域に立てるからです。最もそこから木曽山荘までは、6時間程掛るのですが、アルプスの屋根を歩く楽しさと、登る辛さを解消してくれるのだから当然の事と思います。さて空木岳を登る場合の、多くは池山尾根からのコースが主ですが、龍爺は岐阜に住んでいますので国道19号線の大桑村須原を右に入り伊奈川ダム駐車場まで車を進めました。ゲートの手前で車を置き準備を済ませて出発です。

ゲートの横を通り抜け、左方向に進みます。うさぎ平までは良く整備された林道で、少しづつ高度を上げていくのを感じながらのんびりと歩いていくと、伊奈川非難小屋が左に見え三叉路に出会います。金沢土場と標された位置で右に折れて上がって行くと、うさぎ平です。広々としていて休憩と食事をするにはもってこいの場所で、此処からは登山道に入ります。山腹をジグザグと尾根に取り付き一山登って、降りたところが北沢の橋のある沢です。此処から八合目まで一本調子の登り(だった様な記憶...)で仙人の泉についたら、ここで水の確保をしてくと良いです。この上の、義仲力水の水場は、私達の登った時期(7〜8cmの雪の積もった11月でした。)は雪のため水がありませんでした。尾根沿いを左に巻いて暫く歩き、右に巻きだす頃には空木岳が見えてきます。もう一踏ん張り、義仲の力水を超せば其処は木曽殿山荘です。木曽殿山荘にも非難小屋はありますが、私達は大休止の後、空木岳を目指しました。1日目は駒峰ヒュッテでの泊り。新しい山小屋の基礎迄完成していましたから、もう山小屋は大きくなった事と思います。

暮れゆく山と、翌日のご来光を満喫して2日目は南駒ヶ岳を目指します。空木岳を後にして赤薙岳を下ったところに摺鉢窪カールに降りる分岐点の標識があります。時間の余裕と体力に自信があるのならカールに降りてみるのも良いでしょう。南駒ヶ岳はこの上です。小さな祠と適当なスペースのある山頂でゆっくりしたら下山です。ニワトリ小屋橋への下山は、最初に少し注意が必要です岩場を超えてゆくので滑落しないよう気をつけて進めば、後はいつもの登山道です。途中のピークからは木曽側の素晴らしい眺望も見られます。

 

北沢

樹氷

殿越山荘から空木岳へ

中央アルプス稜線

山頂直下

空木岳山頂

 

 

越百山・仙崖嶺

参考タイム 一泊2日

伊奈川ダム駐車場...<50分>...福栃平分岐...<4時間>...越百小屋...<40分>...越百山...<1時間30分>...仙崖嶺...<1時間30分>...南駒ヶ岳...<3時間>...ニワトリ小屋橋...<1時間30分>...伊奈川ダム駐車場

上記と同じく伊奈川ダム駐車場より出発しますが進行方向、右に林道を進み、約50分程すると福栃平にでます。川原に降りて顔を洗うと、とてもすっきりし、気分もシャキッとして爽快です。左が南駒ヶ岳方向で更に30分程歩くことになります。越百山へは右に進み堰堤の横から登りだします。47回ジグザグに折れた道を登り尾根に取り付いたら後は、一本道を、石楠花の道・馬の背・一寸の平と進み、福栃山を左に巻いて少し下ると越百小屋です。此処まで来れば頂上までは後少し、翌日に備えて十分な休息をとるも良し、ザックを置いて越百山に行くのも良いでしょう。1日目は越百小屋に泊る事にします。(営業期間に注意、非難小屋はすぐ横です。)

2日目は小屋を出発すると間もなくハイ松の中を登りだします。越百山山頂は丸身のある、なだらかな山です。南駒ヶ岳に向かっては稜線沿いの下や上を繰り返し歩いていきますが、途中、仙崖嶺の前後では岩の登り降りがあります。3時間も歩けば、そこは南駒ヶ岳です。