南部山岳エリア

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参考タイム

摺古木休憩舎...<50分>...摺古木山分岐...<30分>...摺古木岳...<20分>...摺古木山...<1時間30分>...白びそ山...<30分>...安平路小屋...<40分>...安平路山山頂 (この山は標高差が少ないので帰路も同様の時間がかかると考えた方が良いです)

 

中央アルプスの南部は2300mクラスの山々が北から南に連なっているエリアで、熊笹と白びその樹林に囲まれた山域です。この山を登るのに一般的には、大平宿から北へ東沢林道を入り摺古木休憩舎の登山口より登りだします。但し東沢林道は大変な悪路で、乗用車での乗り入れは車の腹をするため止めた方が良いでしょう。出来れば四輪駆動車の様な地上高のある車の方が良いと思います。

休憩舎についたら準備を済ませてスタートです。摺古木山は2168.5mの本峰と、摺古木岳(2135m)の2つの峰を持つ山です。眺望は摺古木岳の方がよいでしょう。この山は、標高差も550m程と摺古木山迄は比較的楽に登れ、登山道もハッキリとしていてファミリー向きとされています。さぁ!意気なりの登りで始まります。20分も息を切らして登り着くと後はダラダラと山腹を巻くように進みます。登り出しから50分程で摺古木山近道への分岐点に着きます。真っ直ぐ進めば摺古木岳、右に分かれて登れば摺古木山への近道ですが、登りは急登なのでこの道は帰りに使うと良いです。分岐点から暫く歩くとベンチが有ります。休憩ポイントとして、見晴らしも良いでしょう。此処から先に進んで沢筋を登り上がると、尾根筋に出て、少し背の高いハイ松の中に入っていきます。ハイキングの気分で足を進めると、着きました、摺古木岳です。此処から15分程で本峰の摺古木山ですが眺望はこちらの方が断然良いでしょう。中央アルプスが宝剣岳から南駒ヶ岳まで一望に見渡せます。此処で充分休憩を取ったら摺古木山迄行きましょう。ここから下山する人は、今来た道を戻っても、右にまわって近道を通るのも良いでしょう。右回りのコースは急な下りの手前にベンチがあり、恵那山を奇麗に見ることが出来ます。

摺古木山を後にして安平路山に進みます。白びそ山まで尾根沿いを登っては降りての繰り返しが続きます。薮山と言われる様に笹の中を分け入って進みますが、登山者が多く入山するためか登山道も大分ハッキリしています。踏み後を良く確認して慎重に前に進みましょう。樹林の中を歩くため視界はよくありませんが、白びそ山で一息入れたら後40分、安平路小屋はもうすぐです。

安平路小屋は、白びそ山と安平路山の鞍部にあり笹原の中に立っている山小屋です。6畳程の土間と8畳程の板張りの部屋があり室内にはロフトもあるなかなかの小屋です。御岳山も素晴らしく奇麗です。

(御岳山)

目指す安平路山は小屋の向こうに見えています。右が前安平路山・左が安平路山です。小屋から40分前後で山頂です。安平路山頂からの眺望は全くよくないのですが、そこから2〜3分、念丈岳へ下った処から遥か中央アルプスを見渡せます。とっても素晴らしいですよ。

(安平路山頂から)