風越山山行(1535.1m) 10/22 曇り後一時晴れ

ふきみだる かざこしやまの 桜花

ふもとの雲に 色やまかはむ(後鳥羽院)

上図は風越山までの表示板

風越山全景

参道の始まり、石灯篭点

虚空蔵山山頂(1130)

紅まんさくの紅葉

唯一の展望ヶ所

奥の院

風越山山頂(1535.1)

高鳥屋山山頂(1160)

 

紅葉が奇麗でした

杉に纏わり着いた蔓の葉の紅葉

(コースタイム)

白山神社登山口AM9:40...虚空蔵山10:30休憩10:40...風越山山頂11:30昼食PM12:30...高鳥屋山13:30...猿倉の泉下山14:30

(参加) 西山・原・相羽・丹下・飯田・志水

風越山は中央アルプスの山域には二つある。一つは木曽側の上松町の東にある山 (1698.5m)で天狗山・萩原沢岳から三の沢岳につながる尾根沿いの最初のピークになる山だ。山頂は草原状になっていて見晴らしの良い山と聞いている。もう一つは飯田市の西に位置し、718年(養老2年)泰澄大師により開山され、白山神社の奥の院(重要文化財指定)を奉る山である。古くには”風越の峰”と呼ばれ中央ア南部を吹く風の通り道となった山域のようである。登山道手前には白山神社の里宮があり白山妙理大権現を奉っているところから地元の権現山と呼ばれている山でもある。今回僕たちは飯田市側にあるこの権現山にやってきた。中央アルプス山域は、ロープウェイが架かり設備が充実している木曽駒ヶ岳周辺をのぞくと、全体に静かな山並みが連なるエリアである。風越山もその一つであろうと思ってやって来たが、予想に反して多くの人がこの山を楽しんでいる。沢山の車と山を登る人に出会うと何だか嬉しくなってきた。夫婦づれ・家族で登る光景を良く目にしたが、飯田市民や周辺の人達に親しまれいるのだと感じる。登山道も良く整備されていた。僕達は登山口のところへ車を止め、早速準備をして登る事にした。登りだして気づいた事は、道が広い。虚空蔵山までこの道は続く。登山道なのだが、参拝の為の道でもあるためだろう、歩きやすい道を10分も行くと桜ヶ丘団地の方からくる道と合流する。此処には石灯篭があり、この宮を紹介する掲示板が立っている。高度を上げるにつれて、それまで青かった木々の葉も紅葉の色を増して来た。紅まんさくで有名な山で、赤く染まった葉と小さな花が奇麗だ。地蔵碑を横にみて更に40分程登ると虚空蔵山(1130m)の山頂に着く。晴れていれば飯田市から南アルプスまでが一望出来たはずだ。少し休憩を取って、山頂を目指した。あちこちに咲く紅まんさくの花と紅葉を楽しみながら登って行くと、途中展望の良い場所に出る。もう一息で奥の院に到着だ。登山道は樹林に囲まれ景観はないが道が良く整備されているので疲れを感じないで歩く事が出来る。奥の院手前の鳥居の所には、昔、殿様が参拝にやって来る時のための馬止めがあったと、書かれた立札がある。(と言う事は此処まで馬でやって来れたと言う事。)奥の院からは、後20分で山頂に着く。山頂は一寸した広場があり充分休憩の出来る場所だ。食事と休憩を済まし、下山は、高鳥屋山から猿倉の泉を目指すことにする。やっと山道らしくなって来た。落ち葉を踏みしめながら急な下山路を高鳥屋山に向かって進む。途中、しらびそ山から安平路山が望めた。中央アルプス南部の稜線だ。高鳥屋山(1160m)で短い休憩の後、僕たちは猿倉の泉へ向かって下山した。

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