雲取山 2017.3m

 

 

AM7:30地下鉄本郷駅...10:50御坂一宮I.C...PM2:30お祭り...4:30三條の湯山小屋

4月14・15日はオイヅル岳の計画をしていたところ、中宮温泉のゲートの開門が、4月28日からになると知り、重い荷物を背負って8キロの雪の道程も”コリャー”叶わん話と、アッサリと又の機会にしようと決定。それではと地図を開いて、この休日の山の相談を始めたところ、気候もすっきり良くなり、春めいてきたので「東京の山」、何で東京の山か良く分からないけど、春っぽい香りのする雲取山に行こうと決まる。

14日AM7時30分地下鉄本郷駅に集合。何時もの様に中央高速に入り、駒ヶ岳S.Aで休憩の後、諏訪から山梨へ車を走らせ、御坂一宮I.Cで下りる。塩山市は、街中が桃源郷と化していた。道路際から山麓まで桃の花で埋め尽くされている塩山市に十分な春を感じて市内で昼食後、国道411号線を北上して、大菩薩嶺登山口を通り過ぎ、柳沢峠へ到着。春霞のためか富士山を見ることが出来ず、峠の茶屋で買ったソフトクリームを舐め舐め、奥多摩湖畔の”お祭り”にPM2時に到着した。後山林道を2キロ程入ったところで車を置き、ゲートから1時間30分の林道歩きをする。ザックは30Lに変わり、靴もプラブーツから開放され軽くなった身に、春はいいなー、と思わずにはいられない気持ちで満開の桜に目をやりながら歩いている内に、やがて青岩谷の出合に到着。此処から登山道へと一歩足を踏み入れて、此れは凄い、立派に整備された登山道は、遊歩道そのもので30分の道程も、走りどころの草花や、うぐいすの声に誘われて歩いているうちに、あっという間に、”三條の湯”の山小屋に着いてしまった。小屋に着いて早速、鉱泉の沸かし湯に入る。夕食は虹鱒の甘露煮にマイタケの天婦羅やワサビ菜のお浸しと贅沢三昧。食後はコーヒーを飲んで楽しみ、至福の一時を味わった。......山はとっぷりと暮れてPM9時消灯......。

後山林道ゲート

青岩谷登山道口

三條の湯・山小屋

 

AM6:35小屋出発...8:30三條ダルミ8:45...9:20雲取山山頂9:55...11:10七ツ石山11:30...PM1:15鴨沢登山口着

15日はAM5時20分起床、出発の支度を済まして6時に朝食。6時30分に雲取山を目指して出発をした。なだらかな傾斜の整備された道を20分程歩くと”青岩鍾乳洞”との分岐にでる。此処を左に進み、笹の刈り込まれ、手入れされた道を更に歩き暫くすると右手に富士山が見えてきた。山の尾根の突き出しを小さく何度も巻きながら、富士山が見え隠れしながら1時間30分も歩いているとやがて登山道の傾斜も緩くなり、三條ダルミに到着。奥秩父主脈従走路上に出てきただけあって風が少し冷たい。此処にはベンチとテーブルが設けてあって、何といっても富士山の見晴らしが大変良いので、休憩をとるには良いポイントになっている。左に行けば飛龍山、山頂は右上を見上げればもうすぐそこにある。休憩の後、最後の一登りで奇麗な避難小屋と一等三角点のある山頂に到着。丸みのあるなだらかな山頂で、七つ石山迄の稜線がすっきりと見通せて、富士山と奥秩父の山並みが360度のパノラマで楽しめる。「大変良い山旅をしたなぁ」と感じた一日になった

三條ダルミ

三條ダルミから富士山

山頂と避難小屋

雲取山から富士山

雲取山から鷹の巣山を遠望

七つ石山から雲取山を見る