三ノ沢左俣遡行

参加:西山・水野・北折・志水 天気:晴れ

 

7/13 PM9:00名古屋...AM1:00敬神の滝林道ゲート

7/14 AM6:00ゲート発...AM8:30三ノ沢出合い...AM9:30五連続の滝の五の滝...AM11:40五の滝の上部...PM12:30左俣出合い(昼食)...PM13:30[F6]の滝...PM14:30[F7]の滝..PM15:30[F8]の滝..PM16:30連続のナメ滝...PM18:00台地テント場

7/15 AM6:30出発...AM6:40ナメ滝...AM8:00草突き...AM9:30スヤマ尾根...AM10:20三ノ沢岳山頂

三ノ沢左俣遡行図

 

五連続の滝5段目

厚い雪渓、大岩が目前

右俣・左俣の分岐点

 

*7月14日朝5時に起床して食事と準備を済ませると6時に出発。6時30分に敬神の滝を過ぎて7時に一の沢に出合う。滑川のゴーロを約1時間30分程歩いて、三ノ沢出合いに到着。右に入り小さな小滝を3本程越して五連続の滝の、五番目の滝の前に到着する。昨年のポイントについた。左岸からいくか右岸から登るか滝を見ている内にどしゃ降りの雷雨になり這う這うの態で逃げて帰ってきた記憶はまだ新しいものだ。今回あらためて右岸に取付いてみたがとても脆く触るだけで崩れてくる。左岸の岩は滑りがきつくて登れそうに無いので、右岸手前から高巻くことにした。滝の上に出るともう一本小滝がある。あれが五番目の滝かも知れない。少し歩く内に雪渓になった。2mはあるかと思う程の厚みで大きく沢沿いに広がっている。更に雪渓の上を進み、大きな岩を越えて歩いていったところに、右俣、左俣、中央滝との出合いに到着をした。此処で僕たちは昼食をとった。

午後1時30分遡行開始。左俣の取付きが「F6」20mで此処から始まる。左岸より中央をシャワーの中を登ろうとしたが、昨日迄の雨の為、水量が多く、水も冷たく、とても耐えられなかった。此処を左岸より入ってハーケンを1本打ってそのまま直登。「F7」10mは右岸より登る。「F8」20mは左手から登った。古い記録を持っていったが遡行図には、もうそこから滝はなかったのでゴーロ歩きかと勝手に思い込んでいたら、枯滝ではあったが2本程、階段状の滝が出てきた。其処を登り上がると、二俣に別れたゴーロの右上に小さな台地があり其処にテントを張り今日の宿泊地とした。

F6・20m

F7・10m

F8・20m

 

テントサイト

枯滝

三ノ沢岳山頂から

 

一度に木曽駒ヶ岳から宝剣岳・木曽前岳の視界が広がった。何ともひょっこりと山頂に来てしまったと言う感じがしたが、駒ヶ岳主稜線からやって来ている人達が山頂での展望と休憩を取っている中に入ってやっと山頂に着いたという安心感がでてきた。此処で暫く寝そべって僕たちはAM11時に下山開始。木曽駒ヶ岳から上松道を通り、3時には玉の窪山荘を経てPM9時30分に終了した。非力な僕には、またしても疲労困憊の3日間となったが、大変充実した山行となり楽しめた3日間でもあった。