8/3〜8/4

AM6:00敬神の滝〜 AM7:30三ノ沢出合い〜 AM11:20五ノ沢出合い〜PM12:00宝剣沢出合い〜 PM1:00”F1”の上〜 PM1:50”F2”〜 PM2:30”F2”の上〜PM3:20”F3”の上〜PM5:00稜線・宝剣山荘

 

参加:西山・横田・志水

五ノ沢・F1の滝

宝剣沢・F1の下部

宝剣沢・F1の上部

F2上から宝剣岳方向

F3の滝・5m

蒸し暑い名古屋を2日夜半に出発して敬神ノ滝砂防公園でテントを張る。何時もの事だが入渓前には明日の天気が気にかかる。テントも張りおわって、煙草を一服吸いながら空を仰ぐと満天の星だ。夏の大三角形が頭上に輝いているし、カシオペア座も良く見える。明日はきっと天気が良い。7月の幸ノ川で少し腕を痛めてから一ヶ月ぶりの山行に不安が残るが宝剣岳に突き上げるこのコースは楽しみにしていた計画だ。8月3日午前5時起床。今日の行程は長くなりそうなので5時には出発しようと決めていたが目が覚めたら既に5時をまわっている。そそくさと準備をして朝食を口に押し込みスタートしたのは6時だった。三ノ沢出合いを7時30分通過。休憩の後、奥三ノ沢・四ノ沢・前岳沢と素晴らしい滝に感動しながら五ノ沢に着く。中でも奥三ノ沢の取付きの、滝の上部にある垂直な滝はルートも見えないほど水量が多い。先日からの雨の所為か滝が雄大そのものに映る。それと比べて五ノ沢の取付きにある30mの滝は明るくて快適に登れそうだ。昼食を済まして宝剣沢と本岳沢の分岐から宝剣沢のF1・20mに取付く。2段に別れていて最初の滝は右岸を登る。その上の右手側にある滝は右岸コーナーから入り右手方向にトラバースぎみに登る。安全のためにハーケンを1本打った上で上部に上がった。僅かなナメのあと、沢は大きく左に曲がりゴーロが続く。暫くする内にF2・10mの滝と出合う。一見登れそうにも見えたがここは右岸のルンゼから高捲く事にした。細かい岩のガレで足場が大変悪く直登した方が安全だったかも知れないと反省をする。F3は滝の中央部を、シャワーを浴びながら突破する。滝はこれで終わり、更に登ると2600mポイントの二俣に出合う。ガスがかかりだしてきて山の状況が掴みにくくなってきたが右手方向に宝剣の壁があり草付が出てきたこともあって右俣へ進む。直ぐに草付に入り獣道を辿り宝剣岳下部を巻いて進むと左俣と合流した。左俣のガレを直登しても同じことだった。主稜線に向かって左手に滑川中央稜が見える。正面には木曽駒ヶ岳主稜線だ。斜度も緩くなり稜線上の登山道にポンと乗る。目の前の天狗荘のある位置にでた。長いガレ歩きだけが印象に残った沢だったが3本の滝も面白く登った。今度は奥三ノ沢か五ノ沢に行ってみたいと思いながら宝剣山荘へ向かった。