標高(2721m)

8月14日〜15日

「14日」 AM11:50親和木曽駒高原スキー場から幸ノ川徒渉点発〜四合目1700m〜力水の休憩場1900m〜五合目2020m〜六合目2180m〜PM14:00七合目避難小屋PM14:15発〜PM15:00麦草岳山頂PM15:15発〜PM16:00七合目避難小屋宿泊

「15日」AM7:00七合目避難小屋発〜AM8:45幸ノ川徒渉点着

7合目避難小屋

麦草岳山頂

雲の切れ間から

 

今年は、盆休みがまとまった日数にならなかった事もあり、14日の朝になってもこの夏の山行をどうするかを決められないでいた。友人達は13日から16日迄、小川山に行ってしまうし、西山さん達は南アルプス小太郎山にかかる扇沢に出かけてしまった。思い起こせば、昨年・今年と麦草岳周辺には何度か着ていたが麦草岳には登っていない。7月に幸ノ川の遡行をした時に見た七合目の避難小屋も、とても奇麗な小屋だった。小屋を使って麦草岳に行こう。それなら昼からでも無理なくやれる、と、早々に荷造りをして自宅を発った。

親和木曽駒高原から幸ノ川徒渉点まで車を進めて出発の準備をする。何時も早朝発が多かった中で昼から登り出すのは新鮮で、今日は小屋までと決めて福島Bコースを歩き出す。今年は沢のルートばかり行っていたような気がする。尾根筋を歩くのは久しぶりで自分のペースでコツコツと歩きだす。四合目は取付きからジグザグに登り尾根に乗っかったところ。1900mの力水の水場で僅かな水を飲み煙草を吸う。結構広い平地にベンチも造られていて、つい休みたくなる場所だ。1900mから2100m迄がきつい登りになり、後はダラダラと小屋まで続く。後一回、何処で休むか考えながら麦草岳の尾根を歩いている内に六合目の標識に出合う。一息入れて緩くなった尾根を登ると七合目の避難小屋に着いた。今日は麦草岳には登らないつもりでいたが時計はまだ午後2時を指している。地図には載っていないが小屋から直登で麦草岳に上がる道も造られている。地元の、山岳会の人達の尽力で造られたものだと思うが、その努力には頭が下がる。空荷でカメラだけ持って出かける事にした。静かな樹林の中を潜りハイ松の上を歩き出すと山頂の道標が目に入ってきた。涼しい風をたんのうして小屋に戻ったのは午後3時45分。小屋前のベンチで休憩中の2人組のパーティーに会うが、間もなく彼らは下山していった。この時間からからでも下山は出来る。登りに使った時間は2時間少々なのだから下りの事は1時間40分位のはずだ。5時前には車に戻れると考えたが、小屋に泊るのも楽しみの一つにしてきたのだからと木の香りの広がる小屋の中で長い夜の準備を始めた。