【一般山行】 1638b ・1502b 

【尾根歩き】  兀岳・夏焼山

      はげだけ・なつやけやま

◆山行日 03年(H15) 5月25日

◆天 候 晴れ ◆参加者 志水

◆タイム:PM14:05大平峠〜14:51兀岳山頂・PM14:55大平峠〜PM15:15夏焼山

”大平峠県民の森”の峠

正面が兀岳

山頂

◆報告

中央アルプスと言うには少し南に下がりすぎているこのエリアは木曽山脈の南部にあたる山域で、大平峠の道路を挟んで南に兀岳・北に夏焼山が並んでいる。2つの山の間に挟まれたこの道は南木曽村から大平村(廃村)を経て飯田市へつながる県道で、夏焼山一帯は”大平峠県民の森”として親しまれている。トンネルの入り口の手前に東屋が立ててあり進行方向に向かって右に入れば兀岳・左の階段状の登り口からは夏焼山に進む。沢山の野鳥も生息している様で立札にはその説明書きが立てられてあるが、僕にはウグイスとコガラしか覚えられなかった。家を昼過ぎに出てきた為、登山道入り口に着いたのは午後2時だった。兀岳登山道入り口には標識が立てられていて山頂までは90分と書かれている。昨日の夜の雨の所為か入り口の周辺はベタベタになっていたが、少し登って行くと小さな沢筋から別れて乾いた歩きやすい道に変わる。ルート上の笹の薮は奇麗に刈り払われて歩きやすい。間もなく兀岳の尾根に取付くと90度左に折れて尾根道を歩く。一回小さく下り兀岳の尾根を登っていくと山頂に着いた。登山道の入り口に90分と書かれてあるのは薮漕ぎを前提にしているものと思われる。奇麗に刈り払われた今は1時間もあればゆっくりと登れる様になった。山頂には今年刈り払らった樹木を加工してベンチとテーブルが作られていた。目の前に映る恵那山が悠々とその姿を現わしている。暫くの間うぐいすの鳴き声と南信の静かな山並みを満喫して、大平峠から夏焼山に向かう。”大平峠県民の森”は良く整備されていてルートは全て遊歩道化されているので自分の体力を考えたメニューづくりができそうだ。夏焼山からの展望も良く、南木曽岳も手に取るように見える。空が霞んでいなければ摺古木山も見通せただろう。スポーツ広場周辺は川のゾーンや森のゾーン等、また野鳥も多く、アウトドアの宝庫になっている。キャンプをして床浪高原まで足を延ばすこともでき、一寸したリゾートエリアになるかも知れない。中央アルプス南部周辺の山で、昼からの短い時間だったが、久しぶりに静かな山歩きが出来たことに満足と感謝をして今日の山が終った。

◆地 図 1/2.5万図 兀岳

【志水 龍雄 記】