会計誤りのチェック法

 

 事務の仕事には、にはお金の計算がつきまとうものです。その規模や種類は年間予算から日々の小口現金までさまざまです。小さい会計であればなおさら、「金額が合わない!」なんてことはなさそうなのですが、合わないときはほんとうに合わないものです。

合計金額が正しく計算されているか、計算間違いがないかを検算する。

証拠書類の金額が帳簿に正しく書き移されているかどうかを調べる。

・・・・・しかし、これでも見つからない!!そんなときは、次の手順で調べます。

 

合計金額の大きいほうから小さいほうを差し引いて、その差額をみてみましょう。

差額の半分の数字をさがす。書き写すとき収入と支出を間違えて記入している場合、この「差額の半分の数字」がどこかにあります。
<例>差額が19000円

19000÷2=8500  8500円の収入を間違って支出に記載している、もしくは8500円の支出を収入に記載していることが考えられます。

差額が99で割り切れるときは、位取りを2位誤っていることがあります。
<例>差額が8415円

8415÷99=85  この場合は85を8500または、8500を85と誤記したことが考えられます。

差額が9割り切れたときには、証拠書類から書き写すときに桁違いをしていることになります。
<例>差額 2709円

2709÷9=301  この場合は、301と3010とのけた違いを調べます。

差額が9で割り切れて、その商が1から9までの場合、数字が転倒していることがあります。
<例>差額36円

36÷9=4  この場合は、15と51、26と62、37と73、48と84、59と95などの逆記入を調べます。