漫画家 |
漫画家モンキーパンチ先生のサインです。 2001年4月27日から5月21日まで渋谷のPARCO3の7階で行われていた『Lupin the Third Exhibition 〜Featuring 峰 不二子』（ルパン３世アニメ放映30周年記念）の展覧会開催の一環として行われたサイン会で頂きました。 29日にサイン会ということでしたが、展覧会初日より会場でグッズを買った人先着100人に整理券を渡すということなので27日に整理券をもらいに行きました。27日は平日（金曜）ということもあり仕事が終わってから午後6時ごろ行ったのですがもうすでに整理券の番号は47番でした。 当日は午後2時からサイン会が始まるということで、私は現地にちょうど午後2時頃着くようにしました。着いたら展覧会の入り口付近でサイン会がちょうど始まりました。とりあえずまだ最後尾に並ばず先生のサインをするところを10分くらい見ていました。サインのみだと思っていましたが、イラストを一人一人丁寧に描いていてます。さらに本当は会場で買ったグッズにしかサインしないと告知などで書いてありましたが、色紙を持ってきた人が色紙にお願いしたら先生が「こっちのほうが大きくていいもんね！」と言って不二子を描いてもらっていました。本当に『ここまでするか！？』というくらい丁寧に一人一人描いていたので、このあと最後尾に並び、3時間並ぶ未来があったのですが、全然余裕でした。 最終的に後ろから9番目に並んでいて、もらったのが5時をまわっていました。並んでいる最中、サイン会の列は階段を下りていく形でみんな並んでいたのですが途中、隣には映画『アタック ナンバーハーフ』を鑑賞しにきた人が並んだりしていました。 まぁそれはいいとして、やっと階段から7階を見えるところまで来たら5人ずつ先生の前に通している姿が確認でしました（全員サインし終わったらまた5人通していた）。前に約30人くらいいましたが、一人につき一分から二分掛けているのと少し先生の休憩が入ったのでそこから1時間程度待ちました。 ちょうどその頃、色紙に描いてくれることは確認済みなのでそれは安心していたのですが、何を描いてもらうかを迷っていました。ずいぶん前からこういう機会があれば何を描いてもらおうかとは考えてはいたのですが、いざ現実になると、どれも描いて欲しいキャラばかりなので悩みます。 そして遂に先生の前に通されました。私は5人ずつ通される5人目にいたので前の4人がサインしてもらっている様子をしばらく見ることができました。みなさん会場で買ったテレカや書籍、それに大型のジャンパーにルパンを描いてもらっていました。そして遂に私の番になりました。もうこの時には何を描いてもらうかは決めていました。 さきほども書きましたが、サインのほうは「そこで買ったものしかダメ」とスタッフが言っていましたが、先生本人に色紙にお願いしたら、「ええ、いいですよ」と言ってくださり、「ルパンだったらもう描いた色紙があるけど？」と言われました（注１）。 「ルパンではなく銭型を描いて欲しいんですけど…」と言い色紙を出すと「ああ、銭型の父っつぁんね」といいサラサラと銭型を描きはじめました。描いている途中、私はいつもなんですが絵を描く先生方に二つの質問をしています。 「先生のペンのタッチは昔と変わっていないものなのでしょうか」と「子供の頃、マネしたり模写をしたりした方っていらっしゃいますか？」 です。 一つ目の質問に対して先生は 「変わっていますよー。昔と今とでは全然違います」と答えてくれました。 二つめの質問は 先生「やっぱり手塚先生です」 私「手塚先生ですか」 先生「あの頃は凄かったからねぇ。みんなマネしていたよ」 私「そうなんですか」 先生「藤子さんにしろ赤塚さんにしろみんな影響受けていましたよ」 と答えてくれました。 そんなことをしているうちに銭型が描き終わりその後、握手しながら写真を取らせて頂きました。で、「これからも頑張って下さい」と言ってそこを離れました。 そして後ろの9人がサインしているところを写真に収め、今回のサイン会は終了しました。 余談（でもないが）で、私はよかったのですが、スタッフに「色紙はいいですか」と聞いて「基本的に会場で買ったものしかサインしません」と言われ、言われるままに色紙を持ってきたのに出さずじまいの人も何人かいて可哀想でした。「基本的にはサインしない」と言ってますが、先生本人が「良い」と言えばそれは「例外」です。これに限らず、とりあえずスタッフではなくダメ元でも勇気をだして本人に聞きましょう（本人に聞いてダメだったら素直に諦めましょう）。 しかしながらファンサービスに対しての先生の態度に本当に感服しました。またサイン会があったら絶対に行きます。 モンキーパンチ先生、万歳！！ （注1）あとで分かったのですが、色紙を持ってきていない人やルパンを本人に色紙に頼むとで、あらかじめルパンの描いてある色紙（もちろんイラストも直筆）にサインを入れてくださるという方法をとっていました。 |
