おわび

2006年6月24日に今回、松本零士サイン会写真室を公開するにあたり
掲載されていた写真で、ある方の貰われたサイン色紙の写真が無断で公開されているので削除してくださいと
書かれたメールを頂きました。大変憤慨し、あきれておられる旨が書かれておりました。

このことに関しましては、私自身の配慮の無さが原因で不愉快な思いをさせてしまい弁解の余地もありません。
本当に申し訳ございませんでした。

また、私自身も認識しておりましたが、こういったサインを公開するページがあることで、
サインをもらいたいファンが増え、それを転売するであろう人たちの比率も増える要因となっている。とのご指摘も頂きました。

そして写真画像に対する肖像権とサイン画像に対する著作権もご指摘頂きました。
これに関しては私の認識の甘さが原因です。
サインに対する著作権というのは私はあまり詳しくないのですが、多分私が悪いのだと思います。

あと一応公開するに先立ち、作家さんにはその旨を伝え、許可を取っているのですが、その上で
’そういった 因果関係(上記の公開と転売)に当然ながら気づき、公開はやめてくれと内心考えている先生もいるかもしれない’
との厳しいご指摘も頂きました。

それを言われますと、このページの存在そのものが否定の対象となってしまいます。
ですが、おっしゃることも良く分かります。

それと’このホームページに対する一部の配慮やモラルが欠けているとの印象はぬぐえない’とのご指摘も頂きました。
そういった思いでご覧になっている方が少なからずいるということは本当に残念でなりません。

ですのでその兼の責任も兼ね、半年間「サインズコレクション」は休止しておりました。

 

休止の間、様々な方からメールを頂きました。本当にどうもありがとうございました。

 

今回、ホームページ再開に伴って一度全てのページを見直しました。ですので多少直した部分もあります。
一部の配慮とモラルが欠けているということでしたのでその辺りも見直しました。
ですが、ほとんどは当時の文章のままです。これは当時、そのページを載せるために打った文章を
できるだけそのまま残しておきたかったからです。

それに当時のもらった時の私の感想はたぶん覆りません。直せと言われても過去に起きたことなのでそれは無理です。もし指摘されて感想を修正し、楽しくなかったイベントを『楽しかった』などと書いたらそれこそ当時の自分自身の感想が嘘になってしまいます。

これは以前掲示板で私が書いた下記の文章にある
『配慮に欠けていると言われそうな文章を訂正し、綺麗に美しい言葉で書いていれば再公開できるレベルになると思いますが、個人のホームページで自分の思ったことを書けないホームページになんら魅力を感じないからです。』と言いたいことは同じです。

ですのでそういった感想部分は自分自身に嘘がないようにほとんど修正していないのでその点はご了承ください。
入手場所に関しての記載はサイン会など公にされているイベントを除いてはある程度配慮しています(過去の公開分についても)。

2006.12.25.larcket

 


著作権と所有権

2006年6月27日、今回のことを聞いてみるべく(社)著作権情報センターというところへ問い合わせを致しました。

回答は以下の通り

 個人で作っているHPで漫画家やスポーツ選手などのサインを紹介しているのだが、サインを掲載することは著作権法違反か?
 どういう形式でも許可を取っていれば問題ない

 許可を取ってないようなサインや許可を得られないようなサイン(外国人スポーツ選手など)はどうなのか?
 これは危険。とくに外国人の場合(この場合は公人や芸能人のことだとおもう)はうるさい。
だが、第三者がそれを指摘をしてもHPに削除依頼はできない。
あくまでサインを書いた本人かそれを管理するプロダクションなどが要請しないといけない。
サインは結局のところ、様々な例があるので言い方が悪いが裁判をして、裁判官の判決を聞くしかない

 もらったサインの所有権ってどうなの?
 例えば色紙にサインが書いてあったとして、色紙は貴方の所有物だから所有権を主張できるが、サインのマーク(この場合サインの形)や書いてもらったキャラクターの絵柄は書いた本人の著作物だから当然自分のものになるわけない。


と、回答を頂きました。

あと、ある方のサインは商標登録をされているそうですが、あくまでそれはマークとして登録されているのでサインとしては認めていないようなことも聞きました。

第三者の頂いたサインを公開したこと関してはサイン自体が問題ではなく、その描かれた媒体の色紙に対しての所有権の侵害のほうが当てはまるようです。

なんか難しいですが、サインに対する法律のちゃんとした取り決めがなされてないようで、サインを書いた本人やそれを管理する方などが何も言わない限り、公開はいまのところ大丈夫なようです。

ちなみにヤフーオークションで出品時に画像を撮影して出品されていますが、あれは複製権違反になる場合があるそうです。もっとも創作性がなければ問題はありませんが。

まぁそんなわけでありまして、今度からサインをもらったらその場で承諾とることにします。外国人サッカー選手などはクラブのマネージャーなどに聞くこととします。

それと「因果関係」の指摘。
ああいう表現で言われると私自身は今のところどうしようもありません。作家の心は当然見えませんので・・・。

 

 



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