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●□ 『ネットワーク テーブル』第71号    天地シニアネットワーク
○■                          2002.10.31発行
  http://www5a.biglobe.ne.jp/~tenti/
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● 会員の広場
 ◎ {評論}蕪村の俳句 第18回          高野 冬彦
 ◎ 海のシルクロードを西南へ(スリランカ・4回) 大竹 漠洲
 ◎ 仏訳:ポケット論語(20)<第19章>      柴田 雅寛
◎ サンフランシスコ・シールズ対6大学選抜軍   津田 孚人
 ◎ 私の海外旅行体験話              久恒 芳太郎
 ≪ひとこと≫
●世事有情
● 提供情報
 ■ お知らせ 展覧会、音楽会 イベント
 ■ おすすめ図書
 ■ 有用URL 最近目についた Web サイト
● 事務局から
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● 会員の広場
 ◎ {評論}蕪村の俳句 第18回        高野 冬彦 (79歳)
     新しい可能性の探求

 蕪村は前から述べていた通り、芭蕉を心から尊敬していた。しかし、芸術のためには全ての俗念というか、生活全部をなげうって、その道一筋に挺身する修行僧のような生き方から生まれる清澄透明な詩心は、経済の発展と共に市民的生活の多様化、複雑化の実現してしまった天明期には、何やら遠い存在となっていたのではなかろうか? 芭蕉を理想とする限り、俳諧の世界は出口を失って、息苦しい窮屈なものになっていたのである。
 「どうしたら、この制約から解放されるのか?」
 根からの詩人で、理論的な思考力には不得手な蕪村は、その作品の中で手当たり次第色々な実験を試みたようである。

      猿どのの、夜寒訪ひゆく、兎かな    蕪 村
      猪の、露折りかけて、おみなへし     同
 童話や民話にでもありそうな可愛らしい発想の句もあれば、これが蕪村の中で一番分かりにくい部分なのだが、狐や狸の怪異現象を本気で信じているらしい、怪談まがいの俳句が、平気で並んでいたりするのだ。

      公達(きんだち)に狐化けたり、宵の春 蕪 村
      草枯れて、狐の飛脚、通りけり      同
      きつね火や、五助新田の麦の雨      同
      戸をたたく、狸と秋を、惜しみけり    伺
 決して巧い作品とも、良い句だとも思わないが、蕪村の俳句は常に自分の現実生活に密着したり、日常的な時間・空問の次元に制約されるものではなく、もっと自由な空想的な世界に逃げ出したがっていたことは、よく解るのである。
 何しろ彼の仕事である南宋画の世界では、風景といえば日本では見たこともない奇岩怪石の重なりであり、人物といえば竹林の七賢を思わせる中国風の隠士、風流人である。全て空想の中にしかない存在を、何処までも追求する事によって、作品として仕上げてゆくのである。これが俳句の場にも応用されたのである。

 当時の俳人が作品を発表する方法というのは、現代とは全く違うのらしい。蕪村が主宰する三菓社の句会は、月に二三回開かれたものの、即席で捲かれる連句(歌仙)以外の発句は全て、前もって出された兼題に従って家で作ってくる訳で、題を巡ってどれだけの空想を働かすことが出来るかが、勝負の分かれ目になるのである。
 当然「写生」とか、「観察」とかは問題にならない。空想の中で如何に「季題」を詩として生かすことが出きるか、そこが問題なのである。
 俳句がすべて空想の中で作られるとしたら、其処ではもう、時間的・空間的な制約は一切無いということである。生来の夢想家であった蕪村は、得たりとばかり、空想の羽根を広げて、俳句の世界を拡げていったようである。

      ことさらに、唐人屋敷、初がすみ   蕪 村
      古御所や、虫の飛びつく、金屏風    同
      高麗船の、よらで過ぎゆく、霞かな   同
 唐人屋敷がどこにあったのか、そういうことは問題外である。蕪村は芭焦と違い、「旅をすみかとする。」といったことはなかったようである。長崎など生涯訪れたことはなかったと想う。言葉だけが彼の夢想をかき立てた訳である。相馬の古御所とて同様で、高麗(こま)船など形も知らなかったに違いない。
 しかし、言葉にはそれぞれの歴史があり、時代の雰囲気がある。蕪村の繊細な神経は僅かな言葉から、時間の制約を越えた不思議な空想の世界を描き出し、しっかりした形に定着させることに、詩人としての喜びを感したのであろう。

      女倶して、内裏拝まん、おぼろ月   蕪 村
      行く春や、選者をうらむ、歌の主    同
      花に舞はで、帰るさ憎し、白拍子    同
      かけ香や、幕湯の君に、風さはる    同
 京都に居住した蕪村は、当然駘蕩たる平安文化に憧れていたであろう。「源氏物語」や「枕草子⊥の世界を思わせる風俗・文物が次から次と俳句の中に取り上げられるのだが、それだけではない。「平家物語」や「太平記」のような軍記物の世界も、彼の空想の中には自由に人り込んでくるのである。

      高紐に、かくる兜や、風薫る     蕪 村
      伏勢の、錣に泊る、胡蝶かな      同
      恋ひわたる、鎌倉武士の、扇かな    同
 こうして空想の自由を認めたことで、俳句の世界は大きく広がったことは確かであろう。人々は芭蕉時代の、あの何か圧倒的なまでの倫理的な重圧から解放されて、ひたすら美しい芸術的想念の世界で、自由に遊び回れる喜びに浸った事であろう。
 しかし芸術は常に貪欲である。特に理想的な美しさには、「軽さ」がついて廻るのである。現実の生活にまつわる人間的な喜怒哀楽、或いは生きることの苦悩といった重みが足りないのである。単なる風景の描写、自然の模写では表現出来ない、詩としての深み、奥行きを実現するためには何が必要であるか? 蕪村の必死の探求は、此処から始まったと思うのである。
 俳句は、この短い詩型でどれだけのことが言えるのか--俳句の可能性の、内側ではなく、外に向かっての追求が始まったのである。

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◎ 海のシルクロードを西南へ(スリランカ・4回) 大竹 漠洲(61歳)
"スリランカはコネと賄賂が罷り通り、殺人も無罪になる国です"

 スリランカは、未だ内戦状態にあります。政府の主要な建物や仏教聖地の周辺は軍隊に守られていて、バリケードが道路の真ん中を遮断したり、土嚢を積んだ塹壕から銃口が除いていたりするのに出会います。大型の観光バスといえども時々止められ、武装兵士に迂回を命じられたり、警官に取り調べられたりします。相手との会話は、すべてシンハラ語です。普通であれば緊張するところですが、暑さのためかどことなくのんびりしていました。

 余談ですが、シンハラ語の表示文字はユニークです。文字が○(丸)を基本にして組み立てられているように感じました。この文字の起源について聞き漏らしました。スリランカにはシンハラ人とタルミ人との民族が同居していますが、国語はシンハラ語を採用しています。このため鉄道やバスの駅名は、英語を含めて3種類の文字が表記されています。この国語問題も民族紛争の原因の一つになっています。数字はアラビア数字が用いられ、距離や重量や面積の単位はアメリカ方式で英国のマイルやポンドやエーカーではありません。スリランカの旅で兵士や警察官を始め、国家公務員の職についている人にも多く出会いました。実はスリランカには悪習が残っていて、全てがコネと賄賂で成り立っている国といっても間違いのない国なのです。まず警察官です。もし警察官の前で交通違反を犯して捕らえられても、金やアラックと呼ばれるヤシ酒を袖の下で渡せば放免になること請け合いです。警察官については、日本でも最近マスコミを賑わしていますから大同小異ですね。しかし人殺しはどうでしょうか。もし殺人を犯しても政府の高官にコネがあれば簡単にはなしがつき、殺人したことも抹消されてしまう恐ろしい国です。

 また、ある学生が努力して優秀な成績で国立大学を卒業しても、普通の学生であれば望む職につくことはまず無理のようです。特に国家公務員の場合は、難しいようです。一方政府高官のコネがあると、出来の悪い学生でも簡単に良い職が得る事ができる国なのです。しかも学生時代からアメリカやイギリスに留学するのは日常茶飯事で、その親や親戚は、そこにセカンドハウスを持っている事もあるそうです。この金の出所は賄賂です。時節柄日本からのODA(政府開発資金)の使途も疑いたくなるほどです。この政府の高官の人々は、全てがシンハラ人です。ここにも北のアーリア系のインド人と南のドラヴィダ人の縮図が存在しています。しかもスリランカには、イスラ−ム教のアラブ系が加わっていますから一層複雑にしています。

 1980年代に勃発して現在は沈静化に向かっているテロ事件も、複雑な民族問題を基本にした不平等の鬱積が原因です。都市と農村、また都市では住民の間の貧富差が顕著になったためです。この傾向は、現在の中国にも当てはまります。中国政府が軍事力強化を計っているのは、国土防衛よりも自国内の少数多民族制圧ためのような気がします。スリランカも同じなのです。

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◎ 仏訳:ポケット論語(20)       柴田 雅寛(63歳)
   第19章

● 訓読
子曰く、吾が道は一(いつ)以て之を貫く。
曾子曰く、夫子(ふうし)の道は忠恕(ちゅうじょ)のみ。(里仁第4−15)
……………………………………………………………
●現代語訳(宮崎市定)
孔子曰
く、私の道はただ一筋の道だ。
曾子曰く、孔先生の道は真心の一本道なのだ。
……………………………………………………………
●仏語訳(柴田)
Confucius dit : ≪ La voie que je suis se resume a un seul principe. ≫
Le maitre Zeng dit : ≪ La voie du Maitre est simplement la sincerite allieea la consideration. C'est tout.≫
……………………………………………………………
●参考英訳(Chichung Huang)
The Master said : ≪ My Way is threaded together in one string. ≫
Master Zeng said : ≪ The Master's Way consists in wholehearted sincerityand like-hearted considerateness, that is all. ≫
……………………………………………………………
●MY COMMENT
童門冬二の「男の論語」は、わかりやすく、こんなふうに書いてある。
「忠といえば、すぐ主人に対する忠誠心と考えがちだが、必ずしもそうではない。忠というのは、<自分の良心に背かないこと>という意味である。恕というのを、一般に<ゆるす>という意味に受け止めがちだが、そうではない。<他人の立場に立ってものを考えると言う、優しさと思いやり>のことだ。」

論語注釈のオーソリテイである吉川幸次郎の解釈は次の通りであった。
「うちの先生の方法は、忠と恕、ただこの二つであると。忠とは自己の良心に忠実なこと、恕とは他人の身の上をあたかも自己の身の上のことのように親身になって思いやる。この二つのものによって、先生の方法は一貫されている。
つまり孔子の行動なり思想は、現象としては、さまざまのあらわれ方をするが、その根底には、統一されたものがつらぬき流れている。統一したものの内容は、忠と恕である。」
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● 論語こぼれ話

「元號と西暦」
宇野精一著「論語と日本の政治」には、つぎのような記載がある。要約すると、「元號は漢の武帝(前140−前87)の時から始まったとされている。広大な中国領土内で天子に服従する象徴として、元號を使用すると決めたのである。従って、元號は1911年の清朝滅亡まで続いた。我国は隋の時代に中国との交流が始まり、唐の時代にピークを迎え、元號制度も取り入れたけれども、日本は独自の元號を採用した。その最初は孝徳天皇の大化(645-649)であり、これにより我国の独立性を表明したのである。現在でも英国では、公式の書類には国王の何年とキリスト紀元を併記している」と。

更に、著者は「西暦はキリスト紀元であり<主の年>即ち、"ANNO DOMINO"(A.D.)である。信仰深いクリスチャンならならばいざ知らず、信者でもないのに<主の年>で数えることもあるまい」と主張する。
しかし、私見としては、平均的日本人は、使い勝っての良い西暦(A.D.)の使用にあまり抵抗感がない。八百万の神々の存在を受け入れ信じる国民性の故であろうか。
他方、キリスト教徒でない西欧人は、"A.D."の代わりに"C.E."(Common Era)、"B.C. "の代わりに"B.C.E."(Bofore Common Era)を使うことにこだわる人もいるようだ。
"A.D."は "ANNO DOMINO"(ラテン語)であり、"B.C. "が"Before Christ "
(英語)であっても、我々にとっては、使い慣れているから何にも気にならない。元號と西暦の併用による換算も面倒であり、思いきって、西暦一本に統一しても良いのではないかと思うが。
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●フランス語ひと言コーナー

「忠恕について」
論語のキーワードの中で、「忠恕」と言う言葉ほど日本人の感覚に馴染まないものはない。「忠」は忠君愛国の忠、「恕」はよくわからない。私は漠然と「信頼していた友達から騙されても、許してやる」というような意味を想像していた。
しかし、意外にも、論語の注釈は以下の通りであった。
(1) 渋沢栄一
忠は、こころから誠意を尽して、事に臨んで親切を第一とすること。恕は思いやり。「己の欲せざる所は人に施すこと勿れ」も恕であり、「それ仁者は、己立たんと欲すれば人を立て、己達せんと欲すれば人を達す」も恕であると言う。また、曾子は「仁を実行する上においては、忠恕のみ」と言う。
(2) 宮崎市定
忠恕は「真心」の一言である。
(3) 吉川幸次郎
忠とは自己の良心に忠実なこと、恕とは他人の身の上を親身になって思いやること。
(4) 宇野哲人
己の心を尽すのが忠であり、己の心を推して人に及ぼすのが恕である。
(5) 穂積重遠
誠実と思いやり。
(6) 全訳漢辞海
まごころによる他人への思いやり。

(7) 柴田のコメント
「宮崎論語」の注釈では、忠恕は「真心と思いやり」というような二つのことではなく、孔子が「一以てこれを貫く」と言ったように、一つの行為であるという説は説得力があるので、「誠意を尽して、人の為に思いやること」が一番適切な訳語であるが、日本語らしい日本語は、やはり「真心と思いやり」であろう。いみじくもこの言葉は、ヤマト福祉財団理事長小倉昌男氏のモットーでもある。(日経マスターズ2002年7月号)

仏訳本の訳語を見ると、
(1) Anne Cheng : "exigence envers soi-meme, mansuetude pour les autres"
(2) Seraphin Couvreur : "se perfectionner soi-meme et aimer les autres comme soi-meme"
(3) Andre Levy : "l'exigence envers soi-meme et l'indulgence a l'egard d'autrui"
(4) Lun Yu : "loyaute et pardon"
英訳本の訳語は、次の通りであった。
(1) Chichung Huang : "wholehearted sincerity and like-hearted consderateness"
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◎ サンフランシスコ・シールズ対六大学選抜軍  津田 孚人(65歳)

 11月9日から日米野球が始まる。日米野球というと私達の世代は、何と言っても「サンフランシスコ・シールズ」「オドール監督」がなつかしい。当時野球に夢中であった豆ファンにとってアメリカの野球チームは、全く新しい文化であり文明であった気がする。
 「シールズ」の来日は、「読売新聞」と労働争議で騒然としていた日本へ米国チームを連れてきて、何とか民意を落ち着かせようとした、「GHQ」の思惑が合致して実現したようだが、昭和24年10月15日の後楽園での巨人戦を皮切りにして6戦行われ大いに日本中を沸かせた。
 当時の新聞を見ると、緒戦の対巨人戦は後楽園球場で行われる予定だったが、朝から雨で「やるのか、やらぬのか」の問合せが殺到し、「いかなる天候でも決行」という臨時ニュースをNHK放送を通じて流し、試合を行ったとのこと。このときオドール監督は、「こんな雨などたいしたことない。ベーブルース達と来日したときは、これよりひどい雨の日に長靴はいて乗り込んだことがあった」と言ったそうです。試合は、川崎、別所、藤本の投手陣が総崩れで、4−13で巨人は大敗を喫した。
 サンフランシスコ・シールズは、米国ではメジャーリーグのチームではなく、マイナーリーグAAAのチームでしたが、コミッショナー制度が出来てスタートしたばかりの日本プロ野球にとって日米の格差はあまりにも大きく、日本側全敗で終わった。

 さてこのとき東京都内一円の小中学生に「シールズ」を直接見ることのできる思いがけないチャンスが与えられた。子供好きと言われた「オドールおじさん」が「オドール・デー」を設けて後楽園球場に招待してくれたのである。当時私は小学5年生でしたが、先生に引率されて後楽園に行き、「シールズ」の試合を目の当りに見ることができた。初めてアメリカ文化の一端に接することが出来たのですが、それは大変な感激でした。
 そのときの対戦相手は、急遽組まれた臨時試合だったせいか「6大学選抜軍」でした。勿論、当時の6大学野球は、実力的にプロとさして差がなく対戦相手としては問題なかったのです。
 先発メンバーは、投手関根(法政)、捕手宮原(早大)、一塁手山村(慶大)、二塁手山崎(立大)、三塁手吉岡(慶大)、遊撃手蔭山(早大)、左翼手岩中(慶大)、中堅手徳丸(慶大)、右翼手石井(早大)。その後プロ野球、都市対抗野球で活躍する実力派揃いでした。試合は延長戦になり、13回までいって2−4で選抜軍が負けたが、関根投手の素晴らしいピッチングは、大変印象的でその後も長く記憶に残った。そしてなににもまして球場に来ていたアメリカ人や、初めてのコカコーラ、ホットドッグは新鮮で、まさしく新しい文明に接した気がした。
 そのときの模様を朝日新聞縮刷版でみてみると(昭和24年10月31日(月))『きのう30日の後楽園球場のシールズ対6大学選抜野球試合は、豆野球ファンを有頂天にした。ぼくらの"楽しいオドール・デー"だった。内、外野スタンドを埋めた黒の学帽、おかっぱ、白の運動帽の顔々が試合開始前、ホームプレートに立ったこの日の主催者オドール監督に感謝の拍手を送れば「こんなにも沢山の少年、少女を迎えてこんなにうれしいことはない、皆さんにシールズ軍訪日記念のプログラムと軟式ボールをあげましょう」とアナウンスされると付き添いの先生がみんなにプロを渡す、オドールおじさんは「愛する日本の少年少女」のためにスポンジボール1千個をプレゼントしたり、スタンドに入ったファウル・フライを特別に進呈するなど大車輪のサービス振り、殊に予定を変更して先発投手を買って出てヤンヤの拍手を浴びるなど少年ファンにとってはこの日は最良の日だった。かくて午後1時15分試合開始。2対2の均衡は容易に崩れずくじ引きやジャンケンなどで幸運を引き当てた都内一円の学童約2万7千人と特殊施設の子供達や北海道、千葉、茨城、埼玉から押しかけたザット4万に上る学童の熱狂と興奮のうちに試合は13回におよぶ延長戦ののち4対2で学生チームは敗退した。この間「ワーッワーッ」の叫び声をよそにネット裏に控えた"沈黙の集団"都立品川ロウア学校ほか3校の不幸なロウア生徒約五百名がオドールおじさんへの感謝を身振り手振り忙しく"声無き観戦"を続けていた』
 どのような経緯で連れて行ってもらったのか、いままで全く知りませんでした。まして東京都内の学童だけでなく千葉や茨城、埼玉の学童に北海道からも招ばれて来ていたとは知らず、これからすると、この試合をご覧になられたシニアの方が結構いらっしゃたのではないでしょうか。いずれにしろ6万7千人のファンが集まったとのことですから驚きです。

「東京では東京都下一円の15歳以下の中学生と5年生以上の小学生が対象となって、1校につき25名の割り当てがあり、学校ごとに区役所、市役所へ申し込みをした。受付は試合前日の午前9時からで、到着順に内野、外野に割り振られた」という記事があった。我々は、内野席で観戦しましたので、担当の先生は、早めに申込に行ってくれたのでしょう。

 その時初めて飲んだコカコーラは、本当に甘く印象的であった。やや薬くさい感じはしたが、アメリカを感じました。ホットドッグも食べた記憶があり、今までずっと無料で支給されたものとばかり思っていたが、新聞には、コカコーラ一本50円、ホットドッグ一本100円で売られていたのを当日は特別に半額で売ったとあり、どうも自分で買ったようだ。。ホットドッグ一本100円は今とあまり変わらない気がするが、この日米野球のときに限って、アメリカ食料品の「飲食販売御免」ということで、コーラ、ドッグのほかアイスクリーム、チョコレートの販売も自由で、球場に来た野球ファンは大いに腹を膨らまし、買い込んだと報じられていた。

 オドール監督は、帰国に際してメッセージを残していきました。それは「ファン受けするような不真面目な仕草や動き、ボールが来ないのにタッチをするような偽装プレーが日本選手には多くフェアプレーでない」いというものですが、そのようなプレーは、現在も高校野球で時々見られる。当時の学童が高校野球の指導者層にいることを考えると、オドール監督は天上から怒ってるのではなかろうか。
 いずれにしても今年の日米野球は、イチロー選手が加わるとのことなので大変楽しみです。
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◎ 私の海外旅行体験話          久恒 芳太郎(78歳)

 楽しい海外旅行記を拝読し皆さんの快適な旅行を喜ばしく思います、しかし楽しいことのみではなく失敗談もあるでしょう、また嫌な思いをした事もあるでしょう、それで私の体験話を紹介します。

台湾でのこと町で土産物の買い物、見物と歩いていると一人の現地人が近寄り日本のかたですかと声をかけられた、観光旅行で買い物をと思って歩いていると答えると良い店を案内しますと言うので自分で選ぶから良いと断ったが付いて来るのです、適当な店を認めたので木彫りの動物を3個購入した。そのときついてきた現地人は店の人と何か話していたが気に止めず支払いをして店を出た、しばらく散策して飲み物でもと一服するべく喫茶店にて休憩して帰路についた、途中先程の土産店を見止め木彫りを買い足そうと思い数個買いました、支払いするべく値段を聞いたところ大変安いのです、不信に思い先程買ったときと値段が安い理由を尋ねたらお客さんと一緒の現地人は所謂パイロットという観光客相手のたかりを専門にする者でコミッションをとる者で店としても嫌がらせをされると困るのですとのこと。
 そこで我々はパイロットがついて来たら絶対買い物はせず喫茶店などに入りお茶などを飲みながら退散するまでいることです、喫茶店まで入ってくるが相手をしないことです。2.3倍位取られていますよ、この様な人とは無視することです、とてもしつこいですが我慢比べです、後日現地の人の話ではこの様な店には価格が3種類あるというのです、観光客には一度きりだから高くしている、仕事などで時々くる人にはその次の価格で、その他の人には三番目の値で売るそうだ。

 タクシーでの事、インドカルカッタの車はメーターが外に付いている、目的地に着き下車するときいくらかと聞かない事です、運転者はメーターをさっと戻して法外の金額を言います、高いなあと思い支払いますが小額なのでまあ良いかと払いました。タクシーで目的地に付き降りるとき、自分でメーターを見てその金額を確かめチップを加えて払えばよいのです、と教わりました。又映画館とか劇場で切符を買うときでの事です、10ルピー札を切符売り場の窓口に出したときのこと、お釣りの小銭を出し切符を出すのです、それを受け取り中へ入ったのですが、そこで気が付いたのです、コインをまず出しそれから紙幣を出し10ルピーと言って切符を出すのが、普通なのにうかつにも気が付かずにいたのです、畜生と思ったが後の祭り。
 ニュージーランドへの旅行記読みました、小生も以前仕事で数回行きました、年間5回ぐらいネルソンと日本の間を木材、チップの輸送の仕事です、北島と南島の間の湾でリゾート地で景色は良く、緑の多い穏やかな処でした。リタイヤしたら住みたいなあと思うようなところで又行きたいところですね、シンガポールも良いです、戦後マレーシヤ独立後華僑を中心として分離独立したゆえ華僑が多い町ですが治安は大変良く又清潔な町で日本人に対してもよく、お金を沢山落とすからでしょうか。(2002.10.21受付)
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◎≪ひとこと≫
☆ 拉致事件のニュースはあまり見たくない。先日の横田めぐみさんの娘さんのインタビューはひどい。15歳の少女を引っ張り出して何を聞こうとしたのか。知るべきことを聞くのがジャーナリストの責務と記者が言っていたが、おごりも甚だしい。社会部の発想は、政治、外交にイコールではない。北朝鮮に残された子供達も被害者。周りがはしゃぎすぎるのは問題。心の無い行為は、だれも受け入れない。(I・H 65歳)

☆ 衆参両院の補選が行われたが、低調な投票率は政党政治の終焉を告げているようである。政策集団である政党が、同じ党内での政策がバラバラでは、投票のしようがない。政党・派閥は金権のためだけの集まりという姿がますますハッキリしてきた。投票所の係りも手持ち無沙汰で気の毒。時代は変わってきている。政治に使われる税金は大胆に減らしたほうが良い。大胆なリストラが必要。(T・T 65歳)

☆ この世界的デフレ傾向は続く。戦争のような大消耗戦が起きないと解決しない。悲観的にならざるを得ない。(K・Y 65歳)

☆会員の市村季子(きみ)さんから、句集「一木」(発行所:ふらんす堂
(http://www.ifnet.or.jp/~fragie)を頂きました。鹿火屋同人です。友人・知人の句集は面白いもので、読んでいて、納得したり、嘘を付けと思ったり、色々な句に出合います。“Young at heart”な彼女に、「ほんものの老女になりたし」とか「きれいに齢重ねたし」と詠まれ、「自分史に青春ありや」と言われると、女子校の先生の卒業が少し早過ぎたのではないかと思われます。
  会う人も会う人も媼春の山
  ゆれ動く乳房のごとき八重桜
  われの眼と似たる出目金眩しくて
  鬼やんま風の中より生まれけり
 ここ8年間の句集で、自薦のないユニークな句を抜き出しました。何年後かに上梓される第3の句集が楽しみです。(天地事務局:小作暁介 64歳)  

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●世事有情
☆ 全日空が10月1日から新型運賃として「一日乗り放題一万円」を売り出した。新聞によると一万円で全日空、エアーニッポンの国内線が全部乗れるとあって、販売日初日は行列が出来たとのこと。日帰りだが一万円で沖縄往復できるとすれば、東京、大阪のような都会にすむ沖縄の人には朗報と思われる。今回は、12月1日だけの分で、今後毎月1日がセットされ、2ヶ月前から売り出されるそうです。忙しい大都会に住む人向きの商品。なお一日で回れる最長ルートは、羽田―石垣―那覇―大分―関西―札幌ー羽田でハワイ片道に匹敵するとのことです。
☆ 食欲の秋です。スパゲティのお好きな方は多いですが、「主婦の好きなスパゲティ」のランキングが以前新聞に出ていました。奥様ご一緒の時の参考にしてください(?)。1≫たらこ・めんたいこ、2≫ミートソース、3≫カルボナーラ、4≫ナポリタン、5≫ボンゴレ・ビアンゴ、6≫(アーリオオーリオ・エ・)ぺぺロンチーノ、7≫ボンゴレ.ロッソ、8≫ペスカト―レ

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● 提供情報
■ お知らせ 展覧会、音楽会 イベント
◎ 《新宿ゲームフェスティバル:世界のゲームで遊ぼう!》
 囲碁・将棋・連珠・オセロ・チェスなど、世界のゲームを体験できる。囲
碁の子供9路盤大会・入門コーナー、第3回本間杯全国盲人オセロ大会、海
外留学生のため日本文化紹介コーナー等。鉄道模型の汽車も走る。
 日時:2002年11月4日(月、振替休日)10時〜16時
 会場:新宿郵便局大会議室(9階)
    JR新宿駅西口から徒歩5分(新宿駅地下6番出口)
 参加費:大人\1,000、小・中学生無料。
 お問合:NPO盤友引力 TEL.03-3205-1746 (コスモ)
     http://plaza24.mbn.or.jp/~cosmohp/banyu.html
◎ 「ピアノとワインで楽しく」解説つきコンサート
 2002年11月9日(土)13:30〜  入場料 3000円
 場所:山梨県勝沼町 グレイス・ワイン・ホール(中央葡萄酒)
 歌、ピアノ、絵と詩の朗読(村田百合子)、
 ワインテイスティング・レクチャ
 申込:0553-44-1230 http://www.grace-wine.co.jp/
◎第6回シニア社会塾
□日時:2002年11月9日(土)14:00〜16:00
□場所:早稲田大学 7号館2階 219号室
(参加料・会員:1000円・非会員:1500円・学院生:500円)
□講師:小島ブンゴード 孝子(ユーロ・ジャパン・コミュニケーション社代表)
□テーマ:「デンマーク高齢者のいきいき自立生活の秘訣〜日本と違う福祉・家族・子育てなど〜」
申込:シニア社会学会事務局
 E-mail:jaas@circus.ocn.ne.jp 電話&FAX:(03)5778-4728
◎会員の吉岡さんからのイベント協力依頼です。
   ---------メール文-------------  
「JHP・学校をつくる会チャリティイベント」
私が 事務局長をつとめておりますNPO団体「JHP・学校をつくる会の活動」では、昨年に引き続き今年も活動資金を集めるため、下記のようなチャリティイベ ントを開催することになりました。コンサートとバザーよりなる楽しいイベントです。
日時:11月14日(木)バザー開始4時、会場5時、開演6時
場所:赤坂アクトシアター(TBS本社敷地内)
出演:武田鉄矢と海援隊、上条恒彦、津軽三味線新田親子他
チケット:一般5,000円、会員4,000円、
吉岡宛メール(yoshioka-kenji@fan.hi-ho.ne.jp)か電話03−37065404で申し込んでいただくと会員価格でチケットとチラシをお送りいたします。
◎Beautiful Sound Corner in MUSASHI
第22回“室内楽の楽しみ”
日時:2002年12月1日(日)午後2時開演
場所:府中の森芸術劇場ウィーンホール
出演:鈴木理恵子/ヴァイオリン 松谷園子/ピアノ 毛利恭三/コントラバス
入場料:3000円(前売り)3500円(当日)問合せ・申込み:毛利まで
Tel.Fax 0467-76-1750 mouri-kyo@ma3.justnet.ne.jp B.S.C.のホームページ http://www3.justnet.ne.jp/~mouri-kyo

■ おすすめ図書
●「だめな歯医者はすぐ削る」平澤正夫 草思社  2000
先進的歯科医療の例を紹介。むし歯・歯周病撲滅の可能性にも触れる。むし歯予防の最善の策は、水道水のフッ素添加というのが世界の常識とのこと。日本では一旦きめた法規が現状にそぐわなくなっても既得権維持のためか、簡単には修正できないことは多い。この出版社は比較的ユニークなものをだす。。

■ 有用URL 最近目についた Web サイト
<健康・医療>
http://www.teeth.co.jp/ 歯のページ
http://www.jjcc.gr.jp/wh/ 女性向健康情報/米系医療メーカー 
<生活>
・ネット通販
http://www.curio-city.com/jungle/ TBS/i&C Jungle
http://www.nandaro.net/ 日本テレビ放送網/なんだろうネット
http://shop.fujitv.co.jp/ フジテレビジョン/FUJITV WEB SHOP
http://www.fujitv-mirai.com/ フジテレビ未来通り
http://www.rakuya.com/ 額縁・画材 送料一律500円/楽屋
http://pet.lycos.co.jp/ ペット犬図鑑
・宇宙に関するwebpage
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/koshiba/ 小柴名誉教授関連サイト
http://www.kek.jp/kids/高エネルギー加速器研究機構−キッズサイエン
http://www.shimadzu.co.jp/aboutus/nobel/田中耕一ノーベル賞受賞関連情
http://www.cgh.ed.jp/TNPJP/nineplanets/ The Nine Planets(9つの惑星)
http://www.nasa.gov/ NASA 宇宙30万の画像を検索
http://nix.nasa.gov/ NASA Image eXchange
http://hubble.stsci.edu/ ハッブル宇宙望遠鏡
http://www.pubzine.com/detail.asp?id=16377 宇宙関連専門用語集、リンク集など
<IT・情報検索>
http://webcatplus.nii.ac.jp/ ウェブカットプラス/国立情報学研究所
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● 事務局から
・視覚障害のある松本さん、長澤さんの2人の女性が事務所を訪ねてこられました。会議や講習会の録音テープからの文字起しが出来るそうです。ニーズがありましたら是非事務局までご一報下さい。
・シンハラ語の表示文字は○(丸)を基本にして組み立てられているとのこと。先年ミヤンマー(ビルマ)へ行った時も同じような文字でした。スリランカ文化はミヤンマーへ伝播しているのでしょう。(μ)
・NPO法人(特定非営利活動法人)という言い方は日本でしか通用せず、国際的には非政府組織を意味するNGOが使われておますと吉岡さん。どうりで先日、韓国人と米国人からNPOとはと尋ねられました。(μ)
・800字程度の書評・感想文などを求めています。
・会報郵送の場合毎月1回プリントしてお届けします。実費1通分200円 
 振込先:三井住友銀行神田小川町支店 7871532 テンチシニアネットワーク
・配信不要の場合はご一報ください、中止いたします。
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天地シニアネットワーク事務局 (津田孚人、小俣光夫、小作暁介)
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町1−6−21−2F
TEL&FAX  03−3254−7321
E-Mail  tenti@mvc.biglobe.ne.jp
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